コトラーのマーケティング・コンセプト

  • 東洋経済新報社 (2003年5月1日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (256ページ) / ISBN・EAN: 9784492554760

感想・レビュー・書評

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  • 現在のマーケティングでは当たり前である顧客志向や各種コンセプトの原点が理解できます。

  • AtoZでマーケティング(製品を顧客に届けるまでのあらゆる過程、戦略)におけるキーワードを並べた一冊。
    体系だっていないからかなり読みづらかったけど内容はかなり勉強になるから辞書のような使い方をするのが最適。

    どの考えも自分(自社)じゃなくて他人(顧客)のために尽くせるやつが愛される(生き残る)という原理に収束している。

    リーダーの仕事は各分野で自分より優れた人物を集めて専門家チームをつくること、という記述がしっくりきた。

  • #感想
    体系だった内容ではないが、マーケティングの基礎的な概念について新たな示唆を与えてくれる一冊。
    引用部分や心に残った言葉をメモに記録して読み進めていくのが良いと感じた。

    #メモ
    広告
    「広告の結果引き起こされた行動よりも、広告に対する意見や記憶といった的外れな項目をわざわざ調べあげるようなリサーチが多いということだ」(スタン・ラップ / トーマス・コリンズ)


    ブランド
    「ブランドは冷蔵庫の貯蔵庫のようなものだ。信頼の重要性は、選択肢の多様化にともなって、ますます高まりつつある。消費者は単純な生活を送りたがっているのだ。」(ユニリーバ会長 ナイル・フィッツジェラルド)


    競合他社
    「新しい競争は工場で製造された製品間の競争ではなく、工場生産物に付与されたもの、すなわちパッケージングサービス、広告、顧客への助言、資金調達、配送の手配、保管など、人々が価値があるとみなすものの競争である」(セオドア・レビット)


    顧客ニーズ
    「われわれは市場に奉仕するのではない。われわれが市場を創造するのだ」(ソニー 盛田昭夫)


    顧客志向
    真に顧客志向となるためには、ブランドマネージャーではなく顧客マネージャーに管理を任せるべきである


    カスタマーリレーションシップマネジメント
    カスタマーリレーションマネジメント(CRM)に代わるものとして、カスタマーマネジメントオブリレーションシップ(CMR)を提唱している(ネウェル)


    顧客
    企業は、製品マーケティング中心主義から顧客所有中心主義へと見方を改める必要がある


    顧客満足
    「私たちのお客様が深く満足している理由、それは私たちが満足しないから」(ホンダ)


    流通とチャネル
    組織的なパートナー・リレーションシップ・マネジメント(PRM)を実現する必要がある


    財務マーケティング
    マーケティング・コントローラーを任命する(財務の専門家であると同時に、マーケティングプロセスとは何か、企業が勝つためには何が必要かを理解している)

    マーケティングによって財務的リターンを増加させる方法は以下の2つ。
    ・マーケティング効率を高める(コスト削減をはかる)
    ・マーケティング効果を高める(生産性の高いマーケティングミックスを探求する)


    成長戦略
    「現在の市場シェアがわずか10%となるよう、市場を再定義せよ」(GE ジャック・ウェルチ)


    無形資産
    現在のバランスシートは企業の最も重要な役割資産(無形資産:ブランド価値、顧客ベースの