MBA生産性をあげる100の基本

  • 東洋経済新報社
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  • Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784492046203

作品紹介・あらすじ

ビジネススクールの2年間で学ぶ
武器としてのスキルセットが「1フレーズ」ですっきりわかる。
日々の仕事の生産性をあげるMBAのエッセンス。

01マインドセット 
02情報収集&データ分析 
03意思決定 
04伝える
05PDCAを回す 
06やり抜く
07仕組み化 
08人に任せる 
09アイデアを生み、ビジネスをつくる 
10学び続ける

答えのない世界を生き抜く「武器」になる。

感想・レビュー・書評

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  • 【感想】
    非常に良書でした!!
    スキルは大きく「土台スキル」「実行スキル」「成長スキル」の3つの構成に分かれており、本書ではその3つから更に細分化されたスキル100選を紹介していく形式になっています。
    これまでに耳にしたことがあるスキルも多いのですが、本当に百科事典さながらに1冊にまとめられており、またカテゴライズされているので、読み返し易そうだな~と感心しながら読んでいました。
    ただ、「100のスキル」と銘打たれている通り、とにかく情報量が多い!!
    そして決して玉石混交ではなく、どのスキルも重要なので、一度読んだだけでは消化不良を起こす可能性アリの1冊です。
    (今回のレビューも中々時間かかりました・・・・)

    このテの本は、決して「読んで終わり」にならないようにしなくてはいけません!!
    本書もご多分に漏れず、「100の基本」の殆どが魅力的なので色々目移りしますし、更に100コもあると情報がてんこ盛りすぎて、、、実際にそれらのスキルを日常で応用して使用するって中々難しいんですよね。
    ただ、先日読んだ「ビジネスフレームワーク図鑑」もそうでしたが、やっぱりこのテの本で学んだスキルは実践しないと身につかないどころか忘れてしまうわけで・・・
    数あるスキルやスキームの中から自分で取捨選択をして、実際に使ってみなくてはいけません。

    個人的には100のスキル全てを実践するのは不可能なので、3つピックアップしてスキルを定着させていこうと思いました。
    (魅力的なスキルが多すぎて、3つに絞るのも断腸の思いでした・・・)

    繰り返しますが、、、
    こういったジャンルの本は、読むだけで終わっちゃ本当にもったいないです。
    今からでも役立つ大切な情報・スキルがてんこ盛りです!
    なので、数あるスキルの中から優先順位を絞って、自分に必要なスキルは何か、今から何を実践するか。
    本を読んだ上で「真のイシュー」と「アクションプラン」をしっかりと認識・行動しましょう!


    【印象フレーズとアクションプランBEST3】
    ・何事も本質を考えよ:結局、何が核心なのか?物事の肝、本質、イシューを掴みきれていないと、物事を冗長に伝えてしまいがちになる!
    ⇒エレベータートークできるレベルまで本質を掴む!!

    ・日常から感情をうまくコントロールすべくEQ(心の知能指数)を高めることが大切。
    ⇒感情に任せた意思決定や、それに伴う刺々しい言動、あるいは人の足を引っ張ることはNG!!!

    ・PDCAは「C・A」をやってこそ。適切な軌道修正がPDCAの鍵、
    ⇒Cで「計画と結果の差異を分析」して、Aで「Cを踏まえた行動修正」を行なうこと。


    【内容まとめ】
    1.「土台スキル」「実行スキル」「成長スキル」の3つの構成
    ・土台スキル:「マインドセット」「情報収集、データ分析」「意思決定」「伝える」
    ・実行スキル:「PDCAを回す」「やり抜く」
    ・成長スキル:「仕組み化」「人に任せる」「アイデアを生み、ビジネスをつくる」「学び続ける」

    2.すべては目的からスタートする。
    情報収集、分析、会議や交渉といった仕事はすべて、最終目的ではなく手段である。
    ただ、様々な情報に常日頃からアンテナを張っているからこそ、正しくイシュー(主要な論点、真に考えるべきこと)を設定できるという側面もある。
    仕事は、ある程度は長期的なリターンを見据えた遊び的な部分と、目的を意識してそこに焦点を絞って進める、その両輪が大切!

