知識創造企業

制作 : 梅本 勝博 
  • 東洋経済新報社
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レビュー : 84
  • Amazon.co.jp ・本 (401ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784492520819

感想・レビュー・書評

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  • 野中SECIモデル入門。ナレッジマネジメントにおける必読本。

  • マーケティングの傾倒本。
    経営とは商品開発と組織開発の両輪であることを教えてくれた本。
    良い企画、再現性はチームレベルで発揮されないと意味がない。

  • 年齢,性別,職業,地位を問わずにオススメ.
    誰が読んでも得るものは多く,大きいとおもう.
    分厚く,400ページもあるがそれほど苦にならずに読める.
    内容は,日本企業がなぜここまで強いのかということを理論と実例を使って見事に説明したものである.
    そんなものがなぜ年齢や職業を問わずにオススメできるのか?
    それはタイトルにもあるようにこの本が「知識を創造する」ダイナミズムを初めて扱った本だから.
    従来の自然科学的方法論では扱いきれなかった「暗黙知」に焦点を当て,社会科学的手法を用いて見事に分析していることを私は非常に高く評価したいと思う.
    私のいる心理学の世界にも,このような流れは明白で,「拡張による学習」「状況論的アプローチ」「状況的行為」「グループダイナミクス」といったキーワードの重要性が増してきている.パラダイムシフトの中にあるといってもいい.15年後サイモン型の人間-情報処理システムを追求する心理学はどうなっていることだろう.

    ちなみにこの本は日本人によって英語で書かれたもの(しかも初出はあのハーバード・ビジネス・レビュー)を別の日本人が翻訳した物であって,まずはじめに海外で評価された本である.日本での発売は1996年で,ずいぶん前だが,全く色あせることはない.名著.

  • 普段の仕事の仕方、組織の見方が変わります。一人一人が愛おしくなります。また、前半の哲学の変遷についての説明も抜群にわかりやすかった。

  • 分かりやすく先行研究を説明しながら鋭い批判、そして豊富な事例と丁寧な検証など、学術書としては非常に読みやすく(読みやすいがビジネス書ではない)、楽しめた。

    内容としては非常に学際的で、経営学はもちろん、哲学から認知科学、教育学、組織論まで幅広く取扱いながら、企業(特に日本)における知識創造のプロセスを説明する。

    丁寧に読めば様々な示唆に富む一冊である。私見だが、興味深くてそして新しいコンセプトを次々と展開しわくわくさせられた。これが第一版から15年以上経っているとは思えない。

    色々なジャンルの新書を読む方、学際的な考え方に興味を持つ人にはお勧めの本である。

  • 2012.2.3読了。
    ミドルマネージャー大事。現場の最前線で生まれた暗黙知と、トップが打ち出す方向性のような表出化された形式知とかコンセプトの間のギャップをつなぐのは、ミドルマネージャー。ミドルマネージャーが、トップとボトムの間をつなぎ、知をうみだすナレッジエンジニアの役割を果たす。

    暗黙知を無視しないこと。
    西洋風の、形式知化できるシステムとかも用意しておくこと。

  • あわせて読みたい『経営は哲学なり』(野中郁次郎)!

  • 知識は、暗黙知と形式知に分かれる。知識の蓄積、創造は、個人の役割。それを促進するのが、組織の役割。暗黙知と形式知は、共同、表出、内面、連結と四つの知識変換を行う。

  • ”日本が誇るもの、それは知識”

    卒論文献として何回も読み返した。そして、これからも大切にしたい本。
    まだまだ深く読めていないところもあるから、どんどん深めていきたい本でもある。

    日本の経営理論の中で、日本発経営学書として世界と橋渡しができた類い希なる一冊。 もう十数年前の作品であるのに、考え方は色褪せないと思っている。
    (事例は古いのは仕方ないことではあるが。。。)

    「日本企業はなぜ世界とも戦えるほど競争力をつけれるようになったのだろうか?」という問いから始まる。(1996年に出版)
    それは、日本企業は日本型のイノベーションを形成しているからということであるとのこと。筆者は提唱したのが、知識創造理論である。

    知識を語る上では、哲学分野にも大きく踏み込まなくてはいけない。プラトンやアリストテレス、デカルト、ロックなど様々な思想がまさにそれである。

    本理論は知識が大事であるかということを説いたわけではなく、いかに、知識を活用し競争優位性を築くかが鍵となっている。

    そして、知識には2種類があり言葉にできない知識である「暗黙知」、文面などで伝えることができる「形式知」が存在する。
    それをうまく暗黙知を形式知、形式知を暗黙知へと回転させ、スパイラル化し、知識を創造することができるということ。 それを実例を踏まえた上で、論じられていく。

    知識創造理論はここから始まった。

  • 結論から言おう、噂に違わぬ名著。学ぶべき事の多い書だこれは。
    かの戦略論者マイケル・ポーター氏に「経営理論の真のフロンティア」(訳者あとがきより)と言わしめた日本発の経営理論書である。
    本書は、認識論を紐解き西洋と日本における知の解釈を理論的に分析・解析するところから始まる。
    この章の理論展開は、非常に難解でよみながら幾度と無く読み返す必要がある訳であるが、最終的に読み終わってみると肝心で著者も読飛ばしても大丈夫のような記述があるが是非読んで頂きたい。
    まるで、学生の頃には難解で全てを理解出来なかった日経新聞が日々読むうちに自然とその内容が、理解出来、咀嚼されていく感覚である。
    本書は、いまや世界に羽ばたくグローバルな日本企業が如何にイノベーションを生み出してきたか、またその事実を一般理論化し今後どのようにイノベーションを発生させるスパイラルにのせて行けばよいかを理論的に説明しつくす。
    また、本書は失礼ながらポーター氏の書籍の如く記述がしつこい為、読後の定着が良い。ように思われる。
    また読み返したい。

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著者プロフィール

野中郁次郎(一橋大学名誉教授)

「2019年 『賢者たちのダイアローグ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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