まんがでわかる LIFE SHIFT

  • 東洋経済新報社
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  • Amazon.co.jp ・本 (196ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784492223871

作品紹介・あらすじ

今こそ、自分の人生を生きよう!
「100年人生」の一大ムーブメントを巻き起こした30万部のベストセラー、待望のまんが化。

長生きなんてしたくない。今が楽しければよく、将来に漠然とした不安を抱く大学生の美咲。
真面目に仕事ばかりし、遊ぶことは罪だと思っている父。
お金を稼ぐことが男の価値とイコールだと思い、家庭のことまで気が回らない兄。

「ライフシフト」を実践し、自分らしく生きる留学生のエルザに出会った日から、
美咲の家族を巻きこんで、美咲の日常が、人生が、少しずつ変わり始める。

長生きなんてしなくない、が
「200年でも生きたい」に変わる。

あなたらしい人生を生きるヒントが見つかる、勇気の書。

感想・レビュー・書評

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  • 近年、一流と言われる大企業でも45歳以上を対象にリストラが次々に行われている。
    高度経済成長時代の「年功序列で定年まで同じ会社に勤める」という働き方はとっくに崩れている。

    年金支給開始年齢は65歳から70歳になろうとしている。しかも支給額は下げられようとしている。
    20歳くらいの人はこれから50年は働かなくてはならない時代だ。

    現在のトップ企業は、過去の成功遺産で成り立っている所が多く、経営維持のために枯れた事業を切り捨てることに頭を悩ませている。
    今は安定しているように見えるトヨタやソニーですら、50年後(いや20年後?)に存在しているかどうか怪しい。
    今後は5年から10年くらいを目安に、働き方を常に見直す習慣をつけた方がいいだろう。

    100歳まで生きるとなると、70歳になった時点でまだ30年もある。長い年月だ。
    年を重ねるほど無形財産が重要になってきそうだ。

    このブクログでの緩い繋がりも大事な無形財産の一つだろう。
    他人の本棚を覗いてみたりレビューを読むことで、新たな興味が芽生えることが多々ある。
    本書の言うとおり、生涯を通して「変身」していく覚悟を持って生活していこう!

  • 【感想】
    話題の書「LIFE SHIFT」の漫画版。
    些か内容が薄かったが、あの書物を読むのは時間が掛かるので、要点まとめるためには良かったかも。

    最近「人生100年」というワードをよく耳にする。
    本当に自分がそこまで永く生きれるのかどうか定かではないが、普通にしていれば寿命が長くなるのは当然として、漫然と日々を過ごしていたら駄目だろうなと思う。

    永い人生。
    本書ではデメリットを中心に書かれているが、個人的には素晴らしい事だと思う。
    確かに、レールに乗ってうまくいく人生じゃなくなるのは労を要する事になっていくだろう。
    でも、人生のどの局面でもリカバリーが効くっていうのは、とても大きなメリットじゃないかなと個人的には思う。
    永く生きれば、それだけ幸福な事も増えるだろうしね。

    定年まで根を詰めて働くだけではなく、キャリアや資産形成は勿論、プライベートも充実させるために今からどのような準備をしていくのか?
    答えなんてその時々で変わってくるだろうが、常に考えて自身をバージョンアップしていこう。
    そしてその作業を苦痛に感じず、楽しんで取り組んでいかないと。


    「正しい答えなんてない。自分の決めたことこそが正しいのヨ」


    自分が決めた事が正解になるように、今後もバージョンアップを計っていこう。


    【まとめ】
    1. 2007年生まれの子どもの半数が、日本では107歳まで生きうる。また、寿命は10年ごとに平均2〜3年のペースで上昇している。

    2. 100年時代に突入すると、これまでのように「60代まで働けば引退」で済まなくなる。
    また公的年金はあてにできず、引退後の全てを賄うほどの金額を貯めるのも難しい。
    必然と、80代まで働くことが求められる世代になっている!

    3. 人生の新しいロールモデルが「マルチステージの人生」。
    20代から60代という時期を、仕事一辺倒、キャリアアップ一筋で過ごさない。
    自分をすり減らすような仕事の仕方は避け、仕事・学び・遊びのバランスを取りつつ、柔軟に人生を組み立てていく!

    4. 無形資産は3つに分かれる
    ①生産性資産
    →稼ぐためのスキルや知識、仕事の仲間や評判のこと。
    環境の変化に合わせて常に更新していかないとダメ!!

    ②活力資産
    →バランスのとれた生活や家族との良好な関係。肉体的・精神的な健康のこと。

    ③変身資産
    →マルチステージを生き抜くため社会の変化に柔軟に対応し、人生の途中で何度でも移行を成功させる意志と能力。


    【引用】
    ライフシフト
    →100歳時代でも生き抜く力を手に入れる事

    p18
    2007年生まれの子どもの半数が、日本では107歳まで生きうる。
    また、寿命は10年ごとに平均2〜3年のペースで上昇している。

    長寿化に対する不安を減らし、その恩恵を最大限に浴するにはどうしたらいいのか?


    p40
    ・従来の3ステージの人生
    1.教育を受ける
    2.就職して仕事をする
    3.引退を迎える

    しかし、100年時代に突入すると、これまでのように「60代まで働けば引退」で済まなくなる。
    また公的年金はあてにできず、引退後の全てを賄うほどの金額を貯めるのも難しい。

    80代まで働くことが求められる世代になっている!


    p54
    そうした生き方を可能にする新しいモデルが「マルチステージの人生」!

