承認欲求―「認められたい」をどう活かすか?

著者 :
  • 東洋経済新報社
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レビュー : 23
  • Amazon.co.jp ・本 (237ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784492532355

作品紹介・あらすじ

お金をかけずにヤル気を引き出す。オモテに出しにくい「承認欲求」を引き出し、動機づけるための手法を満載。

感想・レビュー・書評

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  • 難しい本だった。前半はなかなか良かったけど後半は降参。退職の原因としての承認不足はうなづける。

  • 読書時間 3時間30分(読書日数 15日)

    「お金をかけずにヤル気を引き出す」という「承認」についての第一人者でもある筆者が、働く環境において「承認による動機づけ」が、いかに企業にとっても、従業員にとっても良いことかについての解説本。

    基本的には前回読了した「お金より名誉のモチベーション論」と論点の展開はほぼ同じ。ただ、今回は「京都」と「農村」における承認行動についての解説があった。

    日本ではどうしても「裏の承認」というものがついてまわる中、如何にして自分を認めてもらうか。これに尽きると思う。そのために「ずらす」という考え方は、かなり有用だと思う。

    だが、今回の本については、あまり頭に入ってこなかった気がする。以前と比べると「褒める」という行動に対しての考え方が変わってしまったせいでもある。

  • なんだかしっくりこない、、、
    完読できる自信なし。
    こういうのって理屈じゃないと思うんだけどなー

  • 「お金をかけずにヤル気を引き出す」という帯、「金銭・自己実現による動機づけはすぐに行き詰まるが、承認による動機づけは永続的で巨大なパワーとなる」というカバー文言に惹かれ購入。
    まさにその辺の話が、今求めていることだった。どうしても簡単に給料は上げられない、けれども若い連中が働こうと思える職場にするには?…の答えを求めた。

    目次を読んだ段階でも、これは名著かも、と期待を膨らませたが、結果「ちょっと違うな」という感想。
    なるほど著者は関連する情報について広いバックボーンを持っていることは見て取れた。承認とはいかなるものか、日本人が求めている承認とは…等々、非常に細かく分析されていると感じた。
    ただ、「ではどうするか」のヒントがもう少し欲しかった。発行が10年と少し前の本だからか、すでに耳にしたことのある手法が目について、「これは!」と思うような部分は少なかった。

    自身の責によるところではあるが、この本の前提となり<表の承認>と<裏の承認>について書かれているであろう著者の前著「お金より名誉のモチベーション論」より先に読んでしまったことがまず残念。
    加えて、好みの問題だが「〇〇と言ってよいだろう」「間違いなさそうである」「よさそうである」等の言葉づかいがやや落ち着かない気持ちにさせるのも残念。

    著者の他の書籍も読めば、また違った感想も得られるかもしれない。

  • 日本的組織の悪いところ、MemberのMotivationがどのように下げられているのかなど明快に説明されている。何度も読みたい一冊。

  • 食うのコトが保証されれば認められたいという欲求が生まれるのは当然としても、誰にという認められるかという視点が大切だ。

  • 【No.95】「他人からの承認が得られず自分自身の存在意義も見いだせないので孤独感、無力感に陥り、やがてドロップアウトしていく」「人間は、周りの人の目や評価をとおして、はじめて自分自身を知ることができる。自分の姿を見るのに鏡が必要なのと同じ」「そもそも人物や人間性といったきわめて主観的かつあいまいで、しかも人格の根幹にかかわる要素を、特定の人に評価させてよいかどうか」「各人が得意な部分を伸ばし、得意な分野で組織に貢献する。それによって周りから認められることで自信をつけ、長所がますます傑出する」「”急がば回れ”というとおり、実際に直線コースが早く着くとはかぎらない。組織の中枢から離れたところで思う存分個性を発揮した”傍流”が、やがて主流を追い越すことだってある」

  • 誰だった認められたいものだ。
    モチベーションをあげるために部下を毎日褒めるようにしよう。

  • 認め合う職場、認められる仕事ができるとはなんなのか。仕事について悩んでいる時にある先生が勧めてくれた本です。自分はちょっと人と違うと思われたい、そんな感情をどう表わしたらいいのか、自分の普段の仕事のやりがいとフラストレーションの原因が何なのか、ラベリングをしてくれるような気がしました。風通しの悪い職場、社会の中で自分が自分としてどう生き残るのか、認められるのか。

    日本人の「承認欲求」を書いた本。“表の承認”と“裏の承認”という二つに分け、表は自己効力感、裏は被統制感によって分類されている。従来の日本は裏の承認、つまり出る杭は打たれる的な部分が強かったが、その例外的な地域についても書かれている。
    そこに時間軸が入り、短期的な承認と長期的な承認により、日常を認められたいのか、キャリアを求めたいのかが変わってくる。日本人はキャリアを求める人は少なく、日常を認められたい傾向にあるよう。その日本人の特徴を押さえれば離職率を減らせ、よい職場を作れるのではないか。

    表モードに切り替える文化を作る方法→ボトムアップ型の承認である事がカギ
    そのためには「個人を表に出す文化」「失敗を責めない文化」「自己決定の文化」を作る。
    ① 名前を出す:企業の中での仕事であっても、個人の業績とともに名前を表に出す事。
    ② 仕事のプロセスの公開:個人の名前が出せなくても仕事ぶりや仕事のプロセスを公開。
    ③ ほめ合う文化作り
    ただし評価をすることが諸刃の刃であることも注意。

    閉鎖的な「裏の承認」の文化の中で生き残って承認される方法は「周囲といかに“ずらす”か。」
    ① 目的をずらす:生き方や価値観にかかわるので容易ではないが。譲れるところは譲る
    ② ルートをずらす:目標・目的は同じでもそこへ至るルートを変えることで競合を避ける
    ③ 売りをずらす:独自の売りを作る事
    ④ 場所をずらす:領域や専門の違う所で仕事を生かす
    ⑤ 時間幅をずらす:日常ではなく、長期的なキャリアの承認を望む日本人が少ないため

  • 個人のモチベーションとして、金銭的な報酬や出世より、まわりからの承認が大切であるとの主張。

    あたりまえで、特に感じるところはなかった。再読不要。

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著者プロフィール

1954年兵庫県生まれ。同志社大学政策学部教授。神戸大学大学院経営学研究科修了。京都大学経済学博士。専門は個人を尊重する組織の研究。おもな著書に『公務員革命』『ホンネで動かす組織論』『ムダな仕事が多い職場』(以上、ちくま新書)、『がんばると迷惑な人』『個人を幸福にしない日本の組織』(ともに新潮新書)、『個人尊重の組織論』(中公新書)などがある。

「2018年 『「ネコ型」人間の時代』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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