ソフトバンク「常識外」の成功法則

著者 :
  • 東洋経済新報社
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  • Amazon.co.jp ・本 (203ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784492501658

作品紹介・あらすじ

「社長の仕事はバランスを崩すこと」「時間が許す限り意思決定をするな!」不可能を可能にする男・孫正義の逆転セオリー。不可能を可能に変える「天才」の「頭の中身」を初公開。

感想・レビュー・書評

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  • 孫さんからの示唆学びを得られる本。
    なかなか興味深く面白い
    グループ経営に関する話など相当勉強になる良い本。

    メモ
    ・プレゼンテーションでは右脳に訴えかけること
    ・人間は一般論だけでなく、言葉で個別の感情を交えた話を踏まえて共感することが重要
    ・自分の言葉で話す
    ・絶対に断られない条件を提示する
     正しい順番で交渉する
     大きなビジョンの参加者にする
    ・有言=実行 一定の検証のもと、アナウンスをして実現の流れを作ってゆく
    ・純粋持ち株会社の目的
      グループ経営資源の分配適正化
      m&aや新規事業の効率化 事業ごとの独立性
      経営責任明確化
      事業特性に基づいた人事給与インセンティブ制度
      経営陣の育成
    ・グループ会社の上場公開への見解
      経営の自立性が高まる
      市場評価を直接受けられる
      リスク管理 市場ルールに従う必要性
      経営者と従業員の士気

  • ①様様な遺伝子の組合せの中から、新しいアイデア、企業が生まれてくるという自説。アイデイアを生み出すには、アイデイアを生み出す為のプロセスを何度も何度も訓練する事が大事。
    ②時間の許す限り、決定しない。会議、プレゼンの直前まで。ぎりぎりまで決めないことが、状況変化に適切に対応することを可能にする。
    ③事業モデルは、CASE1、CASE2だけでなく、100パターン考える。事業の裏にある隠れた前提をすべて引き出す事が出来る。
    ④指示に対応する4つの方法
      低コストと、低リターンで失敗する事はいい事。現実を結果として実感できる。リターンが無く、リスクとコストが許容出来ない場合:NOと言う。但しNOを連発していると、管理型の人間と評価される。指示を聞いて、一旦は前向きな返答をするが、実務者レベルの協議でつめていくうちに自然消滅させる方法。 督促が来なければ、重要な指示ではなかった事になる。
    ⑤キックオフ時
    参加者の電話と、メイルアドレスのリストを作成して配布する。 キックオフで出たタスクを一覧表にして纏める。 5W1H  ガントチャートは、変化が激しいPJTには向かない。更新に手間が掛かりすぎる。

  • 孫正義の交配と多様性の生物学的生き残り戦略
    台風のような人だが、先読みと敬いで人を惹き付ける。

    他→ノート

  • 孫正義を当人視点ではなく客観的な立場で紹介されているとのことで気になり地元の図書館で手に取って読んでみる。
    第1章孫正義の仕事術
     自分に足りないこと、分かっていながらサボっているところ。行動・視点・姿勢を改善しなくてはならないことが列挙されている内容。
    創造・実行・調査・スピード、今のビジネスに必要なものがたくさん転がっている。
    第2章孫正義の人材活用術
     ちょっと意外な孫正義の側面も含めバランスが凄いなと驚く
    第3章ソフトバンクという組織と企業戦略
     組織運営などトップの確固たるビジョンによる求心力に驚かされる。
    第4章新規事業立ち上げに学ぶ
     自分の甘さやだめな姿勢を正してくれる内容、襟を正さなくてはと思う
    第5章ソフトバンクのプロジェクト・マネージャー
     優秀な人たちが神経を削らせながら孫正義の求心力に惹かれ仕事をして、そして成長し自分の道を歩んで行くのであろうと思うのだがその舵取りなどが絶妙なんだろうと思うが、それでもプロマネの仕事に対する姿勢で失敗も起きてしまう。
    第6章孫正義という人間
     そしてビジネス書らしいところから「人間孫正義」へと収束してゆく最後の章。過去から身についてきたこと。そして憶測ではあるが孫正義の軌跡を記されている。

