放射能汚染食品、これが専門家8人の食べ方、選び方

  • 東洋経済新報社
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  • Amazon.co.jp ・本 (216ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784492223185

感想・レビュー・書評

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  • 原発事故が起きてから1年が過ぎ、食べ物、旅行に関してはマスコミが敢えて東北観光、食べ物の映像を流し逆「風評被害」を起こしかねない懸念さえ感じるこの頃である。事故の起きた2011年内に一番信頼できる食品放射能汚染の解説本として出された本書は、8人の解説者がそれぞれの考えを述べている。全体的に楽観的なトーンで書かれているが、松本市長 菅谷氏の章と暫定基準値について書かれた山口氏、食のサプライチェーンについてのリスクを書かれた河岸氏の章は、これから顕在化する食の放射能汚染を考えるに重要である。

  • びぶりお工房:録音版製作担当者きまりました。(

  • 今回は人数が多いので、にぎやかでした。

  • 放射能汚染食品の対応本 科学的根拠の説明があるが
    すこし専門家により温度差があるようにみうけられた
    とにかく内部被爆は危険であり 安全と言い切れる現状にはないのが
    本当のところで 安全といっても推論でしかない
    こうやったら摂取を軽減できるといった情報を得ていくしかない
    特に魚に関しては情報が少なすぎると思った
    放出された汚染水の中にはセシウム、ヨウ素以外の核種が
    存在しているはずだがヨウ素、セシウムのデータしかないのが不満
    生物的半減期の長い核種もあるはずなのに。。。
    日本産の魚はもっと詳しいことがわかるまで摂取しないほうがいいと思う

  • 野口邦和 (著), 伊東伸彦 (著), 石丸 隆 (著), 白石久二雄 (著), 三好弘一 (著), 菅谷 昭 (著), 山口英昌 (著), 河岸宏和 (著)
    肉は? 魚は? 米は? 野菜は? 水は? 給食は? 外食は?
    各分野のスペシャリストが、新聞・雑誌・TVよりもわかりやすく解説!

    これが現時点での最終結論!

    【野菜・米】暫定規制値以下でも気になる人は「調理法を工夫する」か「産地を選ぶ」(野口邦和)
    【肉・牛乳・乳製品】「空気・水・エサ」の汚染ルートに注目。検査体制は意外にしっかりしている(伊藤伸彦)
    【魚】少なくとも2年は注意が必要。汚染のピークの時期も数値も、現時点ではわからない(石丸隆)
    【食べ方・調理法】食品ごとのポイントと、とっておきたい栄養素(白石久二雄)
    【水】いまの水道水は飲んでもまったく問題なし。浄水器の効果は、種類によってさまざま(三好弘一)
    【子ども・給食】「結末」は誰にもわからない。子どもの未来を考えると、安全策に「やりすぎ」はない(菅谷昭)
    【暫定規制値】根本的な対処のため、私たちが考えるべき6つの課題(山口英昌)
    【食品流通・産地表示・外食】食品の法律は抜け道だらけ。思わぬところで思わぬ産地の食品を口にしている!(河岸宏和)

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著者プロフィール

野口 邦和(のぐち くにかず)
1952年千葉県佐原市(現在、香取市)生まれ。
1975年東京教育大学理学部化学科卒業、1977年同大学大学院理学研究科修士課程修了。
理学博士。専攻は放射化学、放射線防護学、環境放射線学。
1977年日本大学助手、准教授を経て2018年定年退職。前福島大学客員教授。日本大学歯学部放射線施設の選任主任者24年。
現在、本宮市放射線健康リスク管理アドバイザー、原水爆禁止世界大会運営委員会共同代表。

「2021年 『福島第一原発事故10年の再検証ー原子力政策を批判し続けた科学者がメスを入れる』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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