- Amazon.co.jp ・本 (247ページ)
- / ISBN・EAN: 9784492502259
作品紹介・あらすじ
「奥義」を極めるなら、回転寿司に学べ!「TVチャンピオン」優勝者にして表も裏もすべてを知り尽くす筆者が、成功の秘密を解き明かす。
感想・レビュー・書評
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某回転寿司チェーンの研究をしているので、手に取った本。
回転寿司の大好きな著者が回転寿司業界のことや、
回転寿司の歴史、ビジネスモデルなど、
多岐に渡って解説してくれています。
内容も小ネタからかなりマニアックなものまで幅広く、
回転寿司の研究をしている自分にはとても参考になりました。
一方、この本を求める人が自分のような人間以外にもいるのか?と
少し不安にも…(笑)
実際、そんなに売れなかったんだろうなぁ、、と
思いつつ(余計なお世話)、回転寿司マニアの人がいれば、
とても参考になると思うので是非!とここで勧めておきます。
個人的には、小規模な回転寿司チェーンで、
美味しいお店がいくつか紹介されていたので、
それらのお店が非常に気になりました。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
100円均一と、グルメ回転寿司は別物。
中途半端では生きていけない。
十年くらい前の本だからまた状況は変わっていると思うんだが、とりあえず北海道か石川で寿司が食いたくはなった。 -
原価率とか薄利多売とかは置いといて、私たちは好きなネタを美味しく食べれば良い、って事なんでしょうね。
私は「はま寿司」かな。 -
回転寿司は「メニューが豊富」「低価格」「味が良い」などのメリットがある。そして、これらの利点は「自分で取る楽しさ」によって相乗効果を発揮する。この楽しみこそが回転寿司の魅力なのだ。
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少し前の本ということもあるけど、よく目にするような内容。 大手じゃないところを色々と取り上げてるのは良いと思う。
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日本回転寿司協会専務理事の筆者が書いた作品。
とにかく回転寿司についての情報が満載です。
回転寿司の生い立ちから、進化、日本中の人気の
回転寿司店を紹介しまくっています。
さすが日本回転寿司協会の役員。。。
最もへぇーと思ったことは以下。
・回転寿司のコンベアは金沢にある
北日本カコーという会社がほぼ独占していること
・回転寿司の元祖は大阪の元禄寿司で、かっぱ寿司も
がってん寿司も元禄寿司の派生店舗であること
・回転寿司が増えたのは、元禄寿司のコンベアの特許が
切れたことがきっかけであること
自分も回転寿司が好きなので、札幌と関東の
回転寿司事情とかは非常に納得しながら読みました。
読み終えると確実に回転寿司に行きたくなります。 -
4年前(平成23年)に出た本だが、情報やデータの経年劣化を全く感じない、回転寿司の世界の裏表が非常に良く分かる一冊。発売時点ではトレンドとされていた「グルメ系回転寿司」と「エンタメ系回転寿司」だが、この業界の競争激化は、ついに「食べ放題回転寿司」まで行き着いた。今後は一体どこまで行くやら…
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外食不況の中、市場規模を拡大させているという回転寿司業界を解説した本。
回転寿司の発祥から、現代の各チェーン店を説明。流通面での創意工夫は想像以上だった。
安さの秘密として
①広告宣伝費の削減
②ローサイド出店の為、低めの地代家賃
③客単価の高さ。
といった要因がF/Lコスト70%超えという薄利多売の経営を支えていることが解る。
ポジショニング分析からは「高品質」という土俵に多くの企業が参入してきた為、エンタメ面やホスピタリティなどの品質以外での差別化が求められてきている。一層の競争激化が予想される。 -
知ってるようで知らなかった回転寿司業界を経営学の視点から論じた本。外食産業が苦戦する中で成長を続ける回転寿司業界の工夫などは興味深いものだった。
文中にあった回転寿司チェーン経営者の「我々の仕事はありがとうの交換だと思う」という言葉が印象に残った。 -
元禄寿司が特許を保有していた、金沢がコンベアの90%を生産、他の外食産業よりも原価率が高い、等、この業界に深く入り込んでる著者ならではの情報があり、興味深い。
ビジネスは、ユーザベネフィットに繋がる差別化がポイントというのは、どの業界にも共通することだと感じた。