「読む力」と「地頭力」がいっきに身につく 東大読書

著者 :
  • 東洋経済新報社
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  • Amazon.co.jp ・本 (282ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784492046258

感想・レビュー・書評

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  • 私が本格的に読書をし始めたきっかけの本
    読書は、能動的に読むことが大事でそのためのノウハウが書かれています。
    全てのノウハウを実践していないけど、読書初心者には読書ってこんなのでいいんだ!と新たな発見があると思うのでおススメ

  • 読書術に関してこれだけ具体的に、読者の読書歴にあわせてかかれた本は珍しいと思います。全200Pあるのですが、読書はじめてみようかなぁという方は最初の50Pぐらいを、結構読書になじみのある方は最初の50Pをとばして後半100Pだけを読むと新たな気づきを得られるかもしれません!

  • 30分程で読み終えた。

    相性の問題だが、既に多読習慣のある人には、目新しい所がない。著者と対話、疑問や反論を持ったり、要約を意識する事が重要。唯一、魚の例えはピンと来なかったものの、本という物の多くは、著者の主張に対する例示や論理の補強にページが割かれるという点には、共感するものがあった。例示に対する揚げ足取りの本旨から逸れた議論が、如何に多い事か。世に、この例示を冗長に語り、スノビズムに用いたり、とにかく会議で意見を、というタイプが如何に多い事か。

    瑣末だが、提起に従い感想を。

    短時間で読めるには理由がある。著者は、この自ら用いる例示は読み飛ばし、ポイントのみ拾い読みできるように、強調線を引いている。また、行間が広い。難解な読書体験では、時々、慣れた黙読のスピードに理解が追い付かず、咀嚼が間に合わぬまま、口の中いっぱいに飲み込めぬ事態が起こる。しかし、本著の手法ならば、たっぷりと読書しながら意見を持つ事ができる。そこまで考えたなら大したものだ。あるいは、少ない文字数で稼ぎたかったか。

  • ー『帯コメント』を作れば、その本の内容は一生忘れない。

    本をたくさん読むようになって、たくさん読むようになったからなのか細部まで本当に理解できているか?自分の生活で活用できているか?要点をしっかり覚えているか?と不安になることがあります。

    読んだ本の内容が理解できなかったり、覚えていないことが多い場合は、『受動的』に本を読んでいるからであり、『能動的』に読めば本の中の情報は自分の知識になると筆者は述べています。

    本を能動的に読む上で有効なテクニック、つまり、『情報を知識に変える効率的な読み方』についてほぼ全編を使って紹介している本です。

    受動的に本を読んだままだと、本の中に登場する新しい情報に対して『へぇ〜こんな考え方があるのか』と受け身として本を眺めている。

    どこか『他人事』のように本を読むと本に話しかけられているだけになってしまう。(speak)
    しかし本の内容に対して、つまり筆者の考えに対して話し合う姿勢で読む。(talk)
    その上で自分の中に疑問も生まれるし、自分で気になった箇所に対して前のめりになるし、自分の持った疑問の答えを筆者の考えの中から見つける意識も生まれる。


    本を読むのが得意な人は決して元から表題にあるような『地頭力』が生まれつき備わっているわけではなく、本を読む上で大切なこの『取材読み』を多用して読解力を培っている。そして濃い読書をすることによって、本の要点を簡潔にまとめることができる。
    すなわち、感想文などでまとを得たアウトプットをすることが可能だそうです。(このアウトプットすることが特に重要で、自分の言葉で要点をまとめることで更に情報が知識に変わる)


    本書の前半に、本を読むことが苦手な人はまず『装丁読み』(帯など見出しの短い文を読んで本を予習すること)や、『仮説立て』(今から読む本の着地点を自分で予測すること)が紹介されています。

    アウトプットの究極短縮系である、帯コメントを自分なりに書くことができれば思いました。
    この言葉はもちろん本文の抜粋ですが、自分はこの本の帯を作るとしたらこのように作ると思います。

