女性はなぜ活躍できないのか

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  • 東洋経済新報社
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  • Amazon.co.jp ・本 (301ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784492223536

作品紹介・あらすじ

総合職でも一般職でも働き続けられないのはなぜ?
若い女性に専業主婦願望が強いといわれているのはなぜ?
幹部候補生として採用した女性ほど辞めてしまうのはなぜ?

日本企業で女性人材が育たない原因を明らかにすると共に、女性の活躍を推進してきた資生堂、大和証券、セブン&アイ・ホールディングス、ファーストリテイリングなどの取り組みも紹介。多様な人材活用を実現するための処方箋を提示する。

エピローグに桐野夏生氏インタビューも掲載。深夜の弁当工場で働く主婦パートを描いた『OUT』、孤独な専業主婦を描いた『だから荒野』などの作品のインタビューを通して、日本の女性が置かれてきた社会構造を掘り下げる。

女性労働研究・ワークライフバランス研究の第一人者が問題の根源を解明する決定版
桐野夏生氏推薦!

感想・レビュー・書評

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  • 岐阜聖徳学園大学図書館OPACへ→
    http://carin.shotoku.ac.jp/scripts/mgwms32.dll?MGWLPN=CARIN&wlapp=CARIN&WEBOPAC=LINK&ID=BB00628552

    テーマ5 ジェンダー平等を実現しよう
    総合職でも一般職でも働き続けられないのはなぜ?
    若い女性に専業主婦願望が強いといわれているのはなぜ?
    幹部候補生として採用した女性ほど辞めてしまうのはなぜ?

    日本企業で女性人材が育たない原因を明らかにすると共に、女性の活躍を推進してきた資生堂、大和証券、セブン&アイ・ホールディングス、ファーストリテイリングなどの取り組みも紹介。多様な人材活用を実現するための処方箋を提示する。

    エピローグに桐野夏生氏インタビューも掲載。深夜の弁当工場で働く主婦パートを描いた『OUT』、孤独な専業主婦を描いた『だから荒野』などの作品のインタビューを通して、日本の女性が置かれてきた社会構造を掘り下げる。

    女性労働研究・ワークライフバランス研究の第一人者が問題の根源を解明する決定版
    桐野夏生氏推薦!

  • ふむ

  • 366.38||Os

  • 東2法経図・6F開架:366.38A/O74j//K

  • ずばり!なぜでしょうか…古くから日本は男尊女卑という言葉で世の中が回っていた時代は過去となり、国では女性と男性が家事を負担するなどして、ワークライフバランスを推奨しています。でも、周りの女性はどうでしょうか…この本では事例をあげながら女性のあり方を読み解いています。「女性は女性らしく」がいいのでしょうか…。

  • 長時間労働できるとコミットすることで、一人前とみなされる。っていう指摘にヒザを打ちました。そうでない所で勝負する道を探す決心がつきました。ありがたい本です。

  • 女性活躍のためにいかにすべきかを考えるうえで、まず読むべき手頃な一冊。女性活躍が進まない原因は、両立支援策の不足よりも、女性差別的な雇用慣行にあると指摘し、そのような雇用慣行を見直していき、ポジティブ・アクションを導入していくことが重要であると指摘している。
    本書で紹介されている「統計的差別」という考え方は勉強になった。
    本書を読んで感じたのは、女性活躍のためには、男性も含めた働き方改革が重要であるということだ。長時間労働を前提とした男性並みの働き方が前提だからこそ、出産・育児等でそのような働き方がどうしても難しくなる女性が「統計的差別」を受けることになるのだと思う。長時間労働を前提にしない、メリハリのある仕事の進め方を男女関係なくするというのがデフォルトになれば、多少、育休を取ったり、短時間勤務を選択したりしても、男性との差がそこまで出てくることはないだろう。それは、生産性向上という点で、日本経済のためにも求められることだと思う。

  • 「なぜ女性は仕事を辞めるのか」青弓社2015.6 の調査執筆者でもあり、この本からのデータ引用もある。

    女性が正社員で60歳まで働き続けた場合の生涯賃金は大卒で2億3000万円。高卒では1億6000万円といわれる。一方30歳で出産して専業主婦になる場合の生涯賃金は3000万円。この差額が保育所が無くて就業をあきらめた場合の子育ての機会費用である。大卒では2億、高卒では1億3000万。もし保育所の利用が可能であれば、大きな経済価値が社会に生み出されることになる。

  • 展示期間終了後の配架場所は、開架図書(3階) 請求記号 366.38//O74

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著者プロフィール

日本女子大学名誉教授。専門は労働経済学、女性キャリア研究。日本ペンクラブ女性作家委員会委員。東京都女性活躍推進会議専門委員。南イリノイ大学経済学部博士課程修了。Ph. D(経済学)。コロンビア大学社会科学センター研究員。シカゴ大学ヒューレット・フェロー、ミシガン大学ディアボーン校助教授、亜細亜大学助教授・教授を経て日本女子大学人間社会学部現代社会学科教授。
主な著書は『ワークライフバランス社会へ』(岩波書店、2006)『ワークライフシナジー』(岩波書店、2008)『ワーキングプアの本質』(岩波書店、2010)『妻が再就職するとき―セカンドチャンス社会へ』(NTT 出版、2012)『女性はなぜ活躍できないのか』(東洋経済新報社、2015)『なぜ女性は仕事を辞めるのか』共編著(青弓社、2015) 『21 世紀の女性と仕事(放送大学叢書)』(左右社、2018)『なぜ女性管理職は少ないのか―女性の昇進を妨げる要因を考える』共編著(青弓社、2019)等多数。

「2023年 『「助けて」と言える社会へ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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