「ホットケーキの神さまたち」に学ぶビジネスで成功する10のヒント

  • 東洋経済新報社
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784492503072

作品紹介・あらすじ

【仕事に使える!「世界一やさしい異色のビジネス書」が遂に登場!】
【競争戦略/現場力/マーケティング/経営理念……「ビジネスの本質」が1冊で身につく!】
【読めば食べたくなる!「ホットケーキの大人気31店の秘密」を徹底分析!「喫茶店」ガイドにも最適!】

★なぜ小さな店のホットケーキが、年間5万食も売れるのか?
★なぜ世界の富裕層が、銀座の高級ホテルに泊まり、ハイヤーでわざわざ食べに来るのか?
★日本が生んだ「奇跡の現場力」ホットケーキが、世界を魅了する理由は何か?

『現場力を鍛える』『見える化』などのベストセラーがあり、
『新幹線 お掃除の天使たち』で、「停車中のたった7分間で新幹線をピカピカにする "テッセイ"」を取り上げた遠藤功氏が、
今度は「ホットケーキ」を題材に、「いちばんやさしいビジネス書」を書いた!

・ホットケーキは「ブルーオーシャン戦略」のお手本
・「一見ありふれたもの」こそチャンスはある
・真の差別化は「価値の複合化」から生まれる
・シンプルなものでも「イノベーション」は生まれる
・「損して得をとる」のがビジネスの真髄
・口コミは「最高のマーケティング」
・立地の価値は「変数」である
・「お客さま目線」を忘れずに、進化を止めない etc.

「競争戦略」「現場力」「マーケティング」「経営理念」など
ビジネスパーソンなら知っておきたい「基本の全エッセンス」が、
じつは全部、ホットケーキから学べる!

読めば、仕事に役に立つ!そして、ホットケーキも食べたくなる!

日本初!異色のハイブリッド「ビジネス書」が、遂に誕生しました!


【本書より抜粋】
ホットケーキの名店・ピノキオの店主である塩谷三夫さんから聞いた話は衝撃的でした。
ある朝、フロリダから来たという米国人の4人家族が、なんと黒塗りのハイヤーで板橋の大山にあるピノキオに乗りつけ、朝食代わりにホットケーキを食べていったというのです。彼らは楽しそうに談笑しながら、美味しそうにホットケーキを?張り、待たせていたハイヤーで銀座の高級ホテルに戻っていったそうです。
私たちが知らない間に、ホットケーキは世界を魅了していたのです。私たちが気づいていない、意識していない価値を、外国人たちは高く評価しているのです。
それだけの魅力が、ホットケーキという食べ物には秘められていることに気がつきました。                ――「はじめに」より

感想・レビュー・書評

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  • PartⅡはビジネスマーケティングを学ぶのにとても分かりやすく、あっという間に読み終わってしまった。
    ただ、この面白さが本のタイトルから伝わらず…もったいない(p_q)

  • オーディオブックでビジネス書かなと思って聴き始めたら、ホットケーキ愛に溢れた読みものでした!近くにないかなー、昔ながらのホットケーキ食べられるところ…。食べたい…。
    後半のビジネスパートは戦略・マーケティング初心者向け。経験価値を大切にしよう。

  • 電子ブック(KinoDen)
    https://kinoden.kinokuniya.co.jp/shobi/bookdetail/p/KP00020925
    ※学外で利用する場合は、マイライブラリまたはRemoteXsからアクセスしてください

  • ・ホットケーキの名店には、珈琲館出身者が多い
    ・ホットケーキは甘めで、生地を楽しむもの、パンケーキは甘さ控えめで、フルーツや生クリームなど、食事を楽しむもの

  • ホットケーキの繁盛店が成功している背景には、「ビジネスの本質」を突くような考え方や取り組みがある。

    ・一見ありふれたものにこそチャンスはある
    ホットケーキというありふれた食べ物でも、味がありふれていなければ、付加価値は高まる。繁盛店はこの価値を高めるために、味やつくり方にこだわっている。

