- Amazon.co.jp ・本 (413ページ)
- / ISBN・EAN: 9784492314128
感想・レビュー・書評
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障害を経済学的視点から考察する。
私にとっては ディスアビリティ、インペアメント、障害という言葉が表す意味の違いを知るという事から始まった。
自分が今まで漠然と考えていた障害について、あまりにも知らない、気付いていないという事を考えさせられる。 -
様々な実験や、新たな認識の構築を行いながら、問題提起している途上にある状況なんだろうなと感じさせられる。見た目の違いも障害という枠組みで捉えるべきではないかという問いかけも興味深い一方で、差別の解消を行おうとする試みを包括的にやる方がいいのではないかとも思わせられる。
生活保護や障害年金をとりまく分析も、やはり生活保護に働くインセンティブをもうけた方が良いといった他の知見を超えるものはないようにも思える。
もっと強力に経済学的なモデル化の描写も読みたい人にとってはどこかもの足りなさもありそうに思える。
しかし、不満は残るものの、小さいながらも就労に関して取り組みも行うであったり、問題点の整理は考える上の一助になるところは、障害をとりまく環境(僕の障害の語法が曖昧ではあるが。)を考える上では必要な視点の提供になるだろう。 -
感想を短くまとめると、こう。
「障害者ではなく、関心も大してない人」をもっと巻き込んでいく必要がある。本書内でも何度か触れられているが、まだ弱い。そのような人にとっては、最悪不快になるような内容も、含まれてしまっている。
おもねる必要がある、とは言わない。でも共感してもらう必要はある。そこをもっとブラッシュアップしていく為に、本書は「障害者ではなく、関心も大してない人」にこそ読まれるべきだと、そう思った。
以下、簡単な内容紹介とくっそ長い感想はブログにて公開しています。
http://tk2to.blogspot.com/2011/08/blog-post_04.html
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