お医者さんは教えてくれない 妊娠・出産の常識ウソ・ホント

制作 : Emily Oster  土方 奈美 
  • 東洋経済新報社
4.20
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本棚登録 : 56
レビュー : 11
  • Amazon.co.jp ・本 (340ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784492045541

作品紹介・あらすじ

いま、米国で話題沸騰の最新医学情報!

●妊娠初期の40℃以上のお風呂→無脳症のリスク
●レアの肉、ガーデニング→トキソプラズマ症のリスク
●体重の増えすぎより十分増えない方が問題

データ分析のプロが、信頼できるデータを提示し、知られざるリスクも明らかに!
妊娠しやすくする方法、男女の産み分け、食べたほうがいいもの・食べないほうがいいもの、体重増加に関する情報、つわり、出生前診断、出生前スクリーニング、早産、ハイリスク妊娠、陣痛誘発剤、バースプラン等を徹底分析。
妊娠から出産までの各段階で「気をつけるべきこと」と「悩まなくていいこと」を丁寧に解説します。


【推薦の言葉】
「本書はこれからママになろうとしている女性たちに大きな安心感を与えてくれる。オスターは妊娠にまつわるくたびれた神話のウソを暴き、本当に大切な問題に光を当てた」
――ハーヴェイ・カープ(ベストセラー『赤ちゃんがピタリ泣きやむ魔法のスイッチ』の著者、医学博士)

「エミリー・オスターという優秀な書き手によって、ようやくすべてがすっきりした。オスターは大いなる不安と世の常識に挑み、読者に事実を提示する。本書は新たな知識を与えてくれると同時に、心を落ち着かせてくれる。私まで妊娠したい気持ちになったほどだ」
――パメラ・ドラッカーマン(『フランスの子どもは夜泣きをしない パリ発「子育て」の秘密』などのベストセラー作家)

「本書は読者を、妊娠と出産をめぐる興味深くも安心感のある旅へといざなってくれる。しかも一つひとつの曲がり角に、進むべき道を示すデータがある。初めから終わりまで、オスターは妊娠に関する既存の研究の主要成果を丁寧に読み解いてくれる。唯一残念なのは、私と妻が三人の子供を授かる前に本書のすばらしい知恵を享受できなかったことだ」
――チャールズ・ウィーラン(『統計学をまる裸にする データはもう怖くない』の著者)

「妊娠中の不安を鎮める特効薬はデータしかない。その確かなデータを提示してくれるのがエミリー・オスターだ。著者の人間味あふれる読みやすい本書は、妊娠中の不安を半減させてくれる。妊娠の研究に新たなヒロインが誕生した。すべての妊婦が本書を歓迎し、オスターにエスプレッソをおごりたい気分になるだろう」
――レイチェル・シモンズ(ベストセラー作家)

「本書は妊娠にまつわる一番大切なデータを興味深く提示し、安心感を与えてくれる。これから親になる人たちにとり、常識を疑うきっかけになるはずだ。ベッドで安静にしていれば安心と思っているなら、考え直したほうがいい。本書はあなたが手に取る妊娠本の中で一番大切な一冊になるはずだ」
――スティーブン・D・レヴィット(ベストセラー『ヤバい経済学 : 悪ガキ教授が世の裏側を探検する』の共著者)

感想・レビュー・書評

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  • 身体は冷やすな!子宮をとにかく温めろ!いいから温めろ!みたいな妊活本ではなく、実体験と科学的研究データを載せた本。こういう人、日本人にもいればいいのにな。

  • タイトルはあおり気味だが、データと研究に基づいた読みやすいタイプの学術書。
    ミクロ経済学者である著者の実際の妊娠と出産に際して集めたエビデンスが惜しげもなくかかれている。
    ただそのため著者の主義が入り込んでいる部分もあり、エビデンスの部分だけを取捨選択した方がいいかもしれない。
    子供がほしいなら読んでおいて損はない。

  • 著者にとても共感!何事も根拠となることが知りたい。「ほとんど問題ない」の「ほとんど」ってどのくらい?!という、妊娠出産のあれこれを根拠に基づき提示してくれている。また、根拠となることを提示してくれているだけて、あとは個人のメリットデメリットに照らし合わせて考える。という考えにも好印象。根拠を踏まえた上で答えを出すこは自分である。妊娠出産に限らず、本を読むだけの頭デッカチにならないようにしたい。
    妊娠した際にしっかり読み直したい一冊。

