成功の秘訣は氣にあり

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  • 東洋経済新報社
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  • Amazon.co.jp ・本 (206ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784492552063

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  • 藤平信一さんの師匠の本。

    真実はいつも、シンプル。

    人生の生き方心得五原則
    ①氣の出ている人になる
    ②人のために役立つ人になる
    ③自分のことは自分でする
    ④足るを知る
    ⑤天地自然を信じる

  • この天地には氣という素晴らしいエネルギーが満ち溢れている。そのエネルギーはもちろん私達の体の中をも駆け巡っている。これを上手く活用すれば、ありとあらゆる人間の可能性が無限に広がってゆく。

    心身一如ー心と体は常に1つに統一して使うべきものである。心と体が統一された状態ー心身統一体(自然体)が氣が出ている状態である。

    人間の体は力を抜いてリラックスし、重みを下に置いた状態こそが本来の姿である。

    本来人間の体は放っておいて何もしない状態が自然であり、ちょっとやそっとの衝撃では微動だにしない。

    力みは氣を止める。

    どんなことでも自分にはできるというプラスの言葉を使いさえすれば宇宙エネルギーが活動する。

    仮に千里も離れた他人でも、氣が繋がっている者同士には断絶はありえない。

    ビジネスマンにとって理想的な仕事の形とは、一番楽をして一番効果が上がることである。そして、一番楽ができる状態とは氣が出ている状態である。

    自分の嫌いな仕事ならいつまでも我慢してやるべきではない。自分の性に合わないと思ったら早く辞めて自分に合った仕事を探した方がはるかによい。

    遊びと仕事はどちらもなくてはならないものである。遊びができない者は仕事もできない。遊びであれ仕事であれ、そこに向ける氣のエネルギーは同じプラスのものである。

    遊ぶときは大いに遊び、全力を持って遊び、遊ぶ方へ全ての氣を向ける。仕事をするときは、仕事の方に全部の氣を向ける。仕事のときには仕事に全力を向ければ、必ずその人が持っている最高能力を発揮することができる。

    氣は他人のために使えば使うほど自分の体の中に入ってくる。

    一人一人が心身を統一し、氷山の一角ならぬ氷山全部の力、すなわち自分の力の十倍もの力を活用するならば、組織、社会の力も十倍になる。

    「好き」だと言うときには必ずその対象に氣が向いた状態になる。氣が向いていれば見るだけでも自然と内容が頭に入ってくる。

    氣は好きなことの方に向く。

    究極の判断において理性は役に立たない。理性心というのはいわば後天的なものであり、天地と直結したものではないからである。

    同じ土壌に同じ種をまいて片方には「お前は良くなる」と毎朝毎晩言い、もう片方には「お前はどうせダメだ」と言い続ける。一月経つと片方は一面に繁茂したが、もう片方は真ん中にわずかしか生えなかった。これは植物にも心がある証左である。

    霊性心とは天地に直結する心である。人間の終極の修行の目的は霊性心を磨くことにある。霊性心の発達した人間が万物の霊長である。重要な判断は理性ではなく霊性心で行うことが肝要。そして霊性心を呼び起こすものは天地と氣が通じた状態の静まり返った心の鏡である。

    相手の目を見ると氣が止まる。鼻のあたりを見ていれば相手は真っ直ぐ自分を見ているように感じる上に人相も悪くならない。リラックスしているため氣も出ている。氣が出ていればそれだけでもう優位に立ったようなものである。

    一点を凝視すると他が見えなくなる。リラックスして全体を眺めるように在る。

    名将は一言人を生かし、凡将は一言人を殺す。

    人を使おうというのならその人の力が最大限に生きるよう使ってやるのが務めである。

    組織のパフォーマンスはそのメンバー間での会話にプラスの氣が活かされているかどうかでやがては天と地ほどの差になる。

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