熱海の奇跡

著者 :
  • 東洋経済新報社
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本棚登録 : 141
レビュー : 22
  • Amazon.co.jp ・本 (221ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784492503010

作品紹介・あらすじ

大前研一氏、木下斉氏推薦!

「衰退した観光地」の代名詞となっていた熱海はなぜ再生できたのか

Uターンしゼロから街の再生に取り組んだ著者を通して見えてくる、人口減少時代の魅力ある地域づくりのあり方。


◆推薦の言葉

大前研一

「単年度予算で動く行政を民間が補完して町の魅力作りを長期的に推進する格好のモデル。著者が代表を務め、熱海を活性化しているNPO法人atamistaの実績から多くのヒントが得られる」

木下 斉

「この本は地元に戻り、仲間と小さな事業を立ち上げ、成長させることが、まちの再生に繋がることを教えてくれる。読み終えたら、多くの人が挑戦したくてウズウズするだろう刺激に満ちた一冊だ」


◆著者の言葉

この本では、熱海で私たちが培った経験を、可能な限りお話ししました。
ビジネスの手法でまちづくりをすることは、熱海だけに使えるやり方というのではなく、日本全国どこの地域でも使えると思うのです。
なぜなら、かつての熱海の衰退は、日本全国の地方の衰退と同じ構造で起こったからです。(プロローグより)
                                                 

感想・レビュー・書評

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  • 面白かった。
    他の地域活性化本とは一線を画す印象を受けた。理由は2点。

    (1)現在の姿(熱海観光客のV字回復)になるまでの過程がひとつひとつ順を追って描かれている。

    成功の要因はひとつの取組によるものではなく小さな取組の積み重ねとはよく言うが、本質的な課題の解決に迫る取組を実施するためにはその取組が実施できる状況に整備するための取組が必要であり、その取組を実施するためにはその取組(以下略) であることがよく分かる。政策は順序が大事であることが痛感される。筆者が地域に足を運んで地域に今必要なことを肌で感じたからこそ今熱海でやるべき取組を打てたのだろう。

    (2)地域を盛り上げる取組と地域で稼ぐ取組の両方が描かれている
    3章で地域再生への気運づくり、4-6章で地域で稼ぐ事業実践、仕組みづくりの事例を紹介しており、どちらかだけでは成功が難しいことを上手く理解できる構成となっている。

  • 熱海サクセスストーリー

  • 大きなビジョンと小さな一歩

    木下斉 これからの地方における観光は観光客数より観光消費総額を重視すべき

    ビジネスの手法を使っても社会は変えられる。それには起業という手段がある

    街に新しいプレーヤー、若いプレーヤーがどんどん入ってこなければならない

    補助金には悪循環のリスクがある

    とにかく初期投資を下げる 1/3にせよ

    あたみマルシェの参加への条件は、手づくり、ローカル、商売としてのチャレンジの3つとしました。

    これまでの経験からも、事前にすべての方の合意形成をしてから始めていては、いつまで経っても何も変えられないことを学んでいました

    やってから謝りに行くことで理解を得る

    熱海のリノベーションまちづくりで生み出すべき成果の一つは熱海の中心市街地の人口を増やすことでもあります。

  • 自転車の両輪、問題解決と稼ぐことの両輪。これはNPOだけじゃないと思う。
    補助金に頼らず、民間企業が出した利益を使うことこそ、持続可能なまちづくり。
    まちづくりは不動産オーナーがすべき仕事。
    ごもっとも!

  • 2019.02 とても参考になった。作者本人の熱海復活の経緯が細かく書かれている。章ごとに、リノベーション街づくりのポイントが書かれていてヒントになる。

  • ひなびた昭和の温泉地というイメージの強かった熱海が観光地として再生した舞台裏を描いた本。観光庁が出している2017年の観光白書において、行政と民間が連携した観光地再生の好事例として取り上げられたそうです。基本的な手法は「ビジネスの手法を用いて街を活性化させる」であり、地方創成のヒントが詰まっているのです。
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  • 熱海のまちの再生の取り組みについて。
    計画なく会社を辞めて始めたところから。
    30代のクリエイティブな人たちをターゲット。そうすることで、それをみた20代も集まる。

  • あまり内容はない・・・

  • 結局、まちづくりは人づくりなのだと思わされた。

  • ビジネスによる〝まちづくり〟とはよく言われるけれど、なかなか成功事例を探すのは難しい。それにそれぞれの街の置かれた環境が違うので、成功事例を真似してもうまくいくとは限らない。
    だから、形を真似しても仕方がない。施策ではなく、精神を学ぶべきなんだろうと思う。
    自分たちがまず動く。小さくてもいいから一手、打ってみる。そこで起きる波紋が街を変えるきっかけになるのだと感じた。
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著者プロフィール

市来 広一郎(イチキ コウイチロウ)
株式会社machimori代表取締役。NPO法人atamista代表理事。一般社団法人熱海市観光協会理事。一般社団法人ジャパン・オンパク理事。一般社団法人日本まちやど協会理事。1979年静岡県熱海市生まれ。東京都立大学(現首都大学東京)大学院理学研究科(物理学)修了後、IBMビジネスコンサルティングサービス(現日本IBM)に勤務。2007年熱海にUターンし、ゼロから地域づくりに取り組み始める。遊休農地再生のための活動「チーム里庭」、地域資源を活用した体験交流プログラムを集めた「熱海温泉玉手箱(オンたま)」を熱海市観光協会、熱海市と協働で開始、プロデュース。2011年民間まちづくり会社machimoriを設立、2012年カフェ「CAFE RoCA」、2015年ゲストハウス「guest house MARUYA」をオープンし運営。2013年より静岡県、熱海市などと協働でリノベーションスクール@熱海も開催している。2016年からは熱海市と協働で「ATAMI2030会議」や、創業支援プログラム「99℃」なども企画運営している。


「2018年 『熱海の奇跡』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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