    3.本質を考えよ
    結局、何が「核心」なのか?
    エレベータートークできるレベルまで本質を掴んでおくこと。
    物事の肝、本質を掴みきれていないと、物事を冗長に伝えてしまいがちになる!

    4.日常から感情をうまくコントロールすべくEQ(心の知能指数)を高めることが大切。
    ファクトと直観に頼ってもいいが、感情で決めるな。
    感情に任せた意思決定や、それに伴う刺々しい言動、あるいは人の足を引っ張ることは、誰も幸せにしません。それどころか、自分の味方も減らしてしまいます。

    →ネガティブ感情は書き出して認識する。
    →ネガティブ感情が起きたら心が収まるまで待つ。
    →楽しい、または面白かった場面を思い起こす。

    5.「バイアス」からは逃げられないが、知っておけ。
    ・ハロー効果:本来その意思決定には関係ないはずの好ましいイメージに引っ張られてしまう。
    ・サンクコスト:すでに発生して取り返しのつかない過去の投資や手間にこだわり、本来検討すべき「将来への好ましい意思決定」ができない。
    ・現状維持バイアス:未知なものを受け入れるのを避け、現状維持の方がリスクが小さいと考えてしまう。
    ・確証バイアス:自分に都合のいい情報しか目に入らない、あるいは過大評価する。
    ・初頭効果/終末効果:最初のイメージや最後のイメージに引っ張られてしまう。

    6.PDCAはCAをやってこそ。
    適切な軌道修正がPDCAの鍵である。
    Cはいわゆる差異分析や進捗管理であり、計画と結果の差異を見極める事です。
    そしてAは、Cを踏まえた行動修正です。

    7.GRITを高めよ
    度胸(Guts)、復元力(Resilience)、自発性(Initiative)、執念(Tenacity)の頭文字からなる「やり抜く力」のこと。
    GRITを伸ばす鍵は、情熱を注げる対象を見出すとともに、利他性や社会性の高い目標を持つこと、そしてそれに向けて計画された訓練を集中力を持って積むことが必要。

    →月単位でToDoリストを作り、確実に達成し、前に進んでいるという感覚を持つ。
    →早朝や夜など、30分から1時間だけ自分にToDoを課す、それをルーティンワークにする。
    →「自分はできる」と自己暗示をかける。
    →結果が出ない時は「どうすべきだったか」など改善策を自問する。
    →周りにロールモデルとなる人間がいたら、真似できる部分を取り入れる。

    8.生産性は量以上に質が大事。
    スピードや量も大切ですが、質を高める仕事にはそれ以上の価値があります!
    「生産性の本質を測る真の基準は、量ではなく質である」byドラッカー
    質とは、最終的に自社企業にキャッシュをもたらす顧客(もしくは製品)に対する価値のことです。
    決して量が大事ではないということではありませんご、知識労働の比重が増えるに伴い、いかに量以上に質を大切にするかが大切となってきます。

    9.ルーティン化、テンプレート化が超高速をもたらす。
    短期間に何度も起こる作業ならば、まずは短時間で作業完了できるようにテンプレート化させておき、ショートカットするべきである。

    10.ワークライフバランス<ワークライフインテグレーション
    仕事とプライベートを高い次元で統合し、双方を充実させること。日々の学びやプライベートの経験を仕事のヒントにつなげる。



    【引用】
    生産性の向上は、「どこに力を注ぐかを見極め、実行に移す」ことに鍵がある。
    本書は「土台スキル」「実行スキル」「成長スキル」の3部構成で進める。


    ・土台スキル
    →マインドセット
    →情報収集、データ分析
    →意思決定
    →伝える

    ・実行スキル
    →PDCAを回す
    →やり抜く

    ・成長スキル
    →仕組み化
    →人に任せる
    →アイデアを生み、ビジネスをつくる
    →学び続ける


    ★p17~★
    【マインドセット】
    ・すべては目的からスタートする。
    情報収集、分析、会議や交渉といった仕事はすべて、最終目的ではなく手段である。

    ただ、様々な情報に常日頃からアンテナを張っているからこそ、正しくイシュー(主要な論点、真に考えるべきこと)を設定できるという側面もある。

    仕事は、ある程度は長期的なリターンを見据えた遊び的な部分と、目的を意識してそこに焦点を絞って進める、その両輪が大切!


