超訳ライフ・シフト: 100年時代の人生戦略

  • 東洋経済新報社
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感想 : 51
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784492534328

作品紹介・あらすじ

この本に出会えてよかった!(20代女性)
いろんな世界を見たくなった!(30代女性)
気持ちが明るくなった!(40代女性)
長く生きていく勇気をもらった!(50代男性)

たくさんの絶賛の声をいただいた、『ライフ・シフト』。
この「10年に一冊」の必読書のエッセンスを、ぎゅっと凝縮。
読みやすい自己啓発書のスタイルでお届けします。

400ページのオリジナルを読み通す時間がない、翻訳書は苦手、
『まんがでわかる ライフシフト』では深い内容まで読み取れないといった
読者のための、エッセンシャル・バージョンです。

感想・レビュー・書評

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  • 『LIFE SHIFT』のジェネリック、劣化版。元々そんなに内容の濃くない原典を訳したものを、更に日本人向けに、日本人名に当てはめて人生設計したシミュレーションで解説。

    内容は同じだが、なるほど、本の中身より、読解レベルに合わせて、こんな売り方が可能か、と学ぶ。極端に言えば、同じ小説でも、登場人物の名前を変え、設定を少し変え、難しい用語を簡単に置き換えて焼き直す。認知、知能領域に合わせてバージョンを変更して売るのだ。

    あまりにも読者を馬鹿にしていないか。元々内容も濃くないし、分かりにくくもないものをだ。で、超訳なんて言葉が気になって調べた。すると、〝原文にこだわらず、わかりやすく、読みやすいように翻訳することを意味している“のだと。

    まあ、そういう趣旨なら、それを手に取ったこちらの責任もあるわけだ。

  • 超訳なだけあって、かなり読みやすかった。

    これからの時代、新卒で入社して定年まで働くというパターンはもう無理。
    なのでもっと柔軟に働かないと…という内容。

    ただ、能力やバイタリティがある人は可能だが、フツーの人はこんな人生は難しいのではないか。それとも、こういう生き方をしないと、望み通りの人生は送れないよ、ということなのか。

    私にできることは、学ぶ気持ちを忘れずに頑張ることくらいかなと思った。

  • 人生100年生きるために考えておくべきことや、考え方のスタンスがまとめられてあります。
    中で解説されてた世代が異なる3人のサンプルうち1番世代が近い萌美の事例があまりにも現実離れしていたような…。ただ、勉強をサボっていた自分自身を反省するきっかけにはなりました。

    ・そもそも生活していくだけでどれだけお金がかかるか。
    →引退後、退職時の年収50%で過ごすと仮定すると、いまから年収の10%程度は貯金しかないと足りない計算。ただし、マイホームや教育資金は除外されているため実際はもっと必要。

    ・人生ではレクレーション(娯楽)ではなく、リ・クリエイション(再創造)が必要な時代。
    →新しい知識やスキルの習得。人間関係、コミュニケーションなど無形資産の取得。

  • 2021年4月NO.1の一冊。
    2016年に出版された「LIFE SHIFT」を分かりやすく読みやすくまとめた本書ですが、コロナ禍の2021年現在では浸透してきた働き方や生き方に関する考えの大幅転換に関して、何年も前に予見しておりこの頃に読みたかったと思える内容ですが、今読んでも今後の糧となります。
    途中具体的に人物にフォーカスをあてながら将来設計に関する説明をする箇所があるのですが、ここは短く端的にまとめてあればなお良書だったかなと、個人的見解です。

  • みんな薄っすらと気がついていて、でも目をそらしてる。
    痛い現実に取組みはじめるに、もってこいな本。

    幸い、祖母も母も健在。年齢としてはかなり「年寄り」なはずなのだけど、ふたりともとても元気。祖母など90を超えているのに背も曲がっていない。
    と、いうことは、余程のことがなければ僕も100才まで生きてしまう。いままでの人生40年、そこそこ太かったことを考えるとのこりの60年も太くなくてはつまらない。さて、どうしたものか!笑

