超ヤバい経済学

  • 東洋経済新報社
3.71
  • (67)
  • (151)
  • (105)
  • (22)
  • (7)
本棚登録 : 1543
レビュー : 144
  • Amazon.co.jp ・本 (338ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784492314067

作品紹介・あらすじ

ゾウとサメ、どっちが怖い?酔っ払って歩くのと酔っ払い運転、どっちが危険?ポン引きと不動産屋さん、どっちが偉い?お医者さんはちゃんと手を洗ってるの?サッカー選手になるには何月に生まれると有利?臓器移植問題は思いやりで解決する?カンガルーを食べれば地球は救われる?性別を変えたらお給料は上がるの?全世界400万部超のベストセラー『ヤバい経済学』に待望の続編。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • すごくくだけた口語調の語り口になってるが、原文がどうなってるのか気になった
    行動経済学かと言われるとちょっと外れてる気もするが、科学の領域に至らないトリビア的おもしろエピソード集といった感じか。 大学で行われてる心理学の実験の欠点を指摘している点はごもっともだと思った。
    2人の作者の専門が何か存じ上げてないが、人から聞いた話の紹介って感じなので情報としては薄い感じがする。 有名な監獄実験はヤラセだったことも判明してるし、成層圏に亜硫酸ガスを送り込む温暖化対策も局所的な干ばつや洪水を起こす点には触れられていない
    ただ、タブーなく色んな視点で何でも問題提起する姿勢は良いと思う

  • 今回も面白かったです。ゼンメルワイスも登場しているのが驚きでした。それにしても、本文もさることながら、訳文が素晴らしい!

  • 前作が研究発表の色彩が濃いのに比べ本作はエッセイの感が強い。
    行動経済学のインパクト大な結論につきまとう「そうは言っても実験環境は現実とは違う」という違和感についてきちんと言及しているのは胸がすく。行動経済学者は漏れなく福本伸行を読むように。
    人類は、もう文明が行き詰ったと思った所にうまいことイノベーションをしてきて切り抜けてきたのだなぁ、と。そろそろ次のそれが出てこないといけない時期。

  • 規格外が活用されない規格社会が失うもの - 読んだものまとめブログ http://t.co/zxWOZSR via @sadadad54

  • 本日の一冊は、人間の「インセンティブ」と、それが経済・社会に
    及ぼす影響を取り上げ、一躍ベストセラーとなった『ヤバい経済学』、
    待望の最新刊。

    アメリカにおいて中絶の合法化が犯罪を激減させたという話にはじ
    まり、相撲の八百長をデータで証明するなど、刺激的なトピックが
    満載だった前作に引き続き、今回も過激なトピックがいくつも用意
    されています。


    酔っぱらった時は、千鳥足で歩いて帰るよりも飲酒運転した方が安
    全、インドでHIV/AIDSの感染率が高いのは、インド人男性
    のペニスが小さいから、稼ぐ売春婦になる方法など、とんでもない
    トピックが続き、前回同様、刺激的な内容になっています。


    、社会心理学の教科書では決まって出てくる「ジェノヴェーゼ
    嬢殺害事件」の信憑性を疑うあたりは、さすが。

    読めば、知的態度が叩き込まれる、そんな一冊に仕上がっています。

    ただ、「人間理解」「洞察」という点で画期的だった前作に比べ、
    今回の作品は、「意外な事実」に終始している感があり、また紹介
    されている事例も、社会心理学の教科書などを読んでいる人には、
    既知の内容が多かったように思います。



    酔っ払って車を運転すると、しらふのときの13倍も事故を起こしや
    すい。それなのに、いまだに酔っ払って車に乗る人がたくさんいる。
    アメリカでは、死亡事故全体のうち30%以上は少なくとも1人、酔
    っ払い運転が絡んでいる

    酔っ払い運転2万7000マイル当たり、逮捕は1件だけだ

    1マイル当たりでは、酔っ払って歩くと酔っ払って運転するのに比
    べて死ぬ可能性は8倍もの高さになる

    インド人男性の約60%はペニスが小さく、世界保健機関の規格で作
    られたコンドームが合わない

    人が数え切れないぐらいいろんな点で非典型的である複雑な世界で
    あっても、基本を見つけることには大きな価値がある。それに、平
    均的に起きることを知っておくといい出発点になる

