SHOE DOG(シュードッグ)

  • 東洋経済新報社
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  • Amazon.co.jp ・本 (560ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784492046173

感想・レビュー・書評

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  • 信念は揺るがない。
    文章がゆるい。

  • ★きっかけ
    ビジネス書大賞2018大賞。色んな会社のノンフィクションものを読みたかった。

    ★感想
    ナイキ創業者のノンフィクション、挑戦だったけど面白かった!
    550ページを2週間で読み切ったことに自分に拍手(笑)
    ただ洋書の独特の言い回しが周りくどくて読みにくく、再読はないなと思って★3つ。

    全ては、日課のランニングの最中に、「アスリートになれなくても、アスリートと同じような気分を感じる方法はないだろうか。仕事ではなく、常にスポーツをプレーする気分を味わう方法はないだろうか。それに近い気分を味わえるほど仕事を楽しむ方法はないだろうか」の考えからはじまっていた。
    「走り続けろ、立ち止まるな。目標に到達するまで、止まることなど考えるな。そこがどこにあるのかも考えるな」

    会計士の会社で、色んな顧客を見、どういう会社のものが売れたり売れないのか、トラブルや脱却、安定や失敗させる原因を丁寧にメモしていた。純資産の不足が破綻の主な原因だった。

    地域愛。誇りに思って、外の人間に対して挑戦的だった。(ストラッサー)

    ジョンソン一押し!フィルナイトさん、手紙の返信してあげて…褒めてあげて。。笑
    意見があったのは会社を良くしようとしていたから、幾度の専門外の転勤もプライド持って受け入れて、重要なスピーチの前でもいつもの通り読書して自分を保っていて。
    かっこいい!

    バットフェイス。リラックスした雰囲気でどんなアイディアでも遠慮なくダメ出し、相手が誰であっても気後れすることはない。叫んで罵って、最後は笑う。仲間意識、忠誠心、感謝、愛。
    会社を思って思いや考えをぶつけ合う。人の気持ちは後回し。メモには解決策や引用、リストで埋まってる。そんな仕事ができてるのはいいなぁ。

    創業時の思いが薄れてしまいそうだと株式上場をしていなかったが、成長を維持できなければ生き残れない。不安やリスクを差し引いても、株式上場は成功を維持する最善の方法だった。

    ・競争のコツは忘れること。自分の限界、不安、苦痛、過去、甘えを忘れる。忘れなければ向き合うことになる

    ・部下にやり方を教えるのではなく、やるべきことを伝えて、その成果に驚いてあげる

    ・「小さな靴会社だけど、生きて呼吸してるんだ。自分はこれをゼロから作り、生きて呼吸させ、病気から快復させ、死の淵から何度か再生させたんだ。この会社をなんとか自力でしっかりと立たせて世界に送り出したいんだ」

    ・「人生は成長だ。成長がなければ死ぬしかない」

    ・「訳がわからないまま頑張ってる」

    ・「ブルーリボンに関することなら勝つためになんでもやるし、そのなんでもが専門外であっても「何てこそないさ」で乗り切るよ」(ジョンソン)

    ・(販売した靴がリコールになっても)大した失敗ではない。貴重な教訓を得た。基本に立ち返ろう。

    ・懸命に働けば働くほど道はひらける。心の中でこうと決めたことに対して信念を貫く。

  • NIKEの経緯はほとんど何も知らなかったのでフィル・ナイトの自伝として楽しめた。

  • 7月の読書会課題本。ナイキの創業者の自伝。とても興味深いエピソードが多く、面白く読めた。最終章は、起業を目指す青年たちへのメッセージとも取れる内容となっていて、一読の価値があると思う。

  • ナイキの創業者フィル・ナイトの自伝。
    1962年に会社を立ち上げてから2016年に引退するまでを振り返っている。

    第二次世界大戦が終わって20年にもならない頃に日本に訪れ、シューズメーカーのオニツカの販売代理店から初めたって知らなかった。

    当時からスポーツシューズ界の巨人だったアディダス、プーマを超えて世界一流のメーカーになるまでなんとまぁ綱渡りの連続だったのかと驚く。

    持ち前のスポーツマン魂で常に先へ先へと走り続けるその強い心に感嘆した。

    もう、自伝を読んだところで挽回できる年齢じゃないので是非とも前途ある若者に読ませてあげたい。
    (前途ある若者の知り合いが一人もいない現実は棚上げしつつ)

  • まずは、NIKEが日本と関わりが深い会社であることを初めて知り驚いた。オニツカの販売からスタートしたことや、日商岩井との関係も興味深かった。

    全体の流れとしては、スタートアップの成功物語のような綺麗な内容ではなく、泥臭く、良いシューズを届けたいという信念だけで突き進んだ内容になっている。結果としては世界企業へと成長し、億万長者の仲間入りを果たしているわけだが、その過程においては教科書があるわけではなく、暗中模索し続けた様子が事細かに描かれている。

    「陸王」や本書のおかげで、テレビでマラソン、駅伝を観ていてもシューズに目がいく機会が増えたと感じる。

    最後に、次の言葉を心に刻んでおく。
    「ゴールラインは存在しない。競争に勝つことは比較的簡単なこと。自分に勝つことはゴールラインのない挑戦。」

  • 自身で開拓したビジネスだからですね、ものすごい記憶力。説明が細部にわたっています。実に淡々と描いてますね。わかってはいたけど、ビジネスの話がつらつら進むので、こうしたストーリーに馴染みのない私はあまりのめりこめませんでした。でも!ナイキの凄さは伝わってきました。ギリシャでニケと向き合うところは素晴らしいです。降りてきたんですね。

  • NIKE創業にここまで日本企業がからんでいたとは

  • 海外を旅するチャプターが良かった。
    自分も自由に旅したいなと思った。

    あと、いつの時代もベンチャー企業は
    キャッシュとの戦いなんだと勉強になった。

  • NIKE創業の話

    日本の靴オニツカのアメリカの販売代理店からスタート、生活保障の観点から当初は会計事務所の会社員や大学の講師などの二足の草鞋を履いていた

    オニツカから靴の供給を打ち切られるリスクに備え、自らの手で靴を製造販売するNIKEを起こした

    日商岩井に支えられながら、上場まで果たした

    創業者自身がランナーだったこともあり、無類の靴好き、shoe dog
    創業成功譚の理論的な話ではなく、思いがメイン

著者プロフィール

フィル・ナイト
ナイキ創業者
世界最高のスポーツ用品メーカー、ナイキの創業者。1938年生まれ。オレゴン州ポートランド出身。オレゴン大学卒業。大学時代は陸上チームに所属。中距離ランナーとして、伝説のコーチ、ビル・バウワーマンの指導を受ける(バウワーマンは後にナイキの共同創業者となる)。1年間のアメリカ陸軍勤務を経て、スタンフォード大学大学院に進学。MBA(経営学修士号)取得。
1962年、オレゴンの「ブルーリボン・スポーツ」社の代表として日本のシューズ・メーカーであるオニツカを訪れ、同社の靴をアメリカで売るビジネスを始める。その後独自ブランドの「ナイキ」を立ち上げ、社名もナイキと変更。創業メンバーたちとともに、スポーツ用品界の巨人、アディダスとプーマをしのぐ企業へと同社を育て上げる。1964年から2004年まで同社のCEO、その後2016年まで会長を務める。妻ペニーとオレゴンに暮らす。

「2017年 『SHOE DOG(シュードッグ)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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