- Amazon.co.jp ・本 (282ページ)
- / ISBN・EAN: 9784492260753
作品紹介・あらすじ
生産性向上につながる「管理のサイクル」とは何か。トヨタをはじめとする5社への詳細なインタビューによってホワイトカラーの「働く姿」を描く。
感想・レビュー・書評
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(S)
デパート、電機メーカー、情報通信企業、トヨタでのホワイトカラーの働き方を調査した結果から、ホワイトカラーが集まった組織をどう管理するかという提言へとつなげている。
調査は「給与システム」「人事考課」「管理方法」「組織体制」といった面から行い、各企業の内情がよく分かる内容になっている。
筆者らの結論として、ホワイトカラーの生産性を高めるような管理をするには、人事管理よりも仕事管理の方が効果が高い、というものである。つまり、成果を給与や昇進へ直接的にリンクさせるガチガチの成果主義ではなく、いわゆるPDCAのサイクルをきちんと回すことで、成果やモチベーションを管理できるという主張である。
これだけ丁寧に分析したにも関わらず、結論が「PDCAしっかりしましょう」というのは肩透かしをされた感じがする。ページ数の割き方も、全280ページ中、提言に割いているのは20ページ程度であり、そこからも内容の薄さが見える。
「他の会社ってどうなっているのかなー」というのを知るには良い本。丁寧に書かれているので読みやすいし、管理職のインタビューを生のまま載せているのでリアリティもある。
あるデパートの給与システムや賞与の決定方法が自分の会社と全く同じで笑えた。まぁ、似たような時期に似たようなコンサルに依頼して作らせたシステムだから、どこも同じになるんだろうな、と驚きつつも納得。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
企業事例が深掘りされてる。
海外との比較とか、この時点からの研究蓄積のアップデートをしてみたい。というわけで、手元に残しとくかな。 -
購入:2005年7月26日 廃棄:2019年4月19日