ファシリテーションの教科書: 組織を活性化させるコミュニケーションとリーダーシップ

  • 東洋経済新報社
3.98
  • (22)
  • (22)
  • (21)
  • (1)
  • (0)
本棚登録 : 390
レビュー : 35
  • Amazon.co.jp ・本 (204ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784492533482

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
  • 参加者の「腹落ちをつくる」という言葉が良い。ファシリテーションの奥深さを感じた。

  • 自分のバイブルとなる本。
    会議での進め方というより、もっと適用は広く論点整理の仕方が書いてあり、これを読めば、大体のディスカッションを構造化できるだろう。
    他の本を読むぐらいならこの本を熟読した方がファシリテータへの近道。

  • 実戦向きで使いやすい。ミニストーリーと理論で繰り広げられるので、イメージが湧きやすい。ファシリテーターは人間と仕事をする上では必須のスキルであり、読んだだけで身につくものではないが、経験値、必要能力を言語化し体型できている本。また読みたい。

  • ファシリテーター関連本2冊目。グロービスの本。

    感想。超良書。自分の意見に近い内容が多かったせいかもしれないけど。ここまで体系立ててくれていると、日々の業務に軸を組み立てて頂けた感じ。

    備忘録。
    ・議論の仕込。あるべき議論を設計する。まずすべきは議論の出発点と到達点を明確にする。
    ・賛否の対象の分解。問題意識、問題箇所、原因、打ち手、それぞれが賛否の対象。
    ・立場の違いが価値判断の違いを生む。複数の価値判断の基準が存在しうることを認め、参加者に相対化して示す。その上で立場を超えて合意できるポイントに導く。
    ・意見が言いづらい立場の人からの意見を引き出す。例えば上司と来ている部下へ、「Aさん、B部長の意見により近い立場から付け加える点はないですか?」「実際に実行されるAさんからすると大丈夫ですか?」
    ・論点とは何か。
    ・ファシリテーターは、事前に参加者の数倍論点について考え、どんな論点があり得るのかを考えておく。様々な論点が相互にどのような関係にあるのかも。論点の地図を作り、様々な意見を即座に位置付けられる状態を、頭の中に作っておく。
    ・論点の種類を認識しておく。議論すべき論点と議論すべきでない論点、議論する必要はないが確認する論点、一旦置いておく論点。
    ・アウトプットとインプットの時点で物事を捉える。アウトプット:売上=単価×販売量とかの各結果。インプット:商品、店員、価格とか結果に影響を与えるもの。
    ・人間の思考の癖その1:決め打ち。新たな課題や問題に、過去の経験や知識から原因を決めつけ、先に対策を考えてしまうこと。こうなると、自分の考えに沿った情報しか見なくなる。
    ・人間の思考の癖その2:絨毯爆撃。決め打ちを避けるあまり、対象を絞り込まず、しらみつぶしに対策を打つこと。
    ・思考の癖を回避するべく、広げて絞るをうまく使い分ける。
    ・問題の構造を解析し、打ち手を考える。
    ・ファシリテーターは、発言者がなんの論点について、どういう意見を言ってるのかを読み取るべし。
    ・議論が参加者間で活性化してる時は見守るのが良作。常にファシリテーターが意見を展開しなくても良い。
    ・対立の背後にある認識と感情を扱う。人間は感情の生き物な為、感情に対する配慮を欠くと、まとまるはずの議論もまとまらない。
    ・場の空気に細心の注意を払う。

  • まさにタイトル通り、ファシリテーションを行うための教科書。
    しかし、読み物としても面白い。何しろファシリテーションはビジネスパーソンならば誰しも経験することであるが、多くの方は失敗した経験を持っているはず。
    そういった失敗によりそった上で、何をすべきか、を解説してくれているので、非常に親近感が湧く。
    ファシリテーションは本書にある通り準備が大事だが、同様に場数を踏むことも大事と考える。しかし、場数も踏めば踏むほど、失敗も多くなり、結果ファシリテーションから遠ざかってしまうひとが多いのではないか。
    本書では、何度となく『難しい』といったフレーズが出てくる。実際、ファシリテーションは簡単ではない。が、スキルの側面もあり、決して限られた人だけのものではないかと思わせてくれる。

