承認欲求―「認められたい」をどう活かすか?

著者 :
  • 東洋経済新報社
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  • Amazon.co.jp ・本 (237ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784492532355

作品紹介・あらすじ

お金をかけずにヤル気を引き出す。オモテに出しにくい「承認欲求」を引き出し、動機づけるための手法を満載。

感想・レビュー・書評

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  • ピグマリオン効果を使う!

  • 人が元来持っている承認欲求を如何にしてうまく突いて、ヤル気を引き出すか?が書かれた内容。
    承認欲求を「表」と「裏」とに分けて、著者の持論が展開されており、
    正に大学教授が書いたと思えるようなアカデミック寄りの内容の本ではあった。
    一般的な意味で「人に認められたい!」という承認欲求は本書では「表」。

    人のヤル気を引き出す手段は当然色々あると思うが、
    大変手っ取り早く、かつ効果的にという観点から、承認欲求を引き出すことの有用性を感じた。
    中でも日ごろから良いと思った行動や成果をほめること。
    これはすぐにでも取り掛かることができるものであり、心がけようと思った。

    面接の時にも必ず求職者さんに承認欲求を自己評価してもらっている。
    当たり前ながら、ゼロ(持っていない)の人はいない。
    ここをうまく使うことはある意味必須とも言え、本書に書かれた内容も上手く使っていきたい。

  • 最近、ネガティブワードの承認欲求をモチベーションと絡めてうまく表現していて大変共感した。そう、みんなほめられたいよね!でもそれをあきらめてしまって他人を批判したり、足をひっぱたりしてしまう。やっぱり減点主義より加点主義の方が社会は明るく、よくなると思います。そんなことを思い出させてくれた一冊!

  • 難しい本だった。前半はなかなか良かったけど後半は降参。退職の原因としての承認不足はうなづける。

  • 読書時間 3時間30分(読書日数 15日)

    「お金をかけずにヤル気を引き出す」という「承認」についての第一人者でもある筆者が、働く環境において「承認による動機づけ」が、いかに企業にとっても、従業員にとっても良いことかについての解説本。

    基本的には前回読了した「お金より名誉のモチベーション論」と論点の展開はほぼ同じ。ただ、今回は「京都」と「農村」における承認行動についての解説があった。

    日本ではどうしても「裏の承認」というものがついてまわる中、如何にして自分を認めてもらうか。これに尽きると思う。そのために「ずらす」という考え方は、かなり有用だと思う。

    だが、今回の本については、あまり頭に入ってこなかった気がする。以前と比べると「褒める」という行動に対しての考え方が変わってしまったせいでもある。

  • 表モード、農村モデル

  • 「お金をかけずにヤル気を引き出す」という帯、「金銭・自己実現による動機づけはすぐに行き詰まるが、承認による動機づけは永続的で巨大なパワーとなる」というカバー文言に惹かれ購入。
    まさにその辺の話が、今求めていることだった。どうしても簡単に給料は上げられない、けれども若い連中が働こうと思える職場にするには?…の答えを求めた。

    目次を読んだ段階でも、これは名著かも、と期待を膨らませたが、結果「ちょっと違うな」という感想。
    なるほど著者は関連する情報について広いバックボーンを持っていることは見て取れた。承認とはいかなるものか、日本人が求めている承認とは…等々、非常に細かく分析されていると感じた。
    ただ、「ではどうするか」のヒントがもう少し欲しかった。発行が10年と少し前の本だからか、すでに耳にしたことのある手法が目について、「これは!」と思うような部分は少なかった。

    自身の責によるところではあるが、この本の前提となり<表の承認>と<裏の承認>について書かれているであろう著者の前著「お金より名誉のモチベーション論」より先に読んでしまったことがまず残念。
    加えて、好みの問題だが「〇〇と言ってよいだろう」「間違いなさそうである」「よさそうである」等の言葉づかいがやや落ち着かない気持ちにさせるのも残念。

    著者の他の書籍も読めば、また違った感想も得られるかもしれない。

  • 日本的組織の悪いところ、MemberのMotivationがどのように下げられているのかなど明快に説明されている。何度も読みたい一冊。

  • 食うのコトが保証されれば認められたいという欲求が生まれるのは当然としても、誰にという認められるかという視点が大切だ。

  • 誰だった認められたいものだ。
    モチベーションをあげるために部下を毎日褒めるようにしよう。

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著者プロフィール

同志社大学政策学部教授

「2022年 『何もしないほうが得な日本』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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