    ・真の差別化は「価値の複合化」から生まれる
    客にとっての価値を複数組み合わせる「価値の複合化」によって、他が真似できない本物の差別化を図っている。

    ・真の差別化を生み出すには試行錯誤が不可欠
    本物の差別化を実現するには、「そこそこ美味しい」ではなく、「めちゃめちゃ美味しい」を生み出さねばならない。そのために、試行錯誤を繰り返している。

    ・損して得取れ
    ホットケーキは値段が安く、数を売る必要がある。ある店は、サービスデーを設けて値引きし、多くの人に味わってもらうことで、潜在需要を掘り起こしている。

    ・立地の価値は「変数」である
    繁盛店の多くは、立地のよい大きな駅のそばでなく、各駅停車しか止まらない小さな駅のそばにある。立地の価値を「変数」として捉え、それを高めれば、立地が劣っていても、ビジネスとして成功することは可能。

    ・本気で向き合い、心血を注ぐ
    繁盛店の店主らは、どうすれば美味しいホットケーキをつくれるか、ただそれだけを考え、努力している。最も大事なのは、本気で向き合い、心血を注ぐこと。

  • ・toppointで読む
    ・立地の価値は変数。スーパーオオゼキ

  • ホットケーキの繁盛店の紹介と繁盛店から学ぶビジネス論の二部構成。
    フォルム、トッピング、盛り付け、シンプルなのに一つとして同じものは無い。
    差別化の図り方、付加価値の付け方等が書かれている。
    とにかく前半のホットケーキ紹介で唾液が出る。
    どの店のも美味しそうだけど、ピノキオさんのホットケーキがめちゃくちゃ気になる。
    あと、夜中に読むのはおすすめしない。

  • 紹介されているお店でホットケーキ食いてぇ〜 と本気で思わせてくれます。

  • タイトルからビジネス書として購入も、前半はホットケーキを出す喫茶店の紹介本。そしてそれを見ていたらホットケーキが食べたくなった。(近くに紹介された店がなかったのは残念。)
    このホットケーキから見られるビジネスの秘密、例があるのでわかりやすい。

  • 珈琲館のかつてのフランチャイズのお店にホットケーキのおいしいお店が多い。
    赤羽のフルーツパーラープチモンド。
    板橋の大山のピノキオ。
    蒲田のシビタス。
    川崎の珈琲苑。銀龍街の中。
    鶴見のリラ。西友の一階。
    鎌倉のイワタコーヒー。

    パンケーキは、競争が激しい。レッドオーシャン。
    ホットケーキは、お店の数が少ない。競争が少ない。
    モノ消費よりコト消費。

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著者プロフィール

遠藤 功(エンドウ イサオ)
株式会社シナ・コーポレーション代表取締役
早稲田大学商学部卒業。米国ボストンカレッジ経営学修士(MBA)。三菱電機、複数の外資系戦略コンサルティング会社を経て、現職。2006年から2016年まで早稲田大学ビジネススクール教授を務めた。2020年6月末にローランド・ベルガー会長を退任。同年7月より「無所属」の独立コンサルタントとして活動している。多くの企業で社外取締役、経営顧問を務め、次世代リーダー育成の企業研修にも携わっている。
株式会社良品計画社外取締役。SOMPOホールディングス株式会社社外取締役。株式会社ネクステージ社外取締役。株式会社ドリーム・アーツ社外取締役。株式会社マザーハウス社外取締役。
15万部を超えるロングセラーである『現場力を鍛える』『見える化』(いずれも東洋経済新報社)をはじめ、『現場論』『生きている会社 死んでいる会社』(いずれも東洋経済新報社)『新幹線お掃除の天使たち』(あさ出版)『ガリガリ君の秘密』(日経ビジネス人文庫)など、ベストセラー書籍多数。

「2022年 『「カルチャー」を経営のど真ん中に据える』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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