「外食の裏側」を見抜くプロの全スキル、教えます。

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  • 東洋経済新報社
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  • Amazon.co.jp ・本 (263ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784492223390

感想・レビュー・書評

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  • ここまで誤解と嘘で本が書けるのか。よくyahooにこの人の記事でてるけど、テキトウにも程がある

  • 衛生管理のできていない店においしい店はない。
    かつて外食は家では食べられない特別なごちそうを食べるところだったが普通の日にいつでも誰とでも行けるものに変わった。
    食には①おいしい②安全③機能が必要。
    牛肉が高い理由は鶏肉に比べて飼料の量が3倍くらい必要だから。
    肉に植物性タンパクを50%も入れることがある。味が薄まるので肉エキスや調味料など様々な添加物で味を調える。
    豚カツやエビフライの衣をめいいっぱい使って大きくみせることがある。
    立ち食いそばではそば粉が1,2割のそばを平然と出している。外国産の小麦粉を混ぜて打った方がやすく済むから。さらにリン酸塩を入れると歯ごたえがつるつるする。
    持ち帰り弁当のご飯は2年前の古古米。さめたらまずくて食べられない。
    コンビニのおにぎりの米は添加物は入っていない。さめてもおいしい理由は新米が使われているから。
    表示義務のあるコンビニ弁当の方が何が使われているかわからない持ち帰り弁当より安全。
    焼き鳥で形が揃って綺麗なものは輸入物の仕入れ品。ねぎまは冷凍、解凍に不向きなのでねぎまがあれば冷凍焼きに卯を使っていないと言うことになる。
    ラーメン店で大きな寸胴鍋があったら店でスープをとているということん。なければ業務用のラーメンスープを仕入れている。

  • 素晴らしい。
    外食の構造的問題を消費者が普段触れる面から解き明かしています。
    何が問題なのか、とても解りやすい。

    更にポイントとなるのは、オススメ店舗がP222から理由含め書かれていることです。
    真面目にビジネスをした結果、紛い物を使った店より美味しくても高いために敗れてしまうことは多いでしょう。
    我々の金が何処で落ちるのか、それで日本の外食産業の方向性は決まります。

  • 安くて安全だけなら何でもいいかという話。
    知らなきゃよかったという類かなぁ。
    うんちくとしては面白いけれど、食べ物がまずくなるので読まない方よかったかも。
    まずほんとに旨いを知らないとなぁ。

  • 今の外食産業が重視しているのは、安全、価格、美味しさの順であり、昔の格式がなくなったと嘆いている。その点は見方によるが、内容はその安全と価格を追求するために消費者を半ば欺いているという指摘。
    外食と中食の違いは原材料表示の厳格さが一番違う。立ち食いそばがそばを2割しか使わず実質小麦粉によるうどんだとしてもそばと表示できる。外食ハンバーグも50%水分を抱えたリン酸塩だったとしてもOK。著者のましな割安が移植のtipsとしては、清掃がされていないところはだめ、仕入れ品の段ボールがあるかチェック、
    牛肉は、豚と違い表面のみが汚染されるので、普通は削れば大丈夫だが、形成肉ではその安全性は担保されない。また挽肉も同様であり、レアのハンバーグは危険。古米はほとんどが外食で消費される。時間が経った持ち帰り弁当はすぐ劣化する(コンビニ弁当は新米らしい)。

  • 外食するのが恐くなります。外食産業にかかわらず、日本産業の利益至上主義を情けなく思いつつも、そうさせたのは我々消費者だと反省もせねばなりません。

  • 自炊が一番。安全な店リストをつくる

  • 単価が安い店の理由が書かれていました。
    植物性タンパク質が肉のかさ増しに使われているのは知っていたけれどほぼ植物性たんぱく質の肉料理が外食の世界ではありえてしまうのが怖かった。
    添加物、輸入野菜etc表示義務の無い外食は信頼できる店を選ばなければいけないな、と痛感。

  • これを読むと外食どころか、中食やソーセージなども食べれなくなる。
    『植物性タンパク』要注意。表示をちゃんと気にしたい。
    手間がかかってもおうちで手作りするお料理が一番おいしく安全。あたりまえだけどお料理は食べる人を喜ばせたいという心遣いにつきる。

  • 今回のマクドナルドの事件で読んだわけではないのだが、ちょうど読むタイミングがあってしまった。(この本ではマクドナルドの検査体制はいいことになっている)。この本を読み始めてから、スーパーなどのお惣菜の裏の成分表示を気にするようになった。たしかにこの本にあるように、添加物が加えられている。ファミレスなどでの外食はほとんどしないが、昼食のオフィスの近所の食堂なども気になる。また、ダメなところの名前は伏せられているが、推奨されているチェーンを実名で公表しているのがいい。

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著者プロフィール

食品安全教育研究所代表
1958年北海道生まれ。帯広畜産大学を卒業後、農場から食卓までの品質管理を実践中。これまでに経験した品質管理業務は、養鶏場、食肉処理場、ハムソーセージ工場、餃子・シュウマイ工場、コンビニエンスストア向け総菜工場、玉子加工品製造工場、配送流通センター、スーパーマーケットなど多数。著書に『「ビジュアル図解」食品工場の品質管理』(同文舘出版)、『“食の安全”はどこまで信用できるのか 現場から見た品質管理の真実』(アスキー出版)など。

「2019年 『最新版 食品工場のしくみ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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