    p20
    ・常にメタレベルで考えよ。
    →メタ思考、一段高い視点から物事を客観視すること。
    一連のプロセスをあらかじめ俯瞰し、物事を平面的ではなく構造化して考える。(交渉を例にすれば、あらかじめ相手や自分の立場、争点や要望、現実的な落とし所をイメージする)

    また、自分を冷静に見れるよう、客観視すること。


    p26
    ・巨人の肩に乗れ。
    怠け者になること。「サボれ、手を抜け」という意味ではなく、良い意味で楽をすること。
    すでに誰かが知っている事、誰かの業績や知見の上にうまく乗ることで、真理へと効率的に近づく事ができる。

    ただし、人が作ったモノを編集・切り貼りするだけでは大きな価値は出ない。
    巨人の肩に乗りつつ、スピーディに仕事をこなした結果で生じた時間を、自分ならではの独自性を付加するために使うこと!!


    ★p32~★
    【情報収集、データ分析】
    ビジネスに役立つ情報を手際よく収集し、分析して、効果的かつ説得力のある提言につなげる。


    p34
    ・「踏み込んだ仮説」こそ仮説思考の鍵。
    ゆるい仮説、エッジのない仮説では効果が半減する。そのために、ベースとなる一般常識や業界情報など、様々な知識を蓄積すること。
    仮説を立て、それをスピーディに検証し、必要に応じて修正する勇気を持つことが、結果として良い結果につながる。


    p42
    ・一次情報に当たれ。
    近年はインターネットで様々な情報が手に入る反面、他人が加工・修正した情報をそのまま鵜呑みにして不適切な判断をしてしまうリスクも増えた。

    信用性の高い新聞ですら、各紙のスタイルやアングルがある。。。
    一次情報がどこにあるのか、しっかりと把握してそこで情報収集すること!


    p58
    ・ロジックツリーで「木も森も」見る。
    ある要素やテーマをMECE(モレなくダブりなく)を意識しながら、木の枝のように分けていく。
    最初の2段まではMECEを意識!

    ・what「何が問題か?」
    ・where「どこに問題があるのか?」
    ・why「なぜそうなったのか?」
    ・how「対策は?」


    p70★★
    ・本質を考えよ
    結局、何が「核心」なのか?
    エレベータートークできるレベルまで本質を掴んでおくこと。
    物事の肝、本質を掴みきれていないと、物事を冗長に伝えてしまいがちになる!


    p73?★
    【意思決定】
    未来に向けていい選択肢を見出し、選ぶ。


    p82
    ・ファクトと直観に頼ってもいいが、感情で決めるな。
    感情に任せた意思決定や、それに伴う刺々しい言動、あるいは人の足を引っ張ることは、誰も幸せにしません。それどころか、自分の味方も減らしてしまいます。

    日常から感情をうまくコントロールすべくEQ(心の知能指数)を高めることが大切。
    →ネガティブ感情は書き出して認識する。
    →ネガティブ感情が起きたら心が収まるまで待つ。
    →楽しい、または面白かった場面を思い起こす。


    p90
    ・バイアスからは逃げられないが、知っておけ。

    ハロー効果
    →本来その意思決定には関係ないはずの好ましいイメージに引っ張られてしまう。

    サンクコスト
    →すでに発生して取り返しのつかない過去の投資や手間にこだわり、本来検討すべき「将来への好ましい意思決定」ができない。

    現状維持バイアス
    →未知なものを受け入れるのを避け、現状維持の方がリスクが小さいと考えてしまう。

    確証バイアス
    →自分に都合のいい情報しか目に入らない、あるいは過大評価する。

    初頭効果/終末効果
    最初のイメージや最後のイメージに引っ張られてしまう。


    p99~★
    【伝える】
    知らしめ、記憶に残し、行動を促す。
    他者に好ましい行動を取ってもらうための第一歩は、「的確に伝える」ということです。


