ベイジン〈上〉

著者 :
  • 東洋経済新報社
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本棚登録 : 349
レビュー : 48
  • Amazon.co.jp ・本 (361ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784492061473

作品紹介・あらすじ

2008年8月8日、五輪開幕に沸く中国・北京。メインスタジアムでは、世界最大規模の原子力発電所「紅陽核電」から、運転開始を伝える光が届いた。だが、それは、世界中の人々の命をおびやかす、絶望的なクライシスの始まりだった…。時は遡り、2005年。大亜重工業の田嶋伸悟は、大連郊外に建設する「紅陽核電」の技術顧問として参画するため、中国に到着。同じ頃、中国共産党中央紀律委員会の〓(とう)学耕は、中国側の責任者として同地に赴く。〓(とう)には、大連市での党要人の汚職摘発という"密命"も課されていた。二人は、さまざまな困難に遭遇しながらも、核電完成のために悪戦苦闘を続ける。そして迎えた五輪開会式当日、田嶋は本格送電の直前に事故の予兆を感じ、〓(とう)に運転中止を訴える。だが、〓(とう)は田嶋の拘束を命じた-。

感想・レビュー・書評

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  • 中国でビジネスに関係する仕事をしている者として、楽しく読破できる小説でした。

  • ハゲタカ以降他の著作も読んでみたいと思っていたところに、図書館和書コーナーにあったので上巻だけだったが手に取った。折りもおり、福島原発事故と中国新幹線事故を予想したような内容を予感させ、一気に読んだ。しかし下巻になかなか辿りつけなかった。
    共産党内部抗争や中国オリンピックなどはステレオタイプの部分もあるが、こと原発についてはあの3月依頼よく聞いた用語そのものである。本作では結末が記されておらず、もちろん現実の福島の現状とは異なるとは思うが、そこに至る過程が小説になってしまうくらいの現実というのが逆に空恐ろしい…

  • 読了。エネルギー問題と日中の国と国の関係と現場の人間関係と・・縦糸横糸斜め糸まであやなし、面ろ !(^^)! 。お薦め。

  • 原発という「神の火」を中国で立ち上げる!
    男の浪漫ですね。中国のお国柄もよく表現されてて
    面白いですねー

  • 2010/5/12
    予想を裏切らない展開。
    中国を題材にした小説は「家柄」、「権力」、「面子」と大体こんな感じになります。

    中国企業、官僚を相手に奮闘する日本人の主人公。
    同じく中国という組織に立ち向かう男性中国人、主人公。
    そして中国という文化に立ち向かう女性中国人、主人公。
    目指すところは違っても現在の中国の負の側面に挑む姿には変わりない。

    中国を相手に商売をできればどこでも通用すると言われます。
    これは、中国人が商売上手という意味だけでなく、中国という複雑な組織でうまく立ち回ることができれば、他のどの国に行ってもやっていける。そんな意味もあると思います。

    わたしと同じく問題山積みのまま下巻へ。


    2010/5/5
    北京五輪に合わせて読もうと思っていたのですが、上海万博になってしまいました。
    いかにも中国!という展開にいきなり引き込まれてます。

  • 熱い!中国との文化の違いを乗り越えて仕事に取り組んでいく姿が良い。話も時系列に進んでいきテンポ良い。

  • 原発の話。
    登場する男性が、いつ読んでも素敵だ。

  • 2008年8月、北京五輪に合わせて中国が世界最大の原子力発電所を立ち上げるという壮大な設定。
    国家の威信を背負いつつも、私利私欲に没頭する中国人と、世界一安全な原発を作りたいという一心で、
    異国の地でさまざまな苦労を乗り越える日本人技師・田嶋の戦いが非常に面白い。

    田嶋の技術者としての魂と、世界一の原発を建設を進めるリーダーとしての
    立ち振る舞いに心を打たれるのはもちろんだが、なんといっても古くから
    大国として自国独自の文化や政治を築きあげてきた中国人の
    処世術や対人能力には驚くばかり。

    物語としてはもちろん、(デフォルメされているであろうが)中国人の
    キャラクターは非常に興味深かった。

  • 中国という国の愚かさ(あえて書いちゃうけども)にイライラし、話の展開にドキドキして、読み終わるとどっと疲れます、この人の本は←褒めてる。
    ただ、今回は結末が・・・!!『え〜〜!ココで終わり〜?』『どうなっちゃうの?』っていう終わり方なので、欲求不満気味。

  • こういうパニック小説で、最初にパニックの発生を読者に知らせておいて過去に戻るという手法が有効なのかどうか、少し疑問です。元々が週刊誌連載と言うことで、若干の冗長さを感じなくもないんですが、話が転がりはじめたら速いです。

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著者プロフィール

真山仁(まやま じん)
1962年、大阪府生まれ。同志社大学法学部政治学科卒業。読売新聞記者を経て、フリーランスとして独立。2004年、熾烈な企業買収の世界を赤裸々に描いた『ハゲタカ』(講談社文庫)でデビュー。これが代表作となり、ドラマ・映画化された。
「ハゲタカ」シリーズのほか、『虚像の砦』『そして、星の輝く夜がくる』(いずれも講談社文庫)、『売国』『コラプティオ』(いずれも文春文庫)、『黙示』『プライド』(いずれも新潮文庫)、『海は見えるか』(幻冬舎)、『当確師』(中央公論新社)、『標的』(文藝春秋)、『バラ色の未来』(光文社)、『オペレーションZ』(新潮社)がある。

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