なぜ「粗食」が体にいいのか (プレミア健康選書)

  • 東洋経済新報社
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  • Amazon.co.jp ・本 (186ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784492059234

感想・レビュー・書評

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  • 服部さん

  • 粗食について、身体に良いコトについて、食事についてetc..色々と考えさせられる本
    今の健康健康と繰り返し叫んでいる胡散臭いサプリメント等々と肉を食べるな!という人や肉を食べろ!という人、人それぞれで混乱している今の健康ヲタクの人々は一読あれ。

  • 本書では、栄養学の視点を寧ろ批判する内容が多々見られる。
    ある程度の知識を持った私としては、初めは違和感と疑問しか浮かばない。それはどれも曖昧な推奨と、科学的根拠を殆ど述べられていなかったからでもある。

    調理学の中で「現代の食生活について」という僅か2頁足らずの文章、現代の食の傾向から、精神面、そして社会面を多少窺い知る事が出来た。寧ろ本書よりも納得のいく内容にさえ思った。

    併し、よく考えてみると“中食”と呼ばれる『市販の惣菜やテイクアウトの外食を持ち帰ったりして食べる』というものは、栄養面から見れば果たして有害なものか、という疑問が少なからず残る。
    其処で私が結論付けたのは、調理という家庭の温かさが無くなる故に生じる、どちらかと云えば精神面や社会問題として考えるべきものだと云ったものだった。

    この本は当にその内容をより身近に、幅広く見たものであるのだと気付き、漸く合点がいった。

    一見、本書では穀物炭水化物が良いとして、野菜を減らし血肉となるタンパク質を減らす事を推奨しているように見えるが、重点を充てているのは其処では無く、栄養に拘るより精神的な充足を食の中に見出だす重要性、又、文化や地域の特性を重んじる意味を主張していたのだった。

    食生活に神経を使うよりもと云うのは尤もで、地域や四季に応じて食品を変える事は、譬え栄養素に偏りが出たとしてもそれ以上の意味がある事を再認識した。

    本書では、栄養管理…病院食の難しさについて、ほぼ結論を出さない状態で軽く触れられている。これは当に、栄養という一部でなく、食を見直すという事はある意味では科学から離れた心理学の面から見たり、文化を基調とした食への配慮を考える、凡そ管理栄養士の仕事とは対極にある考え方が、多かれ少なかれ必要である事を指すのだろう。

    此処で「食事療法=健康になろうとする力」と云った内容や、「医学の歴史はプラシーボの歴史である」と云った言葉をぼんやりと理解する事が出来た。


    食を考える事は、必ずしも科学的なもの…栄養素や体内での働き ではなく、家庭や地域という「場」を考えるものである事を痛感し、安易に食の善し悪しを図る事は出来ない事、そして何気無い…自然に委ねた食こそが理想でもあること を、頭に刻みながら学に取り組んでいきたいと思った。

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著者プロフィール

医学博士、帯津三敬病院名誉院長、日本ホリスティック医学協会会長。

「年 『自然療法Ⅲ 疾病別治療法』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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