NPOで働く

著者 :
  • 東洋経済新報社
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  • Amazon.co.jp ・本 (207ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784492223123

作品紹介・あらすじ

NPOとはどんな組織なのか、NPOで働くとはどういうことなのか、どこから収益を得ているのか、給与水準はどんなものなのか…。若き"NPO経営者"の挑戦から、新たなNPOの役割と新しいビジネスのあり方が見えてくる。

感想・レビュー・書評

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  • 【貸出状況・配架場所はこちらから確認できます】
    https://lib-opac.bunri-u.ac.jp/opac/volume/786915

  • 「NPOを職業選択の一つに」という素晴らしいテーマを持って書かれた本。

    残念ながら、テキストはつまらない。ネタが良いだけにおしい。

  • NPOってすごく緻密に準備してコツコツ地道にやるというイメージがあったが、走りながら少しずつ形にしていくというのもあるんだなと思った。
    学ぶことが多い。

  • 3年ほど前に工藤さんにお会いした。大学卒業間近の当時、新卒でNPOに参画することを伝えると、笑顔で覚悟はあるのか問われた記憶がある。今さらながら本書を読んで、あの時の問いの真意が分かったように思う。

    これまで10年間の歩みをまとめたものであるが、NPOに携わる人にとって重要なヒントが描かれている。ひと言でいえば、関わる人の多様性と、それに惜しみなく投資することである。ここまで多様性を持ち得る組織には滅多に出会わない。

    もちろんこれからNPOに携わる人や、子どもがNPOで働く親などにとって、とても参考になるのではないかと思う。

  • NPOで働いているのに、今さらながら読んだ。
    どんな空想事例よりも、自分事を語る姿勢、失敗したことも素直に振り返る素直な姿勢、周囲への感謝とそれぞれの役割があること、そして長所を活かしつつもお互いが補い合う関係と同じ方向を向いて活動してる姿が自分と重なる部分もあり、足りてねーって思う部分も。直接外に行くだけでなく中で制度を整えることの必要性だったり、自分が軽視していた部分にも触れられた。これからNPO考える人だけでなく、今働いている人も是非読んだら面白い著書。普通の人生を書いてるのに、こんなに印象深いのは久しぶり。

  • 「大卒だって無職になる」が「育て上げ」ネットの若者への支援を語ったものなら、こちらはNPO設立の経緯や多士済々のスタッフ、そして事業展開のための取り組みを明らかにした内容。
    ますます学ぶべきものが増えて、ぜひとも直接お会いしたい思いが募りました。

  • 5章構成の本であるが、3章を読み終えたころ、飽きて止めた。
    「困った→こんな人が現れた(こんな風に解決できた)」という流れであるが、矢印部分の記述が薄く、簡単に解決したような印象になっている。おそらく、この本を書くための記憶の掘り起こしが足りないのではないだろうか。
    中身は、NPOのイロハや、ゼロからのNPO立ち上げの苦労点がわかるので、ためにはなる。特に、資金繰りは大変のようだ。
    なお、参考に章立てを紹介する。
    ①僕がNPOを立ち上げた理由
    ②若者支援の現場をつくる
    ③育て上げネットで働くひとたち
    ④育て上げネットを支えてくれる企業のひとびと
    ⑤NPOを通じて社会に貢献する

  • 大変分かりやすく、タイトル通りにNPOで働くとどういう世界が待っているかが書いてあります。インターン・ボランティア・プロボノ・転職と、NPOになにかしらで関わりたい人にとっての入門書としてとってもいいかもしれません。

    ・優れた政策が生み出される際に重要なことは、メンバーにその制作によって影響を受ける当事者がまたはそれに近い人間が3割程度いることです。(23)

    ・現場で起こっていることを、さまざまな若者がいることをつたえるだけではなく、彼らへの支援の有無が“あなた”にとってどんな意味や影響があるのかを訴えなければならない。(48)

    ・事務曲調とは、山の向こう側までトンネルの開通を目指して一心不乱に掘り進む人間の半歩後ろで、落盤に備えた補強をし、安心して通行できる状態を作る、組織に不可欠な存在なのである。(89)

    ・ひとりで二つ三つの役割をこなさなければ組織は回らない。山本のように小さな組織で広く業務を担当していた経験があれば企業に限らずNPOでも大変貴重な存在となる。(96)

    ・支援サービスの質うぃ上げるためだめに専門知識や経験年数のある人材を採用するのではなく、若者の自立支援を通して目指す社会にまい進していくことに、情熱と揺るがない意志を持つ仲間を集める。そういう共同体であり続ければ、社会課題の解決の先はたどり着けないだろう。(101)

    ・NPOの仕事は問題の解決。薄く、広く、継続的に共感を集めることなんだよ。世の中に問題があるからNPOは産まれた。NPOが自分だけの力で問題を解決するのではなく、たくさんんおひとから共感を集め、かかわったひとの意識と行動を変えることもNPOの仕事。世の中で、NPOだけで解決できる問題などひとつもないんだよ。(139)

  • 再読。

  • 評価3(買って納得)
    著者がNPOを立ち上げた経緯、関係者にどんな人がいるのか、という紹介がされている。
    紹介部分にかなりの紙幅を割いているので、NPOで働くというのはどういうことか、イメージをつかみやすいと思う。
    NPOが社会に担う役割もわかりやすく書かれている。

    こんな人におススメ
    ・これからNPOを立ち上げる予定の人
    ・NPOで働こうかな、と考えている人
    ・NPOって何?という人
    ・自分が所属しているNPOの意義を振り返りたい人

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著者プロフィール

特定非営利活動法人「育て上げ」ネット理事長。昭和52年6月2日、東京・福生市で生まれる。成城大学文芸学部マスコミュニケーション学科中退。平成14年、米国ベルビューコミュニティーカレッジ卒業。平成15年、青少年就労支援NPO「育て上げ」ネット設立。平成16年、特定非営利法人化。現在、同法人理事長として若年者就労支援に携わる。著書に『ニート支援マニュアル』(PHP研究所)がある。

「2006年 『育て上げ ワカモノの自立を支援する』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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