- Amazon.co.jp ・本 (456ページ)
- / ISBN・EAN: 9784492046531
感想・レビュー・書評
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親の敷いたレールに従って人生を歩み続けていた大学生が、自身のやりたいことは何か?を見つめ直す。
彼が出した答えは、世界屈指の成功者、サード・ドアを開けた人達から「人生の成功」について学ぶことだった。
単なるインタビュー誌でなく、一人の主人公が失敗を繰り返しながら成長していく、1つの映画を観ているような感覚で読了。
また、成功者とのインタビュー内容や主人公をサポートした人たちの言葉1つ1つに重みがあり、温かさがあり、ビジネス書としてもモチベーションを高める一冊だと思う。
少なくとも成功者は失敗も多いが、失敗を恐れない。
どんな批判を受けてもアイデンティティを曲げない人という共通点を持っていると感じた。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ある学生の成長記とでも言える著書。
さまざまな分野で成功を収めている人との出会いが著者を強くしていくストーリーです。
最終章あたり、クインシージョーンズとのやり取りはなかなか読み応えがありました。
私もサードドアを開けなきゃ。 -
大学生がある時思い立ち、著名人にインタビューして回るという実話に基づく物語。
「今動き出さなきゃ」「成功するためにはやり抜く事が大切」といった旨の内容が記載されたもの。
物語調のビジネス書の契機となる本かもしれないが、個人的には抽象度が高くてイマイチだった。 -
著書であり主人公である、アレックスバナヤンが世界の著名人にサードドアをこじ開けた方法を悪戦苦闘しながらインタビューをしていくストーリー。インタビューを実現するために、彼自身がサードドアを拓いて行く冒険の物語。世界の著名人の共通点は、サードドアを自分なりに見つけて扉を自ら拓いたということ。いわゆる正攻法の正面突破では無く、他人や家族、社会に惑わされずに、自分の頭で考えて、信念に従い、小さな決断や行動を繰り返しつづけることではないか、と言うふうに自分は捉えた。かなり長いが、面白い映画を観ているように読み始めるとあっという間だった。読んでいて楽しかった。
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自己啓発本の類は普段読まないが、小説っぽく読めそうなのと、何より真っ白な装丁に惹かれてジャケ買い。
進路に迷う大学生が、各界で成功した著名人にインタビューを試みるノンフィクションだが、まぁ最初は当たって砕けて砕け散る。それでも良きメンターとの出会いや厳しくも愛のある指摘によって成長し、誰も開けないサードドアを開ける決断の重要性に気づいていく。
映画になっても面白そうな、すがすがしい作品だった。 -
主人公の失敗と成功が赤裸々に書かれている…のですが、「成功者に会ってインタビューしてそのノウハウを公開しよう」というのがちょっと志低いような、いや身の丈に合っているというか等身大というべきなのか…「失敗と成功は、挑戦した結果、という意味において同じもの」というのは同感です。
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・成長は失敗から生まれる。失敗を大事にすれば、そこから学べる。失敗は最高の贈り物なんだ。〜クインシー・ジョーンズ
・1枚目の紙には、これから1年で達成したい25個のことを書くんだ。
この中で、今から3ヶ月で達成したいものを5個しかえらべないとすれば。
5つのリストの上に「優先リスト」と書いて。
残りの20個のリストは「やらないことリスト」にする。
優先すべきトップ5を達成するカギは、残りの20をやめることだ。 -
1.目的
2019年9月の「ティール組織」のカンファレンス会場で売ってた本。ちょっと気になってた。中身は知らずに購入。
2.得られたこと
450Pあるけど、文章の構成が惹きつけられ、1日で読み入ってしまった。若き著者が大きなミッションを掲げて、少しずつ実現に近づいていくワクワク感と、途中にぶつかる挫折感にドキドキ。最後の締めが感動的。ミッションの本当の意味を見つける。レディーガガのエピソードは泣ける。
3.アイデア
本書のプロローグで語られる3つのドアの説明から、エピローグでまとめられる教訓が違っているのがまた面白い。
サードドアの考え方はわかりやすいメタファー。「精神的資産のふやし方」なんてどこにも書いてないのもまた良い。読者にいろいろ考えさせる文章構成がすごい。 -
凡人のやり方を学ぶため、購読。
何人かの成功した人たちへのインタビュー。
以下、参考になった。
・自分でドアを開ける。
・死に直面した時、自分にとって本当に大事なことは何だろうか、と考えるようになる。
・ナイトクラブに入る時みたいに、何とかして、中に入る。
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成功の秘訣を探す旅そのものが、それ自体が有意義なものであることを体現している作者の経験がとても興味深かった。意識一つで取り巻く世界が変化することがダイナミックに伝わって来て、腹落ちする。
インタビュー、とあるので、単純に著名人のインタビューをまとめたものかと勘違いしていたが本書の意図はそうではない。作者自身の経験談の物語であり、それ自体が著名人の言葉よりも何より為になった。
デジタル化が進む中で、ITの巨人たちの世界が、意外にも、対面でのコミュニケーションに行動を左右されるというのは眼から鱗である。
私もビジネスを進める中で、作者の感じてきた「なぜ上手くいかないのか」という悔しさを感じており、本書の、それでも前に進んで行くためのきっかけや出来事がとてもリアルに感じられた。
物語形式なので、直接的に何か「こうするべき」と教授するものではない。作者が伝えたいことは単純に、粘り強く生きること、だと思うが、読み手によってその重心は変化するのではないかと思う。また時間をおいて、自分がどのように感じるのかが楽しみである。