- Amazon.co.jp ・本 (401ページ)
- / ISBN・EAN: 9784492520819
作品紹介・あらすじ
世界に示した初の日本発「経営理論」。
感想・レビュー・書評
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野中郁次郎先生の名著。組織における知識の創造プロセスにおけるミドル・マネージャーの役割をとらえ返している。そうしたプロセスについても丁寧に概念化することで内容に厚みが持たされている。定期的に読み返したい。
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形式知と暗黙知のモデル、また組織で学習するというコンセプトは、時代が変わっても陳腐化しないであろう。必読の良著
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暗黙知がここまで理論化されるとたまらん。
こういう仕事したいなあ。と思う。 -
岐阜聖徳学園大学図書館OPACへ→
http://carin.shotoku.ac.jp/scripts/mgwms32.dll?MGWLPN=CARIN&wlapp=CARIN&WEBOPAC=LINK&ID=BB00273753
【 電子書籍版 】
http://carin.shotoku.ac.jp/scripts/mgwms32.dll?MGWLPN=CARIN&wlapp=CARIN&WEBOPAC=LINK&ID=BB00605238
これからはどんな企業も「知識創造」をしていかなければ生き残れない。『エコノミスト』等世界の一流誌が絶賛した、世界に誇りうる日本人による初の「経営理論」。 (出版社HPより) -
暗黙知の概念は発明。
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改めて20年以上前の本を再読、やはり良書はさすがだと思う。 文句なしの★5つである。
この本は僕が会社に内定した際に会社側から提供された本の中の一つで当時あまりに感動して、そのままずっと保持している本である。学生から社会人になる際に「こんな知的な本を読むのか、知識創造とはすごいプロセスだ」とものすごく感動したことを今でもよく覚えているし、それは再読した本日も改めて思った。
野中郁次郎先生は、「失敗の本質」を書かれた共著者であったり、スクラム開発の考え方の根本を提示された方であったり、本当に自分の人生に大きな影響を与えた方ですが、先日読んだ「直観の経営」にもありましたが哲学の話、失敗の本質の話、そしてあまりにも有名な暗黙知/形式知のSECIモデルの話含めて、やはり改めて今になってもこの本はたくさんの方に読んでいただきたい。
そんな中で、改めて抜粋する部分は、序文にある。1986年の『The New New Product Development Game』に記載された内容をかみ砕いている。
少し長いが、お付き合いいただきたい。
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1986年の『The New New Product Development Game』の論文の中で、日本企業の新製品開発の速さと柔軟性を描き出すために、「ラグビー」のメタファー(比喩)を用いた。開発中の新製品を、一団となって走るチームがパスしながら進めるラグビーのボールに見立てたのである。(中略)
ラグビーのアナロジーを続けよう。「ボール」に注目しながら、我々が何を言いたいのかを説明したい。チームがパスでまわすボールの中には、会社はなんのためにあるのか、どこへ行こうとしているのか、どのような世界に住みたいのか、その世界はどうやって実現するのか、についてのチーム・メンバーの共通理解が入っているのである。きわめて主観的な洞察、直観、勘などもその中に含まれる。つまり、そのボールの中に詰まっているのは、理想、価値、情熱なのである。
次に、ラグビーで「どのように」ボールがパスされるかに注目してみよう。リレー競争の走者へ手渡されるバトンと違って、ラグビーボールはある一定のやり方では動かない。リレーのように順次線形に動くのではない。ラグビーボールの動きは、フィールドでのチーム・メンバーの連携プレーから生まれてくるのである。 それは、過去の成功や失敗の積重ねの上に、その場その場で決められる。 それはチーム・メンバー間の濃密で骨の折れる相互作用(インタラクション)を必要とする。
その相互作用のプロセスが、日本企業の中で知識が組織的に創られるプロセスによく似ているのである。この本で述べるように「組織的知識創造」は体験や試行錯誤であると同時に、アイデアを生み出す思考や他者からの学習なのである。またそれは、アイデアにかかわるだけでなく、アイデアル(理想)にもかかわるのである。
P115
私がメンバーにいつも言っていたのは、我々の仕事はリレー競争のように「おれの仕事はここからで、お前の仕事はそこからだ」というようなものではないということでした。全員が初めから終わりまで走らなければならないのです。ラグビーのように一緒に走り、ボールを右へ左へパスしながら、一段となってゴールに到達しなければならないのです。
P140
『ハーバード・ビジネス・レビュー』掲載の“The New New Product Development Game”で、今日のように変化と競争の激しい社会では、この重複的なラグビーアプローチは、スピードと柔軟性の点で圧倒的な強みを持っていると論じた。
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このラグビーアプローチ、は、すごくしっくりくるのですが、それがなぜ後日スクラムというメタファーになったか、は、結局よくわかりませんでしたが。 -
”KMの原典。思わぬところでSECIプロセスに出くわし、再読中。”
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12.7.4 平成進化論
【今日のお勧め本 知識創造の方法論─ナレッジワーカーの作法】
http://amazon.co.jp/o/ASIN/4492521364/2ndstagejp-22/ref=nosim
を読み直しました。
冒頭、哲学(史)から説き起こした
「知の4つの型」
について記されているのですが、
むかーし、読んだ時にはほとんど
理解できませんでした。
※「知識創造」になんでプラトンとかデカルトとか
出てくるんだ!と。(浅はかでした)
■ところが今回はなんと!
(おそらくは自分勝手な解釈を含みつつも)
それでもおおよその理解ができるように
なっていたことに
「驚きを禁じ得ませんでした」
という定形表現しか出てこないくらい(笑)
大きな歓びを覚えた昨日の夜でした。
■たとえばこの本であれば、
「哲学」と「知識創造の方法論」が
このような形で結びつけられるとのだ、
と驚きが与えられましたが、
「根っこを下に、深く」
広げていくことによって、
一見無関係と思われる知が自分の内側で咀嚼され、
相互連関をし始める感動を、
当面、追求していこうと思います。
(それにつけても今更ながら、過去の不勉強と
それがゆえの知的欠損を猛省しているところです)
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Morning Bee題材。mtv氏にすすめられて。
大学人ならではのアカデミックさがあるんだけど、そこはかとないアツさもあると感じた。
第二章は正直どうしようかと思ったけど、というかくじけそうになったんだけど、そのまま読み進めて良かった。
今の自分の課題に対してのヒントがいろいろあったように思う。特に、キャリアパスに関して。
Morning Beeの題材としてもいい選択。
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