モノづくり原論

  • 東洋経済新報社
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  • Amazon.co.jp ・本 (198ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784492521960

感想・レビュー・書評

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  • vol.139
    合掌の対象を持っているか?感謝と畏れの気持ちを忘れるな!
    http://www.shirayu.com/letter/2012/000276.html

  • ディズニーやジャパネットをはじめ、多くの企業の例出して、人とモノの結び付きの大切さについて書かれている点と、
    「モノづくり」「コトづくり」への心がけの部分が興味深かったです。

    >自分の知らない世界からどうやって発想を引き出すのだろうか。
    >それは、新しい現場からの徹底した学習と、それとは一見無関係な自分のほかの場面での知見、
    >それがうまく組み合わさると思ってもみない世界が生まれることがあるのだ。

    アイデアのつくり方(ジェームス W.ヤング)という本の一節、
    「アイデアは既存の要素の新しい組み合わせ」を思い出しました。
    多くの分野の知見を持つことで、新しいものがうまれる。
    なかなか難しいですが、偏見を持たずに、色々な分野にチャレンジしていきたいと思います!

    【葉っぱビジネス】【インジメンソーレ】
    おやっ?と思うような、単語の使い方・インパクトも秀逸です。興味が湧いた方はぜひ読んでみてください。

  • 「企業は大きいか小さいかでなく、競うべきは技術や個性、すなわち独自の質がであり、ときに協働し、ときに競争しながら互いに切磋琢磨して成長していくのである。」命題だ!

  • タイトルには「原論」とあるが、理論的な話ではない。技術者や職人、メーカーなど、モノづくりをする側の視点から、モノづくりの重要性と将来を語る短編集である。「モノづくり応援歌」とでもいうべき内容が中心である。
    昨今巷では、日本のモノづくりに元気がないとか、六重苦だとか言われているが、モノづくり現場の人たちに、もう一度元気を取り戻してもらおうという筆者らの気持ちが感じられる。
    とは言っても、モノを作れば、買ってもらえるという時代ではないので、単なる「道具」「必需品」としてのモノを提供していたのでは、モノづくりが成り立たない。人々が単なる物として利用するだけではなく、それを持って、使ってよかったと思える、「ココロ」に届くような「モノ」を提供することが求められている。そういう、これからのモノづくりの方向性が示唆されている。

  • 本来モノづくりはどうあるべきかを筆者の意見が述べられている

    モノに込めた思いが人を感動させる。

    愛機、愛車という言葉が最近聞かれなくなったのは、モノに生産者の魂が籠っていない証で、また込めていても伝わっていないことを意味しているとのこと 

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著者プロフィール

元・花王会長
1957 年東京理科大学理学部卒業。花王入社。米国スタンフォード大学留学後、大阪大学にて理学博士取得。研究所長、取締役、社長、会長を歴任。
現在は常盤塾、楕円塾、ものづくりの心塾などで学ぶ。
主な著書に『知と経営』(ダイヤモンド社) 、『モノづくりのこころ』(日経BP 社)など多数。

「2017年 『楕円思考で考える 経営の哲学』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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