  • 3ステージ(教育・仕事・引退)からマルチステージに変化している時代をどう生きていくか。

    人生100年時代となり、今までのような3ステージの生き方は時代に則さなくなってきた。現代は、そして未来は、と予測の上でこれからの資産、キャリア、考え方などを考えていく本。 
    あくまで未来はわからないものであるが、考え方として読むには面白い。

    私自身も定年後も何らか働くような気はしているし、既に定年はないものになってきている。コロナの影響もあり、時代は更に変化している。
    100年生きるかはともかく、自分の祖父母の世代のようにいくとは到底思えないので、主体的に考えていきたいし、家族とも話し合いたいと感じた。

    時代の変化に国の制度や法律、中小企業がどのくらいついていけるかはわからないが、個人としてきちんと考えておくに越した事はない。

    若い人ほど読んで見てほしい。

  • わかりやすいし、鼓舞される本。

    今、子育てしながらパートして、時間に追われすぎずに暮らしているけれど、これからのしかかってくる教育費問題に介護に夫の転職‥。考えることいっぱい。
    つい目を背けたくなる将来のことにも向き合いながらリ・クリエーションしていこう。

  • 弟から「読んだ?ライフシフト良かったよ」と聞かれ、読んだ気がしたので「あんまり覚えていないけど、読んだよ」と答えたが、この本棚確認したら読んでいなかったな。早速読んでみる。
    人生100年時代の生き方について書かれる。自分は無形資産は乏しいな、最近必要性も痛感させられる出来事もあったし、なぁ。
    自分の未来を主体的に計画すること。

    ■学
    消費とレクリエーション(娯楽)の比重を減らし、投資とリ・クリエーション(自分の再創造)の比重を増やす。100年ライフは、そのための時間がたっぷり用意されている

    自分がどういう人間で、何を好み、何が得意なのか

    3つのステージがある
    ・エクスプローラ
    18歳~30歳、40台半ば、70~80探索期
    ・インディペンデント・プロデューサー
    自分の職を生み出し、無形資産を蓄える
    ・ポートフォリオ・ワーカー
    所得獲得、コミュニティとの関わり、友人・親類、趣味等複数の活動をバランスよく取りつつ生きる

  • 私も100歳まで生きるかも、と思った。
    「100年も生きるなんて嫌だなあと思いながら過ごしていたら、きっと自分が想像する嫌な老後を本当に過ごす羽目になってしまう」という文章が刺さった。

    100年時代ではこれまでの 教育→仕事→引退 の3ステージ時代は終わる。途中に 教育→仕事が2回位入ってもおかしくない。一生同じ仕事だけで終えるイメージがなくなった。

    家族・友人関係・健康などの無形資産も大事になってくる。

    今自分ができることは、
    ・自分を理解する
    ・新しい経験やネットワークに開かれた姿勢を持つ
    ・生活レベルを上げない
    かなと思った。

  • 元々は原著のライフ・シフトを読むつもりだったが、日本人向けにわかりやすく「超訳」されているという本書を知り、こちらを読むことにした。

    すでに教育→仕事→引退という一直線型の人生が終焉に向かっていることは薄々気づいていたが、本書を読んで改めてマルチステージへ移行していかなければならないことを実感した。
    ただ本書でも書かれているとおり、ここで描かれているストーリーは楽観的で、今の多くの日本人にとってあまり現実的でないものになっていたため評価は3とした。洋書の超訳なので仕方ないところではあるが…。

    本書を読む前に「ライフピボット(黒田悠介著)」という本を読んでおり、それとリンクする内容が多かったため見比べながら読むと理解が深まった。宣伝ではないが、「ライフピボット」の方が日本人にとって取り組みやすい具体的なアクションプランが提示されているのでそちらもおすすめしたい。

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著者プロフィール

リンダ・グラットン
ロンドン・ビジネス・スクール経営学教授。世界経済フォーラムの「新しい教育と仕事のアジェンダに関する評議会」責任者。世界で最も権威ある経営思想家ランキングであるThinkers50のトップ15にランクイン。「人生100年時代」の提唱者として2018年には「人生100年時代構想会議」のメンバーに任命された。


「2022年 『まんがでわかる LIFE SHIFT 2(ライフ・シフト2)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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