サードドア: 精神的資産のふやし方

  • 東洋経済新報社
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  • Amazon.co.jp ・本 (456ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784492046531

感想・レビュー・書評

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  • サードドア
    ミーティング中に携帯を見ない。世界がデジタル化するほどペンを使った方が印象が強まる。
    仲間とみなされたいならファンのように振る舞わない。
    世の中を変える人間はやみくもにネットに投稿しない。クールなことをしてもネットにあげない。
    誰だって生きてれば何かしら経験する。それを面白おかしく語れるかどうかで違いが生まれる。
    実力以上の仕事を引き受けて、やり方は後から考える。
    じぶんの欲求に優先順位をつける。やらないことリスト。20個のうち5個の本当にやりたいことリスト。絞らないと中途半端になる。
    アメリカを二番目に横断した人のことなんて誰も覚えてない。ルイスとクラークのようになるには失敗する覚悟を決めて自分でやるしかない。ビッグなことをやるなら時間も費用もかかる。失敗して恥をかくしイライラだって募る。それは覚悟しなきゃいけない。やみもに頑張るのは単なるバカ、時間を浪費していることに気付く必要がある。問題を別の角度からとらえる。
    ベテランの真似をするのは良くない。いかに自分がリラックスできるやり方を見つけるか。ベテランがなぜそうやるのか、その理由を考える。実際に会って、その人の目を見てはじめてその人が本物なのかどうか分かる。昔と今と何も変わらず、人間をみている。
    生きている限り見習いで居続ける。学びに対して謙虚でいる、1つの成功で満足しない。
    大抵のことは学べる、努力で賄える。小さな箱から出る、挑戦を続ける。最終的にはいい方向に向かうと信じる。

  • 物語思考より

  • 1人の青年が「キャリアの始め方」について書いた自叙伝。彼はこの本を書くために、ビル・ゲイツ、ウォーレン・バフェット、レディ・ガガ、ティム、フェリスといった何人もの「成功者」にコールドメールを送ってインタビューを取り付けようとする。

    自叙伝として特筆して面白いわけではないが、作中に登場するスターたちの言葉には示唆のあるものが多い。それが前後の会話の文脈を含めて書かれているため、納得深くリアリティがある。

    1人の成功者(この定義も曖昧だが、自分の理想的なという意味で)に話を聞くことは、興味深いが有意義な行為ではない。常に生存者バイアスが働くし再現性がないからだ。
    しかし、複数の成功者に話を聞くことでその共通点を帰納的に抽出することができると思う。最大公約数的な共通項を見つけられる。

    この本の最大公約数は「ビジョンのためには手段を選ばない」ことだろう。とはいえ、これは簡単ではない。
    まず確固たるビジョンを持ち、それを貫く意志が必要だ。さらにそこに至る行列がどれだけあるかに気付く冷静さと視座の高さも要る。その上で行列を抜け出して裏口から中に入れてもらうための行動力、交渉力、人脈が試される。こうして初めて、「裏道を行く」ことができる。
    どんなスターも多かれ少なかれこうした経験を持っている。これがこの本のコア・メッセージかと思った。

  • シンプルに読み物として面白かった。
    これだけがむしゃらに頑張れる何かを見つけたい

  • ひとまず今年で1番面白かったです。
    ひろゆきの1%の努力で紹介されていたので読んでみたのですが、冒険心とそうは言っても人間だよなぁと思わせる本人の葛藤がわかるな〜と思わせるところがいい。

    いろいろとメモっては行ったのですが、最後方でこの本の大事なことは『どのように失敗を重ねていったか』だということだと理解しました。
    偉人賢人たちの格言も大事なのですが、克明に著者の失敗のストーリーも描写してあるところがミソです。

    以下は読書メモなのでネタバレ厳禁な方はお控えください。


    ★スティーブンピンカーの本をよめ
    →誰だって生きていれば何かしら経験する。それも面白おかしく語れるかどうかだ
    1番大事なのは伝え方なんだよ

    ルール1 mtg中は絶対ケータイは見るないつも、ポケットにペンを入れておけばデジタル化すればするほど、ペンを使った方が印象的

    ルール2 メンバーとして振る舞え 写真をねだるな握手を求めろ

    ルール3 神秘が歴史をつくる クールなことをしても写真をfbにあげるな ネットに投稿しないと注目されないやつは放っておけ

    ルール4 秘密は絶対守れ これが1番大事だ

    ルール5 冒険好きなものにだけチャンスは訪れる


    バフェットの教え 
    1枚目の紙に1年で達成したい25個を書く
    2枚目の紙にその中から3か月以内に達成したいもの5個書く
    残りの20個はやらないことリスト
    ほとんどのひとはやりたいことが多すぎてどれひとつまともにできない。
    やらないことリストがバフェットの教えだ

