あ、「やりがい」とかいらないんで、とりあえず残業代ください。

著者 :
  • 東洋経済新報社
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本棚登録 : 588
レビュー : 74
  • Amazon.co.jp ・本 (167ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784492223345

作品紹介・あらすじ

――「たかが仕事」でそんなに苦しむのは、アホらしいと思いませんか?――

「朝30分遅刻すると鬼のように怒られるのに、夜30分残業してもその残業代は払われない」(事務)
「給料がたくさんもらえれば、仕事のやりがいだって少しは感じられるかもしれない」(事務)
「『定時』はだいたい22時』(SE)
「就活中の学生には、業務時間内にメールを送るように指示されている」(営業)
「同僚が上司から『あいつはよく休む』と評価されていることを知り、自分はもう休めないと思った」(営業)
「ワークライフバランス否定派の先輩が、健康診断にひっかかって顔面蒼白になっていた」(SE)
「OG訪問をしたら、先輩女性社員の肌の荒れ方にびっくりした」(大学生)
「学生時代はほとんど勉強しなかった友人が、就職するなり『早く成長したい』とか言い出して、心配になる』(事務)

みんな、「働くこと」に悩んでいます。
「やりがい」って、そんなに必要なのでしょうか?
「お金のために働く」って割り切ることは、そんなに悪いことなのでしょうか?

本書では、大人気ブログ「脱社畜ブログ」の管理人が、みんなが心の中では「おかしい」と感じている
働き方をぶった切り、日本人にかけられた「社畜」の呪いを解消します。
「働くこと」に悩んでいるビジネスパーソンはもちろん、就活中の学生にもおすすめです。

感想・レビュー・書評

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  • 東洋経済オンラインで紹介されていて、おもしろそうだと思ったので購入。

    いやー、確かに労働者の権利としてはごもっとものご意見がものすごく語られているんだが、現実見ると、権利ばっか主張していると嫌われるし、国際競争にも負けていくと思うし・・・という感じの複雑な気持ちになる本だった。

    だが、とてもおもしろい部分があって、それは、小学校の段階から社畜教育が始まっているという部分。

    将来の夢をなぜか決めることを強要され、しかもそれが仕事でなくてはならない。
    しかも、今ある仕事から選べと。

    現在でも、30年前には存在しなかった仕事がたくさんあるのに、なぜ今の子供たちに既存のレールしか見せず、そこからしか選ばせないのか。たしかにそういうことは僕も疑問に思っていた。
    で、この部分では、世の中お金じゃなくやりがいという思想を植え付けたり、労働者の権利の守り方や取り方を教えなかったり、まあ各所で洗脳とも思われるようなことがされていると述べられている。この部分は、現代の仕事事情に疑問を呈したよい部分であると思う。

  • タイトルがなかなか辛辣だなぁと思って気になり読んでみた。
    当り前のことが書いてあるけど、あぁ確かにそうだなと思うこともたくさん
    でも読んでて気持ちはスカッとするが
    解決策が見えない…!!!!
    結局どうすりゃいいんだ!?って。
    オチが無い。
    新卒の方等新たに働き始める人にはうんうんそうだよね!って同意を得られるとは思う。
    ただこの本の通り正しいことは正しい!と分かっていても
    今を生きるのは難しいんだよ…(社会に出て早15年以上経ちましたが)
    転職を何度も繰り返して今やーっと、ほぼホワイト企業なのでいいけど
    新卒~数年前まで地獄だったなぁと思い出した。そんな本。

  • 著者自身が述べていることは、決して突飛なことでもなければ我侭でもない。不満に思うか疑問として生じることを真正面から述べているのであって、職場・組織において、そのように考える人々の声に耳を傾け、ギャップの解消に真摯に取り組んで行かなければならないという気持ちにさせる本。

  • ★×4.5

    素晴らしい本だった。著者の考え方がユニークで、面白く読み応えがある。

  • この本を読んでからちきりんのブログを読むと、その差に笑いがでる。
    ブログとかぶる部分が多いから、ブログを読んでる人に新しいことはないかもしれない。
    でも、改めて読んでみて、社会の仕組みのヘンテコさとか、自分の意識のおかしさに気づくことが多い。

  • 指摘されるように、勤め先のことを「ウチ」と言わないことは大事だと思う。

    「(従業員をしているが)勤め先は株主のもの」と考えれば、「残業=会社のコスト」という考えを持つことができる。

  • 「そーそー!そうなんだよ!!」と、相槌を打ちながら読めるけれど、だからといって実現できるわけではない。。。

  • 読み物として面白い。

    刺激強めなタイトルだが、内容は至極あたりまえ。しかしながら、時折「あぁ、そうだよな〜」と思うことがあったので、私自身の"社畜"レベルが上がってしまっていることを認識した。
    「社畜の分類学」や「社畜教育」など、著者ならではの視点が新鮮。2014年の書籍だが、今読んでも十分に楽しめる。

  • 社畜...でもないわな。

  • 子供の頃から「やりがい」だとか「仕事を通じて、どう自己実現するか成長するか」と念仏のように教えられ続け、しかし労働者として働く上で自分を守る知識や方法はほとんど学校で教えることがない・・・というくだり、さもありなんと納得。
    高校時代からブラックアルバイトを普通だと飼い慣らされ、大学卒業後はブラック企業に勤めて、何も疑問抱かず心身を壊すまで働き続ける若者たち。

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著者プロフィール

日野 瑛太郎(ヒノ エイタロウ)
「脱社畜ブログ」管理人
1985年生まれ。東京大学工学部卒業。東京大学大学院工学系研究科修士課程修了。大学院在学中、就職するのが嫌でWebサービスの開発をはじめ、それがきっかけとなって起業をするが、あえなく失敗。結局、嫌で嫌で仕方がなかった就職をすることになる。経営者と従業員の両方を経験したことで日本の労働の矛盾に気づき、「脱社畜ブログ」(http://dennou-kurage.hatenablog.com/)を開設。ブログはたちまち月間約50万PVの有名ブログになり、現在も日本人の働き方に関する意見を発信し続けている。著書に『脱社畜の働き方』(技術評論社)がある。

「2014年 『あ、「やりがい」とかいらないんで、とりあえず残業代ください。』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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