戦略サファリ 第2版 -戦略マネジメント・コンプリート・ガイドブック

  • 東洋経済新報社
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レビュー : 18
  • Amazon.co.jp ・本 (488ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784492533192

作品紹介・あらすじ

戦略実現の視点から、戦略論を10の学派に分類。各学派の成り立ちから現在に至るまでの評価・影響を解説する唯一無二の定番テキスト。

感想・レビュー・書評

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  • 2013年、1冊目の読書は、2012年のラストと同様に、ミンツバーグ先生の『戦略サファリ第2版』である。

    本書を読んで感じたことを幾つか。

    1:最後の章から読むべきであり、それぞれも読むポイントがある
    ※特に最初に読むときには

    戦略形成に関して、10のスクール(流派?研究グループ?)の元となる学術的根拠、研究の変遷、前提条件、各スクールの功罪や、どの業種の企業が、どのステージで、どんな組織スタイルで採用すべきなのかを、書いている。

    最後の12章は、全体を俯瞰する章で、P419,P432,P434,P440、そして、巻末(P448~P451)の各スクールの特徴をまとめた表を最初に見ておくと、効率よく本書を把握出来る。

    本を効果的に読むために12章をじっくり読み、最近の研究論文数などの多さ(良し悪しではなく)という意味で、11章のコンフィギュレーションスクールに関しても、じっくり読む意味がある。

    そして、12章で戦略形成の各スクールの特徴を把握した上で、読み手として、どの部分をじっくり読み、どの部分は読まないかを決めていくと、効果的な読み方が出来そうだ。


    2:内容から感じること①-必要なことは、1つの理論やトレンド、ましてやバズワードではない

    戦略形成の10のスクールそれぞれに功罪があり、読み手の状況によっても、どのスクールのどの部分が「功」であるのか、「罪」であるのかも変わってくる。

    自身の環境(業種、企業の発展ステージ、組織スタイル、事業の外部環境など)にあわせて、必要なものを「統合化」することが必要であることを教えてくれる。


    3:内容から感じること②-単一の知識ではなく、周辺知識、教養などの基礎理論が応用力に繋がる

    何かに取り組む際に、メインテーマである知識だけはなく、教養的な基礎理論やその流行り廃りをざっくりとでも知っておくことで、不確実な状況下の応用力、実践力がみつにくということ。よくいわれる、リベラルアートの重要性、教養の重要性ということ。

    4:個人的に更に内容理解をしたい部分-RBV、変革キューブ、ケイパビリティ

    ・最近流行りのRBV(リソース・ベースド・ビュー:資源ベース理論)、
    ・ミンツバーグの変革キューブ
    ・ケイパビリティ

    に関して

    なので、給与日後に、下記3冊は買おう。

    ・「企業戦略論【上】基本編 競争優位の構築と持続」 ジェイ・B・バーニー
     http://www.amazon.co.jp/dp/447837452X

    ・「資源ベースの経営戦略論」​ デビッド J.コリス
     http://www.amazon.co.jp/dp/4492521518

    ・「ケイパビリティの組織論・戦略論」​ デビッド・J. ティース 、渡部 直樹
      http://www.amazon.co.jp/dp/4502679100


    5:この本を読んだら、『戦略サファリ 第2版』も読んでみよう!!

     「世界の経営学者はいま何を考えているのか――知られざるビジネスの知のフロンティア」 入山 章栄
      http://www.amazon.co.jp/dp/4862761097


    以上、5つの感じたことです。かなり、この本からもネタを頂いたので★5つ。
    高い本だけど、得るものが多い。

  • ▼福島大学附属図書館の貸出状況
    https://www.lib.fukushima-u.ac.jp/opac/opac_link/bibid/TB90353257

    経営戦略、戦略マネジメントについて興味のある方へお勧めします。

    (推薦者:理工 石岡 賢 先生)

  • 戦略論を俯瞰的に区別、理解する上で役立ちました。



  • メモ
    ・10のスクールから構成
    デザインスクール コンセプト構想
    プランニングスクール 形式的策定
    ポジションスクール 分析
    アントレプレナースクール ビジョン創造
    コグニティブ スクール 認知
    ラーニングスクール 創発的学習
    パワースクール 交渉
    カルチャースクール 集合的
    エンバイロメントスクール 環境への反応
    コンフィギュレーション トランスフォーメーション

    ・デザインスクールの基本モデルはSWOT分析。
    外的評価と内的評価から戦略を創造し、社会的責任と経営者の価値観から戦略の評価と選択を行うというもの。

    ・デザインスクール適用のベストタイミングは組織の重要な変化の分岐点。状況の変動が収まり、オペレーションが安定に向かおうとする時期。

    ・プランニングスクール の基本モデルは目標設定し、外的監査を行い、内的監査を行い、戦略評価し、戦略運用し、スケジューリングして進めていくというもの。

    ・ポジショニングスクール ポーターに代表されるようにいかにポジショニングするかを考えるもの。分析に基づくが静的な部分が否めない。、戦略をデザインするのではなく、分析に基づき汎用的な答えを選ぶイメージ。

    ・アントレプレナースクール 起業家精神に学ぶもの。一人のリーダーの直感、判断、知恵、経験、洞察といった知的活動における戦略形成、戦略的ビジョンに焦点。

    ・ラーニングスクール 創発的戦略と組織学習が主要テーマ
    戦略を個人と組織の学習プロセスととらえる

  • 様々な「戦略」を動物に見立て、「戦略」の生態を観察する旅=サファリに誘う、興味深い本。
    浅学の身には重すぎる大著だが、要点だけ拾い読み。
    それでも「戦略」の大枠を概観できたかな?という読後感。

  • Strategy Safari:
    Your Complete Guide through the Wilds of Strategic Management
    https://store.toyokeizai.net/books/9784492533192/

  • 時間があれば

  • 言わずと知れた経営戦略の名著。体系的な理解の為に通読すべき

  • 経営戦略論をそれぞれの学派を動物に例えてサファリのように、あるいは象を触る盲人たちのように紹介。ちなみにそれぞれの戦略は
    デザイン コンセプト構想プロセスとしての戦略形成
    プランニング 形式的策定プロセスとしての戦略形成
    ポジショニング 分析プロセスとしての戦略形成
    アントレプレナー ビジョン創造プロセスとしての戦略形成
    コグニティブ 認知プロセスとしての戦略形成
    パワー 交渉プロセスとしての戦略形成
    カルチャー 集合的プロセスとしての戦略形成
    エンバイロメント 環境への反応プロセスとしての戦略形成
    コンフィギュレーション 変革プロセスとしての戦略形成

  • 本の節々に思慮深い言葉が散りばめられており、刺激を受けながら読むことができる。

    そして、何より読書に思考を求めるので、そこら辺の本と比較して数倍みになる。

    以下メモ
    ・一貫性への執着心は、小心者のばかげた妄想・・・

    一貫性を維持しようとすることで、偶発的な可能性や戦略を見落としてしまい危険であること。

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