「考える技術」と「地頭力」がいっきに身につく 東大思考

著者 :
  • 東洋経済新報社
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  • Amazon.co.jp ・本 (276ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784492046715

作品紹介・あらすじ

「東大生は、なんで頭がいいの?」

実は「才能」も「努力」も関係ない!
東大生は、「日常から、広く、深く考える思考習慣」がついているから、
あらゆることが「最高の教材」に早変わり宇するだけなのです。

偏差値35から2浪して東大に合格し、東大生の勉強法や思考力を
大学4年間研究してきた筆者が、「東大生の5つの思考習慣」を
ステップを踏むことで誰にでも再現できる「型」として紹介します!

【本書で紹介する「5つの思考習慣」】
1.「どんなことでも一瞬で記憶」できる原因思考――東大生の記憶力は「なぜ?」でできている
2.「複雑なこともスッキリ整理」できる上流思考――東大生は「物事の流れ」から分析する
3.「新しい発想が泉のように」湧いていくる裏側思考――東大生は「あえて疑う」ことでアイデアをつくる
4.「難しいことを誰にでもわかるように説明」できる目的思考――東大生は「何のために」を明確にする
5.「どんな問題も正確に」解ける全体思考――東大生は「常に本質を探す」から間違えない

感想・レビュー・書評

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  • 「頭がいい❕」というのは、多面的に考えることが出来るということで、問題の解像度を上げることで適切な答えを出すことです。
    考える幅を広げる方法が書かれており、参考になりましたー。
    ぜひぜひ読んでみて下さい。

  • 『普段、何気なく目にするものから学び、思考を変えることで見える世界を変え、いろんなことをもっと深く理解できるようになる。』
    そのための、ノウハウがとても分かりやすく書かれていた。
    ページ下に書かれていたオススメの本も読もうと思う。トレーニング問題も良かった。

  • 「頭がいい人は〇〇が違う」が面白かったので、次にこちらも読んだが、こちらはちょっと読みにくかった。ざっくり目を通して、最後の東大思考のポイントが良かった。

  • 一言にすれば、「考え方の解像度の上げ方」ということ。
    それも東大生が入試時に問われるパターンに沿った解像度の上げ方。子どもと共有するために読んだ。ミドルティーンにわかるLevelまで噛み砕かれている。

  • さらっと読めるうえに、重要なことがチャプター毎にまとまっていて分かりやすい。
    見て、頭に入ってくる。
    社会人の経験の中で指導された内容も多々で、正直、目新しい情報が多いわけではないけれど、
    頭の中の整理にはぴったり。

    ページの下部に関連書籍があるのも嬉しい(しかも解説付き!)。
    一冊に詰まった情報量の多さ。そして溢れんばかりの知識を共有してくれる著者の優しさが滲む。

  • 1)関連付けや原因の深掘りによって記憶を定着しやすくする。もしくは記憶するべきことを減らす。(上流理解)

    2)日常にアンテナを張ってる。日常で見るものは全て結果であり、必ず原因が存在する。その原因を突き詰めることで、いろんな結果がつながり、理解力や記憶力が上がる。

    3)教科書が大事。教科書に書いてあることが本質的な場合が多い。

    4)説明する際、相手を過大評価しがち。全く知らない人に説明できるように。相手の反応を見ながら説明する。

    5)裏側思考で判断の精度をあげる。一つの意見を持った際に反対の意見について深掘りしてみる。

  • 長く忘れていた本質を思い出させてくれる内容でした。ハリセンで頭をスパーンとはたかれた気分。痛いけどどこかスカッとする感じです。
    頭のいい人は「なんで?」が多いっていうの、納得です。子供の頃の方が「なんで?」って物事に疑問を持つことが多くて(まだ物をよく知らないからというのもあったんですが)、大きくなるにつれて小さい頃にあった頭の柔らかさがなくなっていった気がしています。
    頭の良い人が作った「コレはこういう物だから」という事象やルールを思考停止で受け入れるほうがずっと楽です。でもそれでは頭はどんどん固くなり、ひらめきやアイデアも何も浮かぶことなく、ただ頭の良い人たちに人生の希少資源を搾取されるだけ。
    本書内の思考トレーニングは簡単なものばかりではなく、深く鋭く熟考しないと解答に辿り着けないものも多いです。東大思考な方々と自分の思考レベルの差に絶望しますが、同時に「あぁこれが自分の頭で考えるってことかあ」と快さもあります。筋トレすると体に汗が吹き出ますが、それが脳で起こってます。
    手元に置いておいていつでも開けるようにしたい本です。
    読み直すときは巻末のまとめポイントに目を通したり、オレンジのマーカー部分だけ辿るのがオススメです。内容をザクッと拾えます。

  • 記憶力が悪く、何かの参考になるかなと思って読んだ。
    記憶力を高めるコツは、話の本質をきちんと理解し、整理し、納得すること。また、何かに関連付けをして覚えること、らしい。あと、正しく覚えようとしすぎるのもダメだそうだ。一言一句違えず、覚えられるわけないと。
    正しく覚えなきゃだめだ!と思っていたので、これは一番目から鱗だった。まとめる、整理する。そしたら覚えてる、ってことね。
    当たり前なのに出来てなかったなあ、と思うことが色々あった。面白かった。

  • "頭が良い"とは何か、自分がふわっとイメージしていた内容に輪郭を与えてくれた良著。

    一般論:東大生=頭が良い を取り上げて、
    頭が良いとはどういうことか、では頭を良くするにはどうすればいいか、をとても分かりやすく展開している、

    "頭が良い"の具体的な内容として、
    ・記憶力
    ・要約力
    ・説明力
    ・発想力(演繹力)
    ・解決力
    を挙げており、それらは先天的に備わったものではなく、"思考回路"を変えることで強くなれるということ。

    いずれも具体例を交え具体的に記されており、
    例えば記憶力については、闇雲に覚えるようなことは決してせず、記憶すべきことを日常や過去に記憶していることに結びつける等。
    (実際はもっと行動に落とし込めるレベルで説明されている。)

    文章自体が非常に読みやすく、過不足も感じられない。ただ、東大生に固執してるのは少し面白おかしく感じた。

  • 多様なものの見方を身につけることが大切。

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著者プロフィール

西岡 壱誠(にしおか・いっせい):1996年生まれ。偏差値35から東大を目指し3年目に合格を果たす。東大入学後、人気漫画『ドラゴン桜2』(講談社)に情報提供を行う「ドラゴン桜2 東大生プロジェクトチーム『東龍門』」のプロジェクトリーダーを務め、ドラマ日曜劇場「ドラゴン桜」(TBS系)の監修(東大監修)を担当。2020年に株式会社カルペ・ディエムを設立し、代表に就任。経験に基づく教育プロジェクトを全国20校以上の高校で実施。『「読む力」と「地頭力」がいっきに身につく 東大読書』(東洋経済新報社)シリーズのほか、『東大メンタル 「ドラゴン桜」に学ぶ やりたくないことでも結果を出す技術』(日経BP)、『それでも僕は東大に合格したかった』(新潮社)など著書多数。

「2023年 『東大生と学ぶ語彙力』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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