- Amazon.co.jp ・本 (556ページ)
- / ISBN・EAN: 9784492521601
感想・レビュー・書評
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ずっと積読してしまっていたこの本を2021年に読んだ場合どう感じるのか、との観点で読んでみた。
リーマンショック、東日本大震災、中国の膨張、トランプ政策、コロナ禍・・・いろいろあったが、今でも思った以上に論旨が有効であるどころか、より加速している部分も多い。強いて言えば、アジア、BPOに加えAIもあること。そして、ゼロ年代の空気とは違い世界的な断絶の時代であることが、環境の違いと言えるか。そうした場合においても政府や企業の基本政策は、本書の記述内容とさしてかわりはないように見える。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
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【要約】
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【ノート】
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私の中でのポイントは新しい経済のパラダイムとはどんなものか。BPOが果たす役割とはどんなものか。
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結果論的に当たり外れを指摘することに意味はない。やはりこれだけのスケールの広さと洞察の深さでグローバルを語れる日本人は著者以外に考えられない。
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グローバルステージはボーダレス。
経済学と国民国家という理念は一緒に成長してきた。国民国家は政治活動と経済活動の場であったし、国民国家が誕生してから1世紀の間は経済学という学問は政治経済と呼ばれていた。
2004年当時、大前さんはEdyを推奨していたが、Edyはそれ以降、ちっとも黒字になっていない。 -
グローバル化の進展の中で発展する都市、企業について。国民国家という形の限界について。中国、フィンランド、スウェーデン、アイルランドについての記述が多い。世界でいま何が起こっているのかを知るには、やはりこの人の話を聞くのが一番早い。
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2006 9
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ボーダーレス時代における、国の地域の個人の在り方について論じた、とても素晴らしい論文であると思う。
大前氏が素晴らしいのは、世界中の経営者や政治家にアドバイスを行い、日本で最も世界を知っている人物といっても過言ではなく、また最初に英語で論文を発表していることだと思う。そこらの政治家などと視点が全く違うのだと感じる。
本書の主張の要約は、以下の通りである。
21世紀の時代に国が繁栄するには、世界から人や金が集まってこなければならない。グローバル・エコノミーに対応するには、今までの政府の役割がまったく違ってくるのだ。
個人的には、第8章が圧巻でした!