  • ソフトバンクの社長室長として様々なプロジェクトのマネージャーとして、また孫さんの側でその仕事の片腕として活躍された三木さんの内容は大変参考になります。仕事術、組織運営として活用したいと思います。

  • ソフトバンクの孫さんを、社長秘書として見てきた人の本。
    他の孫さんネタの本と比べると、内容が薄く、正直ガッカリ感が否めない。

    もっと踏み込んだ話があると期待したのだが、一般的に公知である話と、当り障りのない秘書業務の話で終わってしまっている。

    この作者が何をしたのかもあまり伝わってこない。ただ、印刷物をプリントアウトするのと、電話を手配することしか書いてないぞ。

  • 孫社長の側近だった人による書籍。ソフトバンクの成功法則と言うより、孫正義という人間 のキャラクターに焦点が当たっている感じがします。そして、ここまで赤裸々に書いてしまってよいものなのだろうか、とこちらが不安になってしまうくらいリ アルに書いてあります。ソフトバンクに古くからいらっしゃる方なら相当楽しんで読めるんじゃないかな、という本。参考になる内容としては、孫社長の仕事の進め方のくだりでしょうか。ただ、一般的なビジネスマンがそれを真似しようとするのはちょっと難しいとい うか、無理でしょう。あの人のキャラ、個性、立ち位置だからこそできることなので、本書ではそれを若干強く押し出しすぎな感じは否めません。もう少し違った観点の書き方にしてくれたら、幅広く受け入れられるのではないかなぁ、と思いましたが…

  •  Yahoo!BB時代の苦悩と孫正義さんの評価本。
     外からの印象と中からの印象はかなり異なるわけで。事業に対する真摯な姿勢は共感します。

  • 全てが成功しているように見えても、
    それも有効な作戦があってこそ。

    勝つために勝負するのであるから、
    勝てる情勢を念入りに作り上げてから戦う。
    だから周りにはあっさり勝っているように見える。

    質向上のために異常なほどの量を重視し、
    健康、人間関係すべてにアンテナを張る社長の意識、
    尊敬に値します。

  • 正直まだ今の自分には難しいなぁというのが率直な感想です。。。笑

    でも、孫社長のソフトバンク、この事業にかける想いのものすごいことはすごーーくよく理解できました。

    そして今のソフトバンクはまだまだ孫社長の手を離れることが出来ないことも...

    今後、どのような人が会社を継ぐことになるか、これはソフトバンク社員だけでなく、もっと多くの人々の関心を寄せるに違いない。

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著者プロフィール

1972 年、福岡県生まれ。東京大学経済学部経営学科卒。三菱地所㈱を経てソフトバンク㈱に入社。27 歳で同社社長室長に就任。孫正義氏のもとで「ナスダック・ジャパン市場開設」「日本債券信用銀行(現・あおぞら銀行)買収案件」「Yahoo! BB 事業」などにプロジェクト・マネジャーとして関わる。2006 年にジャパン・フラッグシップ・プロジェクト㈱を設立し、同社代表取締役社長に就任。同年、子会社のトライオン㈱を設立し、2013 年に英会話スクール事業に進出。2015 年には英語学習1年完全サポートプログラム『TORAIZ』(トライズ)を開始し、日本の英語教育を抜本的に変えていくことを目指している。また自社経営のかたわら、東証一部上場企業、マザーズ公開企業をはじめ複数の取締役・監査役を務める。その一方で、厚生労働省年金記録問題諮問委員など、公職も多数経験。著書に、『すごい「数値化」仕事術』(PHP 研究所)、『[新書版]海外経験ゼロでも仕事が忙しくても「英語は1年」でマスターできる』『【新書版】A4 一枚勉強法』(ともにPHP ビジネス新書)ほか多数。

「2023年 『孫社長のプロジェクトを最短で達成した 仕事が速いチームのすごい仕組み』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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