日経平均と「失われた20年」: 平均株価は経済の実体を正しく映しているか
- 東洋経済新報社 (2013年7月12日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (337ページ)
- / ISBN・EAN: 9784492395882
作品紹介・あらすじ
日経平均とNYダウという「株価指数」ほど、新聞やニュースで毎日のように報道される経済指標はない。だが重要な経済指標であるにもかかわらず、いったい株価指数はどのように作られており、どのように読んだらいいのかということについては、実は基本的なことはほとんど理解されていない。
本書は、株価指数について(平均株価)について、普段私たちが理解していない事例をふんだんにとりあげながら、日経平均とNYダウという2つの代表的な株価指数について、その歴史や計算方式、その意味まできちんと解説する。
その中で、日経平均の3つの罪を解説し、経済を映す「鏡」としての株価の役割という観点で日経平均が大きくゆがんでしまったことに警鐘を鳴らし、時代に逆行してダウ式から大きく外れてしまった日経平均がこれからどこへ向かうのか、日本経済の「指標」としての日経平均は適当なのかについて、大胆に考察する。
株式のブームにとらわれず、「指標」としての株価指数を見つめ直す本。
感想・レビュー・書評
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あんまりな内容。日経平均の成りたちと、ダウとの関係はよく分かったが、後半は数字ばかりで冗長
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平均株価→正確な理解は少ない。証券業界の人でさえ。
日経平均の除数 24.975 NYダウ0.1321295
2000年4月 30銘柄の入れ替え→除数が2倍に
2005年6月 みなし額面制度→除数の高止まり,除数は上昇するだけ。
平均株価→心理的ムードを支配→継続性なしにもかかわらず,報道される。
2000年4月24日 30銘柄入れ替え
分母修正方式(ダウ式)
入れ替え直前日のダウ平均株価=旧株価合計/旧除数
=新株価合計/新除数
株価平均方式→ダウ 時価総額方式
2005年6月みなし額面方式→ソフトバンク1:3→3倍の株価で参入
日清製粉グループ1:1.1みなし額面ではなく除数→混合方式へ
ユニクロ ソフトバンク→影響が大
スターリン暴落→神武景気→国際収支の天井→好況持続と国際収支の黒字→1$360円のおかげ
ダウ株価「紙と鉛筆で」
ルーズベルト大統領 グラス・スティーガル法
除数と倍率の推移
1945.5.16 225 1.00→
2000.4.24 銘柄入れ替え20.341 11.061