    ー『帯コメント』を作れば、その本の内容は一生忘れない。

  • 地頭は本の読み方を変えるだけで変えられる

    変わらなければならないのは読み手のほう

    装丁読み
    取材読み
    要約読み
    帯びコメント

  • 効率の良い本の読み方、考える力を身に付けたくて選書。「読み込む力」と「地頭力」を身に付けるために必要な能動的な本の読み方・本の選び方ついて分かりやす書かれている。私は「質問読み」を実践し、情報を知識に変えていく。また、同じ分野の本を同時に読む「パラレル読み」や本との対話による「アウトプット」することでも知識を身に付けれる。

  • 「地頭」を鍛えることができる「能動的読書」について、具体的手法などが書かれた1冊。

    私の場合、既にこの本のマンガ版を読んでしまっているのだが、それでもこの本を入手し読んだのは大正解だった。理由は、マンガ版だけでは私の場合は理解不足であり、かつ、間違った捉え方をしていると気づかされたからだ。
    逆に言えば、マンガ版だけでは、人によっては理解するには不足かもしれない。
    改めて能動的読書の良さと大切さを、私なりに感じた。
    2冊同時に読むことの良さは、私なりに分かったつもりだが、人によっては内容がごちゃまぜになりはしないか、という不安はある。似通っていれば尚更だ。
    とはいえ、そのために付箋などにメモをしたりするのだろうが、それでも私としては不安が拭いきれない。何よりも私自身、気分で読む本を変えるのが好き、というのもある。
    私的には、その2冊同時に読み進める「検証読み」は、そうしたい時だけにしようと思う。
    この1冊によって、更にメモやノートを取ったり、付箋を貼りながら能動的に読んでいこう、という気持ちが強くなった。
    改めてこの本を読んで良かったと思う。

    私的には…
    ・読んだのに内容がイマイチ自分の中に残らない方。
    ・より良い読書法、色々な読書法を探している方。
    そういった方にオススメしたい。

  • 能動的に本を読むこと。それは文章の中だけでなく、装丁やタイトル、目次から情報を集め自分なりに要約・整理することである。
    目標を設定し行動することは読書においても同じ。

  • 本と会話をしていますか?

    読書をすることがとても増えてきた中で、自分の知識に落とし込み活かすことができているかという疑問を持ち、この本を手に取った。
    東大生もやっている読書方法を5つの観点からわかりやすく説明してくれているので非常に読みやすかった。実践に移しやい内容であった。

    やはりインプットをして情報を得るだけではなくそれをアウトプットすることで知識となり自分の考え思考力につながっていく。
    5つのポイントはインプットの手段であり、アウトプットを意識して読むことでインプットの質も高まる。これが全てだと感じた。
    でもこれって、読書じゃなくても関係構築においても重要なポイントがいくつもあるなと感じた。その人を知ろうと思ったら自然と質問や疑問が出てくる。その人の本質がどこにあるのかを見抜けるか。

    本とたくさん議論して今後は読書をしていこうと思う。

  • 本の読み方で、1冊の本の読書から得られるものが何倍にもなりそうです。

    電子ブックへのリンクはこちら:
    https://kinoden.kinokuniya.co.jp/Shinshu/bookdetail/p/KP00013602

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著者プロフィール

西岡 壱誠(にしおか・いっせい):1996年生まれ。偏差値35から東大を目指し3年目に合格を果たす。東大入学後、人気漫画『ドラゴン桜2』(講談社)に情報提供を行う「ドラゴン桜2 東大生プロジェクトチーム『東龍門』」のプロジェクトリーダーを務め、ドラマ日曜劇場「ドラゴン桜」(TBS系)の監修(東大監修)を担当。2020年に株式会社カルペ・ディエムを設立し、代表に就任。経験に基づく教育プロジェクトを全国20校以上の高校で実施。『「読む力」と「地頭力」がいっきに身につく 東大読書』(東洋経済新報社)シリーズのほか、『東大メンタル 「ドラゴン桜」に学ぶ やりたくないことでも結果を出す技術』(日経BP)、『それでも僕は東大に合格したかった』(新潮社)など著書多数。

「2023年 『東大生と学ぶ語彙力』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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