「ホットケーキの神さまたち」に学ぶビジネスで成功する10のヒント
- 東洋経済新報社 (2019年4月19日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
- / ISBN・EAN: 9784492503072
作品紹介・あらすじ
【仕事に使える!「世界一やさしい異色のビジネス書」が遂に登場!】
【競争戦略/現場力/マーケティング/経営理念……「ビジネスの本質」が1冊で身につく!】
【読めば食べたくなる!「ホットケーキの大人気31店の秘密」を徹底分析!「喫茶店」ガイドにも最適!】
★なぜ小さな店のホットケーキが、年間5万食も売れるのか?
★なぜ世界の富裕層が、銀座の高級ホテルに泊まり、ハイヤーでわざわざ食べに来るのか?
★日本が生んだ「奇跡の現場力」ホットケーキが、世界を魅了する理由は何か?
『現場力を鍛える』『見える化』などのベストセラーがあり、
『新幹線 お掃除の天使たち』で、「停車中のたった7分間で新幹線をピカピカにする "テッセイ"」を取り上げた遠藤功氏が、
今度は「ホットケーキ」を題材に、「いちばんやさしいビジネス書」を書いた!
・ホットケーキは「ブルーオーシャン戦略」のお手本
・「一見ありふれたもの」こそチャンスはある
・真の差別化は「価値の複合化」から生まれる
・シンプルなものでも「イノベーション」は生まれる
・「損して得をとる」のがビジネスの真髄
・口コミは「最高のマーケティング」
・立地の価値は「変数」である
・「お客さま目線」を忘れずに、進化を止めない etc.
「競争戦略」「現場力」「マーケティング」「経営理念」など
ビジネスパーソンなら知っておきたい「基本の全エッセンス」が、
じつは全部、ホットケーキから学べる!
読めば、仕事に役に立つ!そして、ホットケーキも食べたくなる!
日本初!異色のハイブリッド「ビジネス書」が、遂に誕生しました!
【本書より抜粋】
ホットケーキの名店・ピノキオの店主である塩谷三夫さんから聞いた話は衝撃的でした。
ある朝、フロリダから来たという米国人の4人家族が、なんと黒塗りのハイヤーで板橋の大山にあるピノキオに乗りつけ、朝食代わりにホットケーキを食べていったというのです。彼らは楽しそうに談笑しながら、美味しそうにホットケーキを?張り、待たせていたハイヤーで銀座の高級ホテルに戻っていったそうです。
私たちが知らない間に、ホットケーキは世界を魅了していたのです。私たちが気づいていない、意識していない価値を、外国人たちは高く評価しているのです。
それだけの魅力が、ホットケーキという食べ物には秘められていることに気がつきました。 ――「はじめに」より
感想・レビュー・書評
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PartⅡはビジネスマーケティングを学ぶのにとても分かりやすく、あっという間に読み終わってしまった。
ただ、この面白さが本のタイトルから伝わらず…もったいない(p_q)詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
オーディオブックでビジネス書かなと思って聴き始めたら、ホットケーキ愛に溢れた読みものでした!近くにないかなー、昔ながらのホットケーキ食べられるところ…。食べたい…。
後半のビジネスパートは戦略・マーケティング初心者向け。経験価値を大切にしよう。 -
電子ブック(KinoDen)
https://kinoden.kinokuniya.co.jp/shobi/bookdetail/p/KP00020925
※学外で利用する場合は、マイライブラリまたはRemoteXsからアクセスしてください -
・ホットケーキの名店には、珈琲館出身者が多い
・ホットケーキは甘めで、生地を楽しむもの、パンケーキは甘さ控えめで、フルーツや生クリームなど、食事を楽しむもの -
ホットケーキの繁盛店が成功している背景には、「ビジネスの本質」を突くような考え方や取り組みがある。
・一見ありふれたものにこそチャンスはある
ホットケーキというありふれた食べ物でも、味がありふれていなければ、付加価値は高まる。繁盛店はこの価値を高めるために、味やつくり方にこだわっている。
・真の差別化は「価値の複合化」から生まれる
客にとっての価値を複数組み合わせる「価値の複合化」によって、他が真似できない本物の差別化を図っている。
・真の差別化を生み出すには試行錯誤が不可欠
本物の差別化を実現するには、「そこそこ美味しい」ではなく、「めちゃめちゃ美味しい」を生み出さねばならない。そのために、試行錯誤を繰り返している。
・損して得取れ
ホットケーキは値段が安く、数を売る必要がある。ある店は、サービスデーを設けて値引きし、多くの人に味わってもらうことで、潜在需要を掘り起こしている。
・立地の価値は「変数」である
繁盛店の多くは、立地のよい大きな駅のそばでなく、各駅停車しか止まらない小さな駅のそばにある。立地の価値を「変数」として捉え、それを高めれば、立地が劣っていても、ビジネスとして成功することは可能。
・本気で向き合い、心血を注ぐ
繁盛店の店主らは、どうすれば美味しいホットケーキをつくれるか、ただそれだけを考え、努力している。最も大事なのは、本気で向き合い、心血を注ぐこと。 -
・toppointで読む
・立地の価値は変数。スーパーオオゼキ -
ホットケーキの繁盛店の紹介と繁盛店から学ぶビジネス論の二部構成。
フォルム、トッピング、盛り付け、シンプルなのに一つとして同じものは無い。
差別化の図り方、付加価値の付け方等が書かれている。
とにかく前半のホットケーキ紹介で唾液が出る。
どの店のも美味しそうだけど、ピノキオさんのホットケーキがめちゃくちゃ気になる。
あと、夜中に読むのはおすすめしない。 -
紹介されているお店でホットケーキ食いてぇ〜 と本気で思わせてくれます。
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タイトルからビジネス書として購入も、前半はホットケーキを出す喫茶店の紹介本。そしてそれを見ていたらホットケーキが食べたくなった。(近くに紹介された店がなかったのは残念。)
このホットケーキから見られるビジネスの秘密、例があるのでわかりやすい。 -
珈琲館のかつてのフランチャイズのお店にホットケーキのおいしいお店が多い。
赤羽のフルーツパーラープチモンド。
板橋の大山のピノキオ。
蒲田のシビタス。
川崎の珈琲苑。銀龍街の中。
鶴見のリラ。西友の一階。
鎌倉のイワタコーヒー。
パンケーキは、競争が激しい。レッドオーシャン。
ホットケーキは、お店の数が少ない。競争が少ない。
モノ消費よりコト消費。