ヤバい経済学 ─悪ガキ教授が世の裏側を探検する

  • 東洋経済新報社
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  • Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784492313657

作品紹介・あらすじ

銃とプール、危ないのはどっち?相撲の力士は八百長なんてしない?学校の先生はインチキなんてしない?ヤクの売人がママと住んでるのはなぜ?出会い系サイトの自己紹介はウソ?若手経済学者のホープが、日常生活から裏社会まで、ユニークな分析で通念をひっくり返します。アメリカに経済学ブームを巻き起こした新しい経済学の書、待望の翻訳。

感想・レビュー・書評

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  • 【ヤバい経済学を読んで】
    経済学界の異端児、スティーブン・レヴィットによる大ヒット作!

    この本を読む前に著者のことについて少し知っておく必要があるでしょう。
    スティーブン・レヴィットは2003年に、40歳未満で最も優れたアメリカの経済学者に贈られる「ジョン・ベイツ・クラーク・メダル」を受賞、2006年に、「世界で最も影響力のある100人」に選出されるなど世界の注目を集める存在。
    しかし、彼の経済学へのアプローチは極めて異端で、本人も「経済学は詳しくない」と言うほど。では、彼は経済学をどう考えているのか?
    「経済学は、答えを出すための道具は素晴らしくよく揃った学問だが、面白い質問に欠ける。」と表現しています。
    そこで、彼が経済学を活用した先は「ごまかし、腐敗、犯罪」。これら、暴かれた真実を書いた本が大ヒット作「ヤバい経済学」「超ヤバい経済学」。

    銃とプール、危ないのはどっち?
    相撲界は腐敗している?
    などなど日常に潜む疑問の真実、裏側が経済学的視点で明らかにされています。

    個人的にはこの本をまとめ上げたダブナーさんのまっすぐな書き方が好き!笑

  • 相撲力士の八百長など、よく発想が浮かんだなーと感心しました。アメリカの凶悪犯罪が激減した理由が中人工中絶に関係しているという内容も非常に興味深かったですね。読んでいてとても楽しくワクワクしました。

  •  統計学+論理学が経済学ですよ、っていう感じの本。テーマを日常的なものにしているから、親しみやすいのだろうけれど、わざわざ分離しないといけないほどこれが特殊なのかという部分に衝撃を受けた。

  • 【経済的・社会的・道徳的インセンティブ】【因果と相関】【パラノイア】

  • 原題はFreakonomics。FreakとEconomicsの造語ですね。アメリカでは100万部以上も売れているそうです。へぇ。

    内容は経済学というよりも、ちょっと変わった統計データを見つけてきて、ちょっと変わった解釈を読者に提示する、という感じ。アメリカの犯罪率が下がったのは、警官を増やしたからではなく、その昔に中絶を許容するようになったから、など。相撲の八百長の統計的な証拠も面白いです(日本人はこれまで思いつかなかったのかな?)。麻薬の売人のインセンティブなど、なかなか普通でない視点ですが、面白く読み進められます。子供につける名前の話はニュアンスが分からずちょっと退屈でしたが。

    まあ、統計とかアンケートというのはあやしいもので、取り方次第で主張できることは違ってくるので、気をつけないとコロっとだまされるということですね(逆にうまく使うということもありですが)。

  • 言い回しがくどい。
    講師に勧められて読んだ

    薬の商人 ママと暮らす
    以外と金がない
    ボスがお金持ってるので下っ端には行かない

    八百長問題
    これって晒していいのか。

    最初は面白いけど何回も同じ話言い回しが出てきて疲れた

  • 今更読んだ私にとっては少しクドいと感じる内容だった。
    そこまで何かしら身になるというものはなかった。

  • 翻訳者つながりで手に取った本。
    タイトルにはチープさが否めないなと個人的に感じるが中身は当たり。

    問いに対してひたすらデータ・データ・データで解を追求するところやそもそものトイの面白さに心惹かれる.

  • 人間の錯覚や無知に乗じた、本来非難すべきなのにされないことや、その逆について書いてあっておもしろい。

  • 日常のなかの関係なさそうなことの関係を探る本。
    思いつかないようなことが、淡々と述べられていて引き込まれた。
    相撲と学校先生何が同じ?
    麻薬ギャングがなぜ実家暮らしか?
    本当に意味のある子育ては?
    全て読んでいてハッとさせられた。
    そして、なによりも生きていく上で、目の前にある現象同士の関係が、因果関係なのか相関関係なのか、それを見抜く努力が大切ということが身にしみてわかった。
    この手の本は途中で挫折することが多いが、なんとか読みきれた!

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著者プロフィール

スティーヴン・レヴィット
シカゴ大学経済学部教授
シカゴ大学経済学部ウィリアム・オグデン特別功労教授。シカゴ価格理論ベッカー・センター理事。ハーヴァード大学で学士号を、マサチューセッツ工科大学(MIT)で博士号を取得。1997年以来、シカゴ大学で教鞭をとる。2004年、40歳以下の優秀なアメリカ人経済学者に贈られるジョン・ベイツ・クラーク賞を受賞。2006年には、『タイム』誌の「世界で最も影響力がある100人」の1人に選ばれる。共著に『ヤバい経済学』『超ヤバい経済学』があり、人気ブログ「Freakonomics(ヤバい経済学)」を共同で執筆している。

「2018年 『レヴィット ミクロ経済学 発展編』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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