LIFE SHIFT(ライフ・シフト)

  • 東洋経済新報社
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レビュー : 469
  • Amazon.co.jp ・本 (428ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784492533871

感想・レビュー・書評

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  • 100年生きることは恐怖か喜びか。しかしそれは事実として迫っている。我々はどう向き合うべきかを語った一冊である。

    まず本書がユニークなのは人生における重要性を有形資産から無形資産すなわち生産性資産、活力資産、変身資産へとシフトを促している点だろう。特に変身資産の「柔軟性」は面白い着眼点であり激変する社会環境で極めて重要なコア能力かもしれない。寿命の伸びや医療の発展から考えて人生100年が当然の成り行きであり、余暇時間をレクリエーションからリ・クリエーションに充てるべきとすることが至極当然の帰結に感じさせる。

    私自身はモデルケースのジミーに近い年代だがLegacyは悲観的ではないだろうしジェーン世代のNew Typeも極端に薔薇色過ぎる感もあるが、著者が語る寿命延伸と働き方変革は来るべくして来る未来だと思う。いまの10~20代が極端にそれ以外の世代と異なることはないものの、その中で飛び抜けた異能たちの活躍と生き方をみると、以前以後の世代で一線を画する感性を醸し出す。彼ら彼女らが変革者となり、シンギュラリティ時代の新たなライフシフトが起こっていくのであろう。

  • 人生100年時代を迎えるにあたり、今から何をしていったらいいのか、を考えさせてくれる良書。

  • ▶︎話題になるだけの新しい情報がいっぱい。▶︎例えば、今日生まれた子の平均寿命は、男81歳程度 女87歳程度と一般に言われるが、今後医学の進歩は激しいだろうから、生まれた子の半数近くは100歳を超えるのではないかとの指摘がある。▶︎半数は、年金のみの収入で数十年生きることとなる。果たして年金は維持できるのか?▶︎長寿大国の行く末はバラ色か!

  • 1/5
    人が100年生きる時代になり、教育(0-20)、労働(20-65)、引退(65-80)という3ステージの人生モデルは変わる。なぜなら長い引退生活は経済的に困難で、変化の激しい社会のなかで長い労働が必要とされるため、活力の補充や職種の移行が必要になるからだ。
    資産にはお金や家などの有形資産と知識や人脈などの無形資産がある。無形資産の中には、生産性資産、活力資産、変身資産がある。長い人生をいきるには、有形資産だけでなく、無形資産にも目を向ける必要がある。
    ★活力を資産とするのは疑問。活力は投資して貯まるものとは思えず、また労働のなかで活力をもってすごせるひとと消耗するひとがいる。活力の土台となる人脈ならばわかる。

  • 2016年度のビジネス書の1位だったこの書籍。
    これから(というか僕らも)の人類は100歳以上生きるのを前提に考えて、個人も社会も変わっていかないとヤバイよ。空いた時間はレクリエーションからリクリエーションにしないとね、ってのを延々と書いてる。
    正直もうちょいコンパクトにまとまったんじゃないかなと思いつつも、裏側にある膨大なデータの分析は大変だったんだろうなと推察できます。

  • 老後の資金を現役中に貯めるのは無理だろうなぁと感じていて、死ぬまで収入がある仕事を得るために何が出来るかなと漠然と考えていたけど、見えない資産(スキル、知識、仲間、評判、健康、家族、オープンな姿勢、など)も重要なんだと教えてもらった。
    つまりのところ、仕事も遊びも、全てが自分の身になるように、頭を使って最大限に楽しむことが、見えない資産を無理なく蓄えていくことになるのだろうなと思う。

  • ワークシフトの続編とも呼べる本書。あなたが100年生きる事を望むかどうかは置いといても、本書から示唆を得ることは非常に有益だと思う。何故ならどんな未来が待ち受けているのか大雑把にでも認識できるからだ。
    もし、あなたが平成生まれならば真っ先に読んでおくべき本だと思う。
    モデルケースを自分に重ね合わせて読み進めるとよいだろう。私は30代で、いままさに自身のクワドラントを変革させている真っ最中に、本書を手にできた事はとても良かったと思っている。もはや過去のロールモデルは通用しない時代がきている。

