人的資本を高める日本企業のリスキリング戦略

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  • 東洋経済新報社 (2024年6月26日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (208ページ) / ISBN・EAN: 9784492534731

作品紹介・あらすじ

組織を成長・進化させる仕組みと仕掛け
「リスキリング→転職ではない」

組織に「学び続け続ける文化」を植えつけ、
全社員のエンゲージメントを高める!

本書は、「リスキリング」を「技術革新やビジネスモデルの変化を背景に、社員にこれまでとは異なる業務を行うスキルを獲得させる企業の生き残りの手段」と定義する。つまり、リスキリングの主体は、個人ではなく会社が主体となると説く。
会社が、社員に学ぶ楽しさを実感させていくことで、「学びが組織の文化」となる。学び、貢献することで社員が幸せを感じるウェルビーイングな会社をつくることが、これからの日本企業が生き残る手段である。リスキリングという人材投資は人的資本経営を実現するための重要な戦略的要素だ。

感想・レビュー・書評

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  • 著者の一人、由布さんの講演を聴いた際にいただいた本。

    リスキリングをキーワードに経営を語っている。
    なんだか前半は上滑りな気がした。
    偏見かもしれないがコンサルらしい、理屈っぽい、、と。

    後半、会社がもちそうな疑問、不満?に答える形で
    どうすればいいかを語っているが、
    これもやはり言葉が躍る。

    まあそもそも弊社はグループ全体で100人ちょっと。
    リスキリングのしようがなく、外から取るばかり。

    と思っていたら、中途採用だけでは限界!と書いてある。
    ま、そりゃそうだ。

    しかし。
    そもそも、会社が社員にリスキリングを求めるというのは、
    会社の事業ポートフォリオを変える、という意思に他ならない。
    よくよく考えるに弊社も、いままでの得意なビジネスモデルが
    人口減少社会で立ちいかなくなり、新ビジネスを探さなくてはいけないところ。
    その意味では、ポートフォリオをどう変えるかのための人材が必要。
    そのレベルは外から持ってくるしかないような、、、

    さらにそもそも。
    会社の都合で勉強しなおすのかい、というのが私の実感。

    私は今まで会社に頼まれて学んだのは、
    入社時にシステム部門に入ったために必要だったシステムの知識、、IBMのマニュアルだった と、
    監査法人に入ったときに必要だったJ-SOXの知識だけ。

    あとは全部自分で学んだ。
    このままシステム部門にいたら使えなくなる、と、中小企業診断士の勉強をしたり(一次のみ合格)
    バブル崩壊の最中に父に急死され相続に困ったことから始めた税理士試験勉強、
    あとはひたすら今に続く本読み。podcast聴き。自分のために学び続けた。
    それらがうまい事はまって今の仕事につながってる。

    ま、それはおいておいて、、、会社主導のリスキリング、だとしたら、
    やらされ仕事ならぬやらされ勉強。旨く行くわけはない。
    だからといって勉強しなきゃ馘と脅すわけにもいかないし、、
    通勤電車の中はゲームにはまるビジネスマンでいっぱい。
    大丈夫じゃないね、日本。
    ・・・ホンダと日産の統合なんて、いままでぼーっとしてたからこうなるんでしょ、、
    車のコンピュータ化なんてずっと前から分かってたんだから。
    もう内燃機自動車製造会社がつくらなくてもいいんだから。

    はじめに
    第1章 リスキリングの本質
    1 リスキリングとは何か
    2 なぜ、リスキリングが重要になったのか
    第2章 リスキリングで目指すべき人材要件とは
    1 なぜコーポレート部門からリスキリングを始めるのか
    2 日本企業のコーポレート部門の現状と課題
    3 変革が求められている日本企業のコーポレート部門
    4 非連続な環境変化に対応できるコーポレート部門とは
    5 リスキリングで実現すべきコーポレート人材像とは
    6 目指すべき経理財務部門とは
    7 目指すべき経理財務部門における人材像
    8 目指すべき人事部門とは
    9 目指すべき人事部門における人材像
    第3章 リスキリングの進め方
    1 なぜリスキリングが進まないのか
    2 リスキリングの成果をあげる取り組み
    3 リスキリングの最終ゴール
    第4章 リスキリングの仕組みの評価と改善
    1 定量評価 
    2 定性評価
    3 リスキリングの難所と対応例
    第5章 リスキリングの実践事例と処方箋
    1 事例1 テクノロジー関連A 社
    2 事例2 情報・テクノロジーB 社
    3 リスキリングの処方箋
    おわりに

  • 配架場所・貸出状況はこちらからご確認ください。
    https://www.cku.ac.jp/CARIN/CARINOPACLINK.HTM?AL=10280188

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著者プロフィール

山田和延(ヤマダ カズノブ)
KPMGコンサルティング パートナー公認会計士
KPMGコンサルティング
Finance Strategy & Transformation パートナー/公認会計士
東京工業大学工学部電子物理工学科卒。一般事業会社、大手コンサルティング会社を経て2014年にKPMGコンサルティングに入社。IFRS導入、決算早期化、SSC導入、制度連結・管理連結構想策定、組織再編、内部統制支援、予算策定支援、各種規定整備等など、経理領域、経営企画領域を中心に、プロセス改善・システム導入のコンサルティングを実施。対象業界は主として消費財、自動車、流通、保険、銀行。共著書に『BtoB決済 デジタライゼーション』(きんざい)、『イチバンやさしいIFRS』(中央経済社)、『統合的業績評価マネジメント』(生産性出版)、『IT業界のための「工事進行基準」完全ガイド』(日経BP社)などがある。セミナー・寄稿等多数。

「2019年 『デジタル・ファイナンス革命』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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