- Amazon.co.jp ・本 (218ページ)
- / ISBN・EAN: 9784492222621
作品紹介・あらすじ
ニート対策の現場のプロが書いた若者たちの真実。
感想・レビュー・書評
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この本は実際に悩む親御さんには読んでほしくない。読んでも何も解決はしないだろう。何故なら作者の経営する寮に入れてお金を払う事しか書かれていないからだ。問題定義もされていたものの、解決の糸口は見えず投げっぱなしに感じる。寮生活で家族と完全に切り離される場合のデメリットには全く触れず、全体を通して耳触りの良く上辺の澄んでいる所だけを飲まされているような気がして気持ち悪かった。巻末の雑居福祉村を検索してみたが2004年前後の記事しか見当たらないのも残念でならない。正直時間の無駄とも思える本であった。
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<閲覧スタッフより>
ニートや引きこもり、不登校の若者の再出発を支援するNPO法人「ニュースタート事務局」代表による“ニートの実態”。「糊しろのない生真面目さ」が若者を追い詰めていると著者は言います。ニートになるキッカケ、彼らの声、その対策など、著者が取組む“現場”を紹介しています。
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所在番号:366.8||フノ
資料番号:10169183
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ニートは労働意欲のない甘えた若者、というのは、大きな誤解。
現代は、だれしもがニートになる可能性のある時代。
(というか、自分がなってしまったのだが)
若者が、「社会の歯車」でさえもなくなり、取り換え可能な消耗品として見られる企業社会の構造が出来上がりつつある。
筆者自身がニート経験者であり、ニート論について非常に説得力がある。
といっても、「退職型ニート」の話題や、そこからの自立の体験談が多いので、ひとつのイメージの型として捉えてもいいかもしれない。
まずは、親と離れることが自立への第一歩。
最後に、イタリアの「神以外は全員が障害者であり、お互いに助け合って生きていかなければいけない」という考え方に共感いたしました。 -
NPO法人ニュースタート事務局代表の著者による現場レポート。数多くの若者を支援してきたからこそわかるニート達の心の叫びを丁寧に書いている。無意識であれニートは右肩上がりの一元的価値観へのアンチテーゼだと言う著者。スローライフ的価値観のススメとして読み解いても面白い。
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ニートそのものを肯定する本かとおもいきやニートの人間性を肯定する本だった
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ニートが増えた原因などが載ってる、ニートの考え方など、ニートの希望性などが載っていて、なかなか難しい問題だと思いました。希望性があるとか著者はいってるけど、私は絶対ニートなんかにはなりたくない。と思いました。だけど、みんないろんな考え方を持っていると思うので仕方ないとは思う。人間いろいろ人生いろいろってやつですね。
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ニートの現場の声を聞けるという意味においては、貴重なものである。だが、著者自身の経歴における描写には、どうも納得できないところがある。
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ニート支援NPO団体を設立された方の著作であるため、内容は非常に「現場主義」的な感じ。
タイトルからもわかるように、ニートに対してもかなり寛容な態度であるし、彼自身の人生論も随分と極端で、受け容れがたい方も多いと思います。
批判・検討するには好素材なのでは。