    p102★
    ・論理、情理、倫理
    まず必要なのは論理とファクト。人間は理由を求める動物であるため、理論武装をすることがまずは大切。
    次に必要なのが情理。相手の感情に気を配ること、自分自身の信念や情熱を持つ事が必要。
    倫理は近年ますます重要度を増している。
    企業の信頼や高感度の毀損につながるからである。


    p112
    「相手を動かす」という目的意識がないと、相手に対する配慮や関心も薄く、自分中心に考えて行動してしまいがちです。相手の状況にも無頓着で、ひたすら自分の話したいことを話してしまいます。
    ポイントは、目的を押さえた上で、相手の関心や心理状態を知るという事。


    p114
    ・PREPで話せ。
    PREPとは、以下の4ステップ。メッセージファースト、「結論を先に述べよ」の考え方を形式化したもの。
    →Point「結論」
    →Reason「根拠、理由」
    →Example「事例」
    →Point「結論の再掲」


    p123~
    第2章:実行スキル
    ビジネスは行動に移し、結果を出してこそ評価される。評論家や傍観者では企業価値向上に貢献しない。


    p140★
    ・計画は期待値超えを前提に。
    多くの人は易きに流れるため、本来もっと実力が出せたところでも程々の成果で満足します。
    ビジネスパーソンとして意識したいのは、上司や顧客の期待を何かしらの面で超えるような、プラスアルファを生み出せるようにストレッチした計画を立てる事です。

    →質の高い仕事をする。
    →少ないコストや手間暇で結果を出す。
    →より速く多くの仕事をする。


    p142★
    ・PDCAはCAをやってこそ。
    適切な軌道修正がPDCAの鍵である。
    Cはいわゆる差異分析や進捗管理であり、計画と結果の差異を見極める事です。
    そしてAは、Cを踏まえた行動修正です。


    p156
    ・PM理論
    フレームワークの一種で、縦軸が円滑な人間関係を表す「M行動」、横軸が目標の達成を表す「P行動」を表す。
    どちらかに偏ってバランスが悪い場合、「pM型」や「Pm型」になってしまう。


    p162★★
    ・GRITを高めよ
    度胸(Guts)、復元力(Resilience)、自発性(Initiative)、執念(Tenacity)の頭文字からなる「やり抜く力」のこと。
    GRITを伸ばす鍵は、情熱を注げる対象を見出すとともに、利他性や社会性の高い目標を持つこと、そしてそれに向けて計画された訓練を集中力を持って積むことが必要。

    →月単位でToDoリストを作り、確実に達成し、前に進んでいるという感覚を持つ。
    →早朝や夜など、30分から1時間だけ自分にToDoを課す、それをルーティンワークにする。
    →「自分はできる」と自己暗示をかける。
    →結果が出ない時は「どうすべきだったか」など改善策を自問する。
    →周りにロールモデルとなる人間がいたら、真似できる部分を取り入れる。


    p167?
    【成長スキル】
    自分自身の成長と共に、組織や周りの成長に貢献し、全体の生産性を高める。


    p172★★★
    ・生産性は量以上に質が大事。
    「生産性の本質を測る真の基準は、量ではなく質である」byドラッカー

    質とは、最終的に自社企業にキャッシュをもたらす顧客(もしくは製品)に対する価値のことです。
    決して量が大事ではないということではありませんご、知識労働の比重が増えるに伴い、いかに量以上に質を大切にするかが大切となってきます。

    スピードや量も大切ですが、質を高める仕事にはそれ以上の価値があります!


    p176
    ・ルーティン化、テンプレート化が超高速をもたらす。
    短期間に何度も起こる作業ならば、まずは短時間で作業完了できるようにテンプレート化させておき、ショートカットするべきである。

    →今の仕事の「実績分析」は正にそう!!手間と時間がかかるから、ショートカットする方法考えないと!!


    p200
    ・「信頼されること」が、究極の動機づけである。
    人が一番強くモチベーションを感じる時は、「この仕事は君に任せた」と信頼される時ではないでしょうか?
    グロービスでは社内マネジメントの基本として、「可能性を信じること」を強く推奨しています。

