なぜマッキンゼーの人は年俸1億円でも辞めるのか?

著者 :
  • 東洋経済新報社
3.43
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感想 : 155
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  • Amazon.co.jp ・本 (215ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784492502358

感想・レビュー・書評

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  • マッキンゼーの具体的なコンサル術にはあまり触れられず、マッキンゼーの中にいる自分中心で、それを取り巻く人たちのキャラクターを知れるといった本です。
    そういった意味では、マッキンゼーの入社を考えている人にとってはかなり面白く、必読本ともいえる内容かもしれません。

    ボクのような教養一般レベルで住む世界がイメージできないという人にも
    ミーハー気分で読む分にはじゅうぶんに楽しめます。

    マッキンゼーに入るような人間はどういう人が多いのか?
    そして、田中祐輔とはどういった人物なのか?
    という点についてはよくわかる本でしたが
    ここからなにかを学び取ろうとするのは正直難しかったです。

  • 一橋からマッキンゼーに入社し、
    史上最年少マネージャー→MBA→
    靴のネット通販「ロコンド」立ち上げ、
    ナンバー2まで育て上げた人の主に、
    マッキンゼー時代のことを綴った本。

    守秘義務があって中々書けないことが多いと推察できる中で、
    可能な限りコンサルティングの世界を紹介してくれています。
    こういう類の本って、リアリティーに欠けることが
    多かったように思いますが、こんなにも具体的な記述のある本は
    初めてなような気がします。

    著者が推奨するインパクト思考だけでなく、
    個人的にはチェックマークグラフなんかが新しい視点を
    僕にもたらしてくれました。
    期待通りの内容でした。

  • マッキンゼーの人は…

    空雨傘
    空→ファクト 空を見る。雨雲がある
    雨→意味合い 雨雲=雨が降るかも
    傘→打ち手 傘を持っていこう

    常にイシューを解くために分析をする。目的を明確に。

    常にバリューを出す。価値主義

    分析の前に、大きな視点で。根本的にビジネスとしてどうなのか、等

    フィードバック 3つのルール
    ①最初に強みから挙げること。
    欠点を最初に挙げやすいが、それは強みの裏返しでもある。その後改善点。
    ②欠点を欠点と言わず、成長すべきところ、という。
    フィードバックの目的は相手を成長させるため。
    ③できないところではなく、精一杯手を伸ばせば届きそうなポイントをフィードバックする

  • ★3.5
    臨場感にあふれていて気づいたら一気に読み切ってしまった。
    「常にバリューを出すように」「インパクト志向」は何度も出てきてマッキンゼー式を垣間見れたことが面白かった。

  • 畑違いの私にとってマッキンゼーっていったいどんな会社?社長とかが元マッキンゼーの…とかで紹介されたりするから名前はよく聞くけど社内ってどんななの?って感じだったのでマッキンゼーの社内の雰囲気が垣間見れておもしろかった。でもちょいちょい作者のどや顔が見えてくるような内容で途中ちょっと疲れた。
    ただ言えるのはマッキンゼーですごいわ~。
    私も●ISSUE(論点)●VALUE(価値)を意識してみよう。

  • ◎1500円
    ●UP or OUT
    ●issue(論点)
    ●Should(すべきか?)Want(しかいか?)Can(できるか?)
    コンサルのジレンマが良くわかる。
    良い世界感を感じさせてもらえる。
    ただ、数ある道のひとつである、自己の道を貫くことを意識するように。

  • マッキンゼー日本支社に史上最速26歳でマネージャーに昇格した田中裕輔氏のマッキンゼーを卒業するまでの8年間をまとめた一冊。インパクト(変革)志向、バリューを出す、というマッキンゼーのカラーについてよくわかる一冊となっている。メモ。(1)ファクト→意味合い→打ち手。(2)フィードバックの三つのルール。強みから挙げる。欠点をディベロップメントニーズ(成長すべきところ)と表現する。出来ないことではなく精一杯手を伸ばせばフィードバック出来そうなところをフィードバックする(3)アクション仮説をするかしないか。経営にとって重要か否かはイシュー(4)クライアンドを支援しインパクトまで繋げること。

  • 非常に平坦な文章でマッキンゼー時代の事を描いている。
    相当な激務で、頑張ってきたのだろうなということが伺える。タイトルには人の目を引くためにわざと目立つようなモノをつけた感が否めないし、社会にインパクトをという割には、通販サイトの延長のような事をやっている。どうせならもっとすごい事をやってからにしてほしい。

  • <「なぜマッキンゼーの人は年俸1億円でも辞めるのか?」読了>

    ・プロジェクトの中で意識すべきことは、自分がどれだけバリューを生み出し、どれだけのインパクトを生み出したのか。
    ・今の日本には大きな志を持っている人間が非常に少ない。
    ・自分の生きる道が事業会社のリーダーや起業なのであれば、絶対に新卒で経営コンサルティング・ファームに入社するべき。成長のスピードと目線の高さが違う。
    ・UP OR OUT
    ・データ分析の目的はイシューを解くことであり、目的が不明瞭なままやる分析はバリューが無い。まず、分析で何の問いに答えているのかというクエスチョンを明確にする意識を持つことが大切。そして、アクション仮説を検証するためのクエスチョンに絞って回答する必要がある。さらに、アクション仮説をするかしないかが、経営にとって重要かどうかを判断しなければならない。
    ・イシューを解く前に考えるのは、イシューを分解すること。
    ・場面によっては、必ずNOと言う
    ・コンサルタントはコンサルティングファームで自分の夢を追求し、そのためにコンサルティングファームを利用すべき。
    ・MBAは費用対効果が低い。履歴書に書けるから、みんな取りたがる。
    ・自分の志が何なのかを徹底的に考える、「マインド・サーチ」の時間を設けることが大切。
    ・コンサルタントを辞めるなら、投資と経営のどっちをしたいのかを考える必要がある。思考回路が全く異なるから。投資は金融ビジネスで、いかに資本を効率的に使って利益最大化を図るかがポイント。経営は金だけでなくヒトや文化の問題なども複雑に絡まってくる。
    ・チームを統率するには、最初は声を掛けることから始めて、存在を承認すること。質問や相談をすること。どうでもいいことでも話しかけてみること。

  • 元マッキンゼー社員、現ロコンド社長の筆者が、マッキンゼー内定から卒業までの経緯を語った本。

    マッキンゼーでのひたすら考え抜く習慣が、今の仕事にも生きてるんだろうなあと感じた。

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著者プロフィール

株式会社ロコンド代表取締役。1980年、大阪生まれ。2003年、一橋大学経済学部卒業後、マッキンゼー・アンド・カンパニー・インク・ジャパンに入社。2007年、同日本支社の創業以来、史上最年少マネージャーに就任。2009年、カリフォルニア大学バークレー校経営大学院にてMBA取得。同年、DeNA Globalにおける短期レンタル移籍を経て、2011年、株式会社ロコンドの創業に参画、現在に至る。

「2017年 『「今の自分」からはじめよう 』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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