    コールドメール!
    SNS経由でなくメールしてるところ。
    断られても粘り強くメールする

    エリオットはハンプトンズでの旅へ40000ドル払って信用を得にいった

    生きるのに必要な額以上の金はゲームに参加するのに使うのさ

    みんな下積みが必要って言うけど一足飛びの人生を選んだっていいじゃないか

    【モットー】実力以上の仕事を引き受けろ、やり方は後から学べばいい

    緊張に対する特効薬はすぐに動き始めることだ、友どちに電話してるつもりでさっさとやれ

    ティッピングポイントなんてものはないんだ!日々の小さな積み重ねでしかない。
    バランスよくトライすることが大事なんだよ、相手の状況なんてわからないんだから
    ダメな時は、①大きく考えること②見方を変えてトライすることだよ
     →ビルクリントンとファンドレイザーの話

    リチャードソールワーマン
    ①人におしえを乞わなければ何も得られない
    ②たいていのことはうまくいかない

    スティーブンピンカーの本


    ビルゲイツ
    ・最初のIBMとの契約は案外安くまとめた、それよりその後にパソコン業界に乗り込んでくる多 
     くの企業を相手にした方がよっぽどお金になると考えた ロングテールだな
     ⇨戦略的なポジションを得ることだ。
    ・そして短期的な利益より長期的な利益をとれというこだ

    ・金額よりスピードだ、大企業は動きが遅いからスピードを提供したのだ
    ・敵が恐れているものを知り、それを最大限に活用することだ
    ・交渉相手の素性を徹底的に調べて知ることが交渉においては1番大事
    ・交渉相手とはなるべく仕事抜きの付き合いをして懐に入って彼らからアドバイスもらえ

    ナイトクラブの入り方
    ファーストドア:正面入口のこと 99%の人がそこに並び気を揉みながら待つ
    セカンドドア:VIP専用のドア セレブやお金持ちだけ
    サードドア:行列を飛び出して裏道を抜けて何百回もノックをして窓を超えてキッチンを乗り越 
          えた先にあるのがサードドアだ

    マヤ アンジェロウ
    どんなに退屈で先が見えなくても必ず変わる。でも、努力は必要

    書くことほど怖いものはない、書くことほど自分を満足させるものもない

    ナサニエル・ホーソーンがこう言ってる『読みやすい本を書くには苦労が要る』逆に楽に書かれた本は読みにくい

    小さな箱から出なさい 道教は中国人だけのためじゃない、多くの知恵をつけなさい


    ジェシカ・アルバ
    どうやって問題を解決するか、困難に向き合った時どうするか。
    自分の力で解決するしかないじゃない?つまり前に進む力とやる気があるかどうか

    クインシージョーンズ
    人生は失敗から学ぶしかない。何度ノックダウンしても立ち上がるしかないんだ
    自分の得意分野で成長していくさまは最高の気分だよ
    成長は失敗からしか学べないんだ、失敗は最高の贈り物なんだよ

    レディーガガ
    think different 発想を変える
    自分たちの価値観を明確に示すことが大事なんだ
    ウォーホルのキャンベルスープだって世間の期待を裏切るためだった
    創作という名の反抗


    この本は全体を通して失敗を学ぶためにあったと思った
    どのインタビューよりも失敗をし続けて正解にたどり着くことが大事だと思う

  • この本を読んで「世の中にはこんな人もいるのか」としみじみ思い知らされた。彼が素晴らしいことを成し遂げた若者であるからといって私が彼と同じ道を歩く必要はないけれど、彼や多くの著名人の生き方に触れていくことで人生ってありふれているんだな別に無理をしてファーストドアの列に並ばなくてもいいんだなと生き方の幅を広げてくれたように感じている。

  • サードドア、という考え方について、著者の体験談を持って共感を得られる本。ハウツーとは少し違い、具体的に行動することの価値を再認識させてくれる感じがして、とてもためになりました。若く、何かに燃えている人や、何かをためらっている人には打って付けの本だと思います

  • アレックス・バナヤン「サードドア」読了。気づけば歳を重ね挑戦する事よりも安定を望んでいた。この本を読んで、サードドアの道を知るとともに、若い著者の情熱と思いに強く共感を覚えた。今からでも遅くない、挑戦していこうと思った。とても胸の熱くなる本だった。現状を打破したい人に読んでほしい良書。

  • 著名人が成功するきっかけとなったサードドアについて話す本かと思ったら、それよりも大学生だった著者が成功した人のインタビューを取るまでの失敗、成功を書いている本だった。
    目的のためになりふり構わずあらゆる策を考えて、努力を重ねるということが大事、という当たり前のことなのだけど、その行動力がすごい。
    でも、結局この人は何をしたいんだ?という気にはなります。

  • これがベストセラーになるのか…強いて面白い点を挙げるとすれば、
    -見知らぬ人(著名人)にアクセスするありとあらゆる手段と失敗が綴られているので、そういう世界に入ってみたいという若者にとってのマニュアルになるのかもしれない。特に自分の失敗をあげているのは正直で、また彼のひたむきな準備姿勢(本や動画を手に入る限り見る)は素晴らしい。また、
    -有名人の本はインタビューや自伝等である程度わかるが、有名人が素の若者(作者)に対してどういう対応をするのか、また当時の作者と同程度であろう素人の自分がインタビューを試みたらこんな風になるんだろうなあという擬似体験をできる点では面白いかもしれない。

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