    日本は平均寿命において、世界でもトップにいる。100歳を超えて生きる人間(センテナリアン)は、すでに61,000人以上。2007年生まれの半数の人間が107歳以上まで生きると予想されている。確かに医療業界にいる私には、それがよくわかる。要は、50%の確率でセンテナリアンに到達するといって過言ではない時代に既に突入している。
    ヒトは渦中にいるうちは、何が起こっているか本当に分かりにくいものだ。しかし、本書を手に取りこう考えてみてほしい。
    100年ライフが現実化した今、あなたはどうライフプランニングをするか?
    ライフステージが長くなると、コストも拡大してゆく。65歳で引退してもまだ35年以上もある。現時点でも年金支給額は減り、支給時期も延長している。いかに経済環境を乗り越えてゆき、豊かに過ごすか。


    私は
    「時間」にフォーカスし、
    「時間」を味方につけるべきだと思う。

    1.年齢を言い訳するのはやめるべき。
    2.生涯学習をすると決めてしまう。
    3.マルチステージ化する人生へ自己投資を行なっておく。

    時間を知恵に変え、知恵をお金に変える。そして、お金を時間に変える。このサイクルをより意識したライフプランニングが必要だと思う。

  • 今の子供たちが大人になったときの平均寿命はどれくらいになるのか?

    これには平均寿命の2つの考え方が大きく影響するらしい。

    将来の平均寿命は今と変わらない、という見方をするのが「ピリオド平均寿命」。国などで制度設計に採用されている考え方とのこと。

    もう一方が「コーホート平均寿命」。社会の健康への啓蒙活動や医療の進歩を計算に入れる考え方らしい。
    コーホート平均寿命によると、前述の答えは100歳以上!

    こうなると、今の世の中で言葉にもしていない、大前提の条件であった、「子供」「勤労年齢」「お年寄り」の3ステージが覆される。
    20代までに知識を蓄えて、60代までに財を成し、10年から20年間余生を楽しむ・・・これが幻となる。

    そんな混沌とした大海原を想像する。
    もしかして、これからの世の中は今までの延長にはならないぞ!
    そう思ったら、まず最初に自分が何者なのか、価値感を問う時間を取ることが最重要になりそうだ。

    10代20代に努力して蓄えた知識だけを当てにせず、仕事から学び、年下からも学び、いつでも知識を蓄えてスキルアップする柔軟な体制づくりを考える。個人から。

    十五少年漂流記、蝿の王・・・、近い世代が同じ空気を吸って生活するイメージが大きく崩れ、世代を超えて10代と50代が肩を並べて知識を学ぶ世の中が、もう目の前に来ているかもしれない!?

  • この本を読んで、自分の人生を考え直すキッカケになった。

    100年生きるようになって、仕事や夫婦関係、友人関係、お金の使い方が変わると分かった。

    特に仕事については、将来いつ自分のスキルが陳腐化し職業自体が無くなるかもしれないので、スキルの分散投資をしようと思った。
    いくつかの武器になるスキルを持ち、長期的な視野を持って転職も恐れないこと。これが大事だと思う。
    そのためにも夫婦で共働きをして、お互いの移行を支えらるようにしたい。

  • 平均寿命100年時代の人生設計についての本。読むと人生の捉え方が少し変わる気がします。

    長寿になるということは、働く期間が今までと同じであれば、貯蓄割合をかなり増やさなければ、老後を生きることができない。
    教育、仕事、引退、の3ステージではなく、4ステージ、5ステージを考える必要がある。マルチステージを生きるには、計画と準備が必要であり、スキルの向上が必要。余暇を、レクリエーションではなく、リ・クリエーションに使っているかがマルチステージを生きるために必要な行動である。

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著者プロフィール

リンダ・グラットン
ロンドン・ビジネススクール教授
ロンドン・ビジネススクール教授。人材論、組織論の世界的権威。

2年に1度発表される世界で最も権威ある経営思想家ランキング「Thinkers50」では2003年以降、毎回ランキング入りを果たしている。2013年のランキングでは、「イノベーションのジレンマ」のクリステンセン、「ブルー・オーシャン戦略」のチャン・キム&レネ・モボルニュ、「リバース・イノベーション」のゴビンダラジャン、競争戦略論の大家マイケル・ポーターらに次いで14位にランクインした。

組織のイノベーションを促進する「Hot Spots Movement」の創始者であり、85を超える企業と500人のエグゼクティブが参加する「働き方の未来コンソーシアム」を率いる。

邦訳された『ワーク・シフト』(2013年ビジネス書大賞受賞)、『未来企業』のほか、Living Strategy, Hot Spots, Glowなどの著作があり、20を超える言語に翻訳されている。

「2018年 『まんがでわかる LIFE SHIFT』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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