  • 経済学者が妊娠・出産のこれってどうなの?を具体的な論文や数字を根拠にその真偽を検証している。妊娠出産って、先生や周りのの言うこと、本やネットなどの情報につい振り回されがちだ。でも「何を根拠に?具体的なデータは?」この経済学者的な冷静な視点、積極的に情報を収集する姿勢は、妊婦が自分にとって快適かつ最適な妊娠生活を送る上で非常に大切なことだと思う。感情やなんとなく言われたから、で決めるのではなく、データをもとに決める。素人には少し難しいかもしれないが、そういう物の見方ができるようになったらいいなと思った。

  • [図書館]
    読了:2016/5/8

    妊娠前、妊娠中、出産後に不安になる事柄について、すべて裏付けのあるデータ重視で教えてくれる。
    いわゆる妊娠・出産アドバイス本だと古いデータを基にした言い伝えをそのまま守ってたり、医師ですら根拠のない制限事項を妊婦に厳格に守らせていたり、周りの他人は無責任に自分の経験則を押し付けてきたり、妊娠したい人や妊婦を混乱させる状況は彼の国も変わらないのだと分かった。

    医療関係では無作為抽出試験は難しい(ランダムに選んだある妊婦100人には1日9杯コーヒーを飲ませ、別の妊婦100人にはコーヒーを全く飲まない生活を送らせる、なんて倫理的に許されない)ため観測データからの研究が多いことなど、統計・データの扱い方についても良い学びになった。

  • 【選書者コメント】こんなタイトルですが、書いているのは気鋭の経済学者。妊娠・出産についての世の風説にひたすらエビデンスを求め覆していくのは痛快。社会科学を学ぶ我々にとってはいかに統計データをもとにものを考えるかの参考にもなる。
    [請求記号]5900:124

  • とてもおもしろい本。著者は完全母乳で育てたみたいなので、このノリで母乳神話も突き崩してほしいわ。

    エピローグに「「乳頭混乱」について調べてなかった自分を恨めしく思った」とあるの、私も同じだった(笑)。私も妊娠中の禁忌は「それってホント?」と思って本や論文を調べてお酒やコーヒーを飲んだりしてたのに、出産後の母乳育児はまったくお勉強してなかったので乳頭混乱について夜中にiPhoneで調べる羽目になった。

    絶対に予定通りになるはずがない「バースプラン」がばからしい、というのも賛成。あれは「アロママッサージ希望します」とかじゃなくて、「医療的な選択肢とリスクに対し、どういう選択をするか」ていう要望書にするべき。

    出生前診断や食べ物のところは文化的な差があるかな。VBACのリスクもなるほど。妊娠中の楽しかったこと思い出して、また生んでもいいな~と思えた。

  • 経済学者である著者が、自分の妊娠・出産をきっかけに、世間に広まっている「妊婦あれダメこれダメ集」の根拠をがっつり調べてみたよ本。妊活・産活本はいくらでもあるが、これほどエビデンスがしっかり示されるものは見たことないので、貴重。以下、トリビア的にメモしておく。

    ・妊娠中、アルコールは1日1杯程度なら赤ちゃんへの影響はない。
    ・コーヒーも2杯までは影響なし。3~4杯でもまず大丈夫っぽい。
    ・タバコは危険
    ・出産前スクリーニングを行うなら、絨毛検査と羊水検査でリスクに差はないので、妊娠の早い時期に実施できる絨毛検査のほうが優れている
    ・赤ちゃんは羊膜嚢に包まれているので、妊娠中のセックスが危険を及ぼすことはない
    ・かなり頻繁に乗らない限り、飛行機での放射線被爆は影響なし
    ・赤ちゃんの体重は、妊婦の体重増加と比例する
    ・産み分け法に根拠無し
    ・妊娠中の運動、おおいにけっこう。ヨガおすすめ。

  • 良書だがいつこれを使うのだ。
    東洋経済どうしちゃったの、というのはあるが、経済学の方法論でデータを読み解き、古びた常識に依拠する無責任な助言を打破するという本。無根拠なアレを学問で打破する系訳書は、心理学風自己啓発界隈ではよくあるがこういう分野でも出ておるのね。

  • 山形浩生さんのブログの紹介で知った。自分で納得して決めるための姿勢を学べる本。著者のキャラが良いね。

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著者プロフィール

エミリー・オスター
シカゴ大学ブース・スクール・オブ・ビジネス准教授
2007年には一流の講演者が集まることで有名な「TEDカンファレンス」に登壇したほか、その研究成果は『ニューヨーク・タイムズ』、『ウォール・ストリート・ジャーナル』、『フォーブス』、『エスクァイア』など主要メディアで紹介されている。夫は経済学者ジェシー・シャピロで、両親も経済学者である。愛娘ペネロペの母親の顔も持つ。

「2014年 『お医者さんは教えてくれない 妊娠・出産の常識ウソ・ホント』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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