    20代から60代という時期を、仕事一辺倒、キャリアアップ一筋で過ごさない。
    自分をすり減らすような仕事の仕方は避け、仕事・学び・遊びのバランスを取りつつ、柔軟に人生を組み立てていく!


    p71
    ・有形資産と無形資産
    有形資産は貯蓄や土地、家などお金で表せるもの。
    無形資産は金銭には換算できない、家族や友人との良好な関係のこと。

    ・無形資産は3つに分かれる
    1.生産性資産
    →稼ぐためのスキルや知識、仕事の仲間や評判のこと。
    環境の変化に合わせて常に更新していかないとダメ!!

    2.活力資産
    →バランスのとれた生活や家族との良好な関係。肉体的・精神的な健康のこと。

    3.変身資産
    →マルチステージを生き抜くため社会の変化に柔軟に対応し、人生の途中で何度でも移行を成功させる意志と能力。


    p152
    ・100歳になった自分が、今の自分をどう見るのか?
    「正しい答えなんてない。自分の決めたことこそが正しいのヨ」

  • 将来に漠然とした不安を感じていた大学生の私は、80歳で透析に週3回通う祖母を見て、60歳で安楽死したいと思わず呟いていました。
    そんな時にこの本に出逢って、なんだ!まだまだ私の人生、これからじゃん!楽しもう!ってなりました。
    自分が歩みたい道を描けたらいいな〜なんて妄想だけするのではなく、歩みたい道を描いていくぜ!いえい!!ぐらいの勢いとガッツが、年齢を重ねながらもあっていいのかな。
    そんな私の今の夢は、近所で話題のパワフルおばあちゃんになることです。
    今の自分のためにも、未来の自分のためにも、過去を生きてきた私のためにも、自分にとっての正解を作り出さなきゃね! 

  • 人生100年時代。
    これだけでインパクトがある。

    確かに昔と今のお爺さんってイメージが違う。
    長く生きるチャンスをどう過ごすか。
    とても面白いテーマ。

    3ステージからマルチステージへ。
    65歳から100歳まで35年、時間もそうだし、生活費も計算してみると凄いことになる。
    自分らしく暮らすには、準備がいることがよくわかる。

    有形資産だけでなく、無形資産という価値。
    よい人生を送るための新しい価値観。
    長寿化は高齢化ではないという、超高齢化社会という言葉の先をいっているお話。

    ただ今までの日本的な考え方からすると、まだまだ抵抗感がある考え方。でも100歳の自分が後悔しないために、何を選択して、チャンスが訪れる時に飛び付けるかは自分しだい。

    新しい考え方へのシフトは、多くの人が、この本の登場人物が感じた不安を同じように感じると思う。

    ワクワクだけでなく、実際にそれを実行した時のそれに寄り添う内容でとても腹落ちしました。

  • ライフシフトを漫画で端的に読むことができる本。
    人生100年時代をどうとらえ、どう生きるか。
    自分にとっては、向き合うべきだけど、まだ向き合いたくないような重たさのあるテーマだったが、爽やかなタッチの絵と、サクサクと進む展開で、読みやすかった。

    人とのご縁は大切にしていこうと思った。

  • 漫画なのでさらっと読めた。
    現状にちっとも満足していないのに、変えたいと思いながら変えてこなかった自分を殴りたい。
    必要なのは、来年、再来年の未来を考えることではない。
    これからは100年生きる人生設計をしないとね。

    実は、2019年から、月一回程度「なごやか読書会」という読書会を開催しています。主催者側に回ると、当日までに本を読むだけではなく、SNSでの集客やホームページ作成、SEO対策なども必要になってきます。仕事では全く使わない知識だから、全て独学。もともと勉強は嫌いではなく、好奇心旺盛で何でもやってみたいタイプなので、新しい学びがあるたびに、新しい人と出会うたびに、楽しいなと思います。
    仕事も趣味も、一度きりの人生なら、めいいっぱい楽しまなきゃね!

    以下、本書から学び得たこと。

    2つ3つのキャリアを持ち、生涯を通して再創造を繰り返すことで、人生の選択肢を広げて生き抜く。

    「無形資産」を作る。
    ①生産性資産・・・主に仕事に役立つ知識やスキル
    ②活力資産・・・健康や、良好な家族・友人関係
    ③変身資産・・・変化に応じて自分を変えていく力

    これからの生き方
    ①エクスプローラー・・・人生を旅して自分と世界を再発見する。日常生活から離れ旅をしたり、新しい人と出会ったり して、既存の価値観から抜け出し、自分についての理解を深めていく。
    ②インディペンデント・プロデューサー・・・組織に雇われずに自分で仕事を生み出す。やりがいや人とのつながりを重視しながら、試行錯誤をスピーディーに繰り返して学びをどんどん深めていく。
    ③ポートフォリオ・ワーカー・・・異なる種類の活動を同時に行う。経験や知識を活かして、いろんな自分を楽しむ。

    「自分が決めたことが正しい」と信じる。

  • とてもシンプルなメッセージは伝わってきたが、個人的にはもうちょっと世界情勢や歴史的な流れ、データ的にも中身にボリュームが欲しかったなぁ〜という感じでした!

  • 自分で決める、が大事になる人生100年時代なんだと理解できた。無形資産イコール自分の周囲との関係性、どれだけ意見交換できる人たちかと解釈した。

  • ## 感想

    他の人も書いてたけど、なんとなく思ったことが言語化されているなと感じた
    サクッと読めるけど、エッセンスは詰まっていてまた読み返すのにもいいかも
    いい加減原作読もう

    ## きっかけ

    原作が全然読み進められないので

  • 概要理解のためまずは漫画でと手に取りましたが、読みやすく内容もおもしろいので概要理解にピッタリです。

    この後、通常版のLIFE SHIFTを読みましたが、本書を事前に読んだことが助けになったと感じます。

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著者プロフィール

マンガ家・マンガ原作者


「2023年 『マンガ ビジネスモデル全史〔新装合本版〕』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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