    鍵は、「エンパワーメント」です。
    権限移譲と訳されることも多いですが、単に投げっぱなしで移譲するだけでなく最大限のパフォーマンスをするために適宜支援したり、相手に考えてもらうようコーチングを行ったりすること。
    どれも根底には「相手を信頼すること」が挙げられます。


    p204★
    ・目標は相手に言わせよ。
    「自分で言ったこと」を人は守りやすい。相手の口から言わせた方が、コミットメントは強くなる。


    p222
    ・3つ以上の共通点を探せ。
    人間は自分と類似の属性を持つ人間には甘くなりがちです。一般には、4~5つの共通項が見つかれば話に困らないし、その相手を友人とみなすと言われています。


    p236★
    ・6W2H
    通常の5W1H。
    When「いつ」
    Where「どこで」
    Who「誰が」
    What「何を」
    Why「なぜ、どのような目的で」
    How「どのように」

    これに下記の2項目を追加。
    Whom「誰に、顧客」
    How much「いくらで」


    p266
    ・インプットなくしてアウトプットなし。
    アウトプットは当然だが、そればかりではいずれ「出がらし」の状態になる。インプット、つまり勉強の時間の確保は必要である。

    アウトプットとインプットを同時に行う。
    自分の学びが大きくなるように業務設計し、時には新しいチャレンジを行う。
    「インプットのためのインプット」つまり学びが自己目的化してしまうことは避けること!


    p267★
    ・ワークライフバランス<ワークライフインテグレーション
    仕事とプライベートを高い次元で統合し、双方を充実させること。日々の学びやプライベートの経験を仕事のヒントにつなげる。

  • よひ取り敢えず事前学習終了

  • MBA100の基本の姉妹書。まとめて読むとさらに有益。

  • 題目ごとにトピックスがあり、端的に事例も含めノウハウが書いてある、非常に明快。
    全ての項目が深掘りできるので気になった部分は、個別で調べようと思えた。

  • 手法の辞書、というイメージ。100のTipsとその概略を簡潔に並べているので、読み物というよりは辞書として使うイメージ。
    この本を使いこなせるかどうかは、あなた次第。

  • グロービスの本は何種類か読んだことがあり、いずれも実りが多かったことから、最新作かつ旬のテーマ「生産性」を扱う本書を購入。

    感想。
    期待値が高すぎたか。実り少ない。
    100のtipsに、シンプルな補足説明をつけるコンセプトに惹かれたんだが、100のフレーズ一つ一つが弱くて、なかなか惹かれるものに出会えず。

    備忘録。
    ・分析の醍醐味は実態を明らかにすること。something newのない分析に大きな価値はない。
    ・イシューアナリシスというフレームワークは初めて知りました。
    ・HOWのロジックツリー作成には、状況を具体的に想像するのが有効。
    ・人を動かすには、知らしめ、記憶に残し、行動を促すようなコミュニケーションが必要。
    ・ビジネスパーソンは、言わなかったことややらなかったこともメッセージになる。
    ・優秀でない上司への対処方法。上司の上司とコミュニケーションし、そこからプレッシャーをかけてもらう。期待値を下げてやり過ごす、自分でできる範囲で最大限の成果を出す。上司と正論で議論し、それを周りに知らしめる。
    ・良き根回しは、組織の摩擦を減らし、スピードをあげる。
    ・笑われるアイデアこそ価値がある。
    ・ワークライフインテグレーション。仕事とプライベートを高い次元で統合し、双方を充実させること。

  • まあまあです

  • 生産性向上のためのソフトスキル(土台→実行→成長)の各視座におけるアドバイスを、MBA的な思考法、フレームワークや学術論を引用しながら紹介している。
    ・土台スキル(①マインドセット ②情報収集・データ分析 ③意思決定 ④伝える)
    ・実行スキル(⑤PDCAを回す ⑥やり抜く)
    ・成長スキル(⑦仕組み化 ⑧人に任せる ⑨アイデアを生み、ビジネスを作る )+ ⑩学び続ける

    単にMBAフレームワークを修得したいのであれば、前書の方が適しているように思う。①~⑧は既視感が強かったが、基本(Essential)を再確認するのには良かった。⑨、⑩ではいくつか気付きが得られた。

    【メモ】
    ・日本人は目標の軌道修正(ムービング・ターゲット)の設定が苦手
    ・PDCAはCAをやってこそ
    ・他社に影響を及ぼす要因(公式の力、個人の力、関係性の力)
    ・3つ以上の共通点を探せ
    ・「自分が出したアイディアを、少なくとも1回は人に笑われるようでなければ、独創的なアイディアとは言えない」(ビルゲイツ)
    ・水平思考
     ①前提を変える
     ②視点を変える
     ③組み合わせる
    ・多様性はイノベーションの母 -- SCAMPER:(S) substitute, (C) combine, (A) adapt, (M) modify, (P) put to another use, (E) eliminate and (R) reverse
    ・CVPは広さ(汎用性)・深さ(ニーズ)・長さ(持続税)で考えよ
    ・針鼠の概念 『ビジョナリーカンパニー2』
     ①情熱をもってとりくめるもの
     ②自社が世界一になれる部分
     ③経済的原動力となるもの
    ・「忘却・借用・学習」ダートマス大/ビジャイ・ゴビンダラジャン:大企業のイノベーションでは足枷となる「組織の記憶」を断つ
     (1)新規事業の責任者やメンバーを外部から登用する  
     (2)新規事業チームに適用する人事制度(肩書や評価・報酬体系など)を新しくする
     (3)新規事業のプランニングや進捗管理方法を新しくする
     (4)新規事業チームを高い職位の経営幹部の直轄とし、既存事業部門の口出しに屈しない権限を確保する
    ・教養(哲学、歴史、文学、宗教、基礎科学、生命観、美術、伝統文化)や感受性(≒デザイン思考)こそ腐らない素養
    ・小志の実現の積み重ねていく中で、大志に気づく

    【トリガーワード】
    ユニークユーザー数
    顧客のKBF(key buying factor)
    パーキンソンの凡俗法則(些末な議論が白熱する)
    ロジックツリー
    アテンション獲得競争
    INFRAN (Interect, something New, Focus, Rhetoric, Aspiration, Nature)
    SUCCESs (Simple, Unexpected, Concrete, Credible, Emotional, Story)の法則
    PREP(Point, Reason, Example, Point')
    Less is More
    ガントチャート
    AISAS(Attention, Interest, Search, Action, Share)
    PM理論
    リーダーの条件4E
    やり抜く力GRIT(Guts, Resilience, Initiative, Tenacity)
    3M(無理、無駄、ムラ)
    ECRS(Eliminate, Combine, Rearrange, Simplify)
    アンカリング
    DMU(Decision, Making, Unit)
    PEST マクロトレンド分析
    CAGE(Cultural, Administrative, Geographical, Economical)国家間差異分析
    カッツモデル(経営層、管理者層、監督者層のスキル)
    ・コンセプチュアルスキル(概念化)
    ・ヒューマンスキル(対人能力)
    ・テクニカルスキル(業務知識)
    VRIO(Value, Rarity, Imitability, Organization)
    マーケティング・テクノロジスト(CMT)
    五省
    プランド・ハプタンス・セオリー

  • GLOBISの学び放題とセットで読むと復習にちょうど良かった。必要なときに繰り返し読み返したい。

  • スーッと読み進める部分もあれば、オッと手を止める項目もあった。

    いずれにしても一回読んだだけ全て理解するのは難しそう。
    定期的に周回したい。

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著者プロフィール

グロービス
1992年の設立以来、「経営に関する『ヒト』『カネ』『チエ』の生態系を創り、社会の創造と変革を行う」ことをビジョンに掲げ、各種事業を展開している。グロービスには以下の事業がある。
●学校法人グロービス経営大学院
・日本語(東京、大阪、名古屋、仙台、福岡、オンライン)
・英語(東京、オンライン)
●グロービス・エグゼクティブ・スクール
●グロービス・マネジメント・スクール
●企業内研修/法人向け人材育成サービス
(日本、中国、シンガポール、タイ、米国、欧州)
●出版/電子出版
●GLOBIS知見録/GLOBIS Insights(オウンドメディア)
●GLOBIS学び放題/GLOBIS Unlimited(定額制動画学習サービス)
●グロービス・キャピタル・パートナーズ(ベンチャーキャピタル事業)




「2023年 『入社1年目から差がつく ロジカル・アウトプット練習帳』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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