    政府はだいたい、モノやサービスを消費する人たちよりも供給する
    人たちを罰するのを好む。でも、供給する側を牢屋に放り込めば希
    少性が生じ、必然的に価格は高くなり、供給する側になろうという
    人がもっと市場に参入してくる

    毎年の夏、7月4日の独立記念日の前後になると、ワシントンパー
    クはピクニックやパーティに集まった親族一同やなんかの大人数の
    グループでいっぱいになる(中略)ワシントンパークの売春婦の需
    要は毎年この時期になるとロケットみたいにすっ飛ぶ。そして、売
    春婦たちは、いい事業家なら誰だってやることをするのだ。料金を
    約30%引き上げ、残業として取れるだけ客を取るのである。とても
    興味深いのは、そんなふうに需要が跳ね上がるせいで、特殊な種類
    の労働者が現れたことだ。1年の間ずっと売春とは無縁の生活を送
    り、この売春婦が引っ張りだこの時期だけ他の仕事をほっぽって春
    売りに精を出すのである

    女性は男性より、受講するファイナンスの講座数が少ない。他の条
    件が全部同じ場合、ファイナンスの知識があるかないかは生涯賃金
    と強い相関を持つ

    断食月にお母さんのおなかにいた赤ん坊は、発育に影響が出る可能
    性が高いのがわかった

    ある要因一つがあればメジャーの選手になる可能性はそこらにいる
    男の子の800倍にもなるのを知っておいたほうがいい。こんなに強力
    に影響するものっていったいなんだろう? お父さんがメジャー・
    リーグの選手であることだ

    近年、ゴミの回収代金をゴミの分量に基づいて決めるようになった
    政府があちこちにある。ゴミが1袋増えればその分回収代金が高く
    なるようにすれば、それがゴミを出さないようにするインセンティ
    ヴになるんじゃないか、そう考えたわけだ。でもこういう料金体系
    だと、ゴミを袋がパンパンになるだけ詰めこむとか、単純に森に捨
    てに行くとかといったインセンティヴも生まれる

  • 負の外部性の話。
    全体として負であることがわかっていても、個々の人間の行動を改めさせることは難しい。


    温暖化の話は面白い。
    外部性により、一人一人の行動は小さいものでも70億人分のコストとなり重くのしかかる。
    また例え温室効果ガスの排出をやめても経済への打撃がすごいだけではなく、即効性がない。
    さらに気候には責任の所在をつけにくい。
    つまりやめるインセンティブがないに等しい。

    一方、温暖化の対処法もありそうで、亜硫酸ガスを成層圏に放出するだけで解決する見込みが高い。

    止め方がわからないのではなく、止めたくないから温暖化は進行しているらしい。

  • テーマ:人は誘因で動く。
    前著 ヤバい経済学 し

  • よほどよく考えて行動しない限り、人間は非合理的に動く。感情や損得勘定に任せて行動すれば、逆に進んで損をしに行くというのは非常に興味深い結果だった。本の内容をそのまま鵜呑みにするのも危険だけど、思い当たる節がありすぎるので、もうちょっと賢く行動しようと思いました(小並感)

  • 続編だが、結構パワーアップしてる

  • オマキザルに資本主義が通じるかという実験でサルも合理的な活動が確認できたうえで、非合理的な行動をすることもわかった。さらに「実は人間もほとんど同じような割合で同じ類の非合理的な行動をするのがわかる」と書かれていたのが印象に残った。

全144件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

スティーヴン・D・レヴィット
シカゴ大学経済学部教授
シカゴ大学経済学部教授。40歳未満で最も影響力のあるアメリカの経済学者に贈られるジョン・ベイツ・クラーク・メダル受賞。ヤバい経済学流の考え方を企業や慈善活動に応用するグレイテスト・グッドの創設者。

「2016年 『ヤバすぎる経済学』 で使われていた紹介文から引用しています。」

スティーヴン・D・レヴィットの作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
池井戸 潤
冲方 丁
ジェームス W....
スティーヴン・D...
J・モーティマー...
ヴィクトール・E...
大前 研一
有効な右矢印 無効な右矢印

超ヤバい経済学を本棚に登録しているひと

ツイートする
×