  • ファシリテーションの教科書。
    クリティカルシンキングをベースに、非常に汎用性高く、ファシリの技術、考え方をわかりやすく、構造的に記した名著。

  • 第9章・10章が良い
    ・論理を武器とした議論の仕込み、さばき
    ・人の感情に働きかける

  • 主にビジネスシーンにおける議論の進め方が、事前準備にあたる「仕込み」と議論最中の「さばき」に分けて体系的にまとめられている。

    「仕込み」では、①「出発点」と「到達点」の明確化、②参加者の状況把握、③論点の洗い出しと選定、深化という段取りで、議論で挙がりそうな論点を一通り整理しておくことが重要とされた。
    また「さばき」では、参加者の発言の引きだしから論点整理、結論への誘導まで、どのような流れを辿って一つの議論を結ばせるかが丁寧に述べられていた。

    また、ファシリテーターには論理性だけでなく、対人スキル(場の空気のつくり方や、無関心な参加者の感情への訴え方等)も非常に重要な要素として求められることが明示的に書かれており、勉強になった。

    本書は書名どおり「教科書」であるため、当然読んだだけではファシリテーション力が向上するわけではない。重要なポイントを何度も振り返りながら、実践を重ねていくという姿勢が、読者には求められる。

  • 個人的には、ファシリテーションとは「なまもの」であり、それを言語化することは難しいと思っている。その中では、よく言語化してあると思う。ただし、実際できるかどうかはその人のスキルの有無や経験値にもよるので、あくまで理論として押さえたり、自分のスキルをチェックするために読んだ方がよいと思う。

    1部の「仕込み」では、議論の骨格をつかみ、出発点と到達点を設定することから、参加者の状況把握、議論の予想(論点の洗い出し、絞ること、深めるポイント)をすることで議論が成立するための準備についてまとめている。

    2部の「さばき」では、実際の議論の実践で、発言を引き出して理解して、まとめること、それを方向付けて結論にもっていく手法、時には対立をマネジメントをして、腹落ち(感情のコントロール)までを扱っている。

    準備と実践に分けて書いてあるがケース・バイ・ケースのことも往々にしてあるので、そのあたりの判断もファシリテーターの能力によるとは思う。

  • 想定される問題点の設定が,現実に沿っていて具体的。自分にとって役立ちそう。読み返そうと思っています。

全35件中 11 - 20件を表示

著者プロフィール

グロービス
グロービス
1992年の設立来、「経営に関する『ヒト』『カネ』『チエ』の生態系を創り、社会の創造と変革を行う」ことをビジョンに掲げ、各種事業を展開している。

グロービスには以下の事業がある。
●グロービス経営大学院
 ・日本語(東京、大阪、名古屋、仙台、福岡、オンライン)
 ・英語(東京、オンライン)
●グロービス・マネジメント・スクール
●グロービス・コーポレート・エデュケーション
 (法人向け人材育成サービス/日本・上海・シンガポール・タイ)
●グロービス・キャピタル・パートナーズ(ベンチャーキャピタル事業)
●グロービス出版(出版/電子出版事業)
●GLOBIS知見録/GLOBIS Insights(オウンドメディア、スマホアプリ)

その他の事業: 
●一般社団法人G1(カンファレンス運営)
●一般財団法人KIBOW(震災復興支援活動、社会的インパクト投資)


「2018年 『MBA 問題解決100の基本』 で使われていた紹介文から引用しています。」

ファシリテーションの教科書: 組織を活性化させるコミュニケーションとリーダーシップのその他の作品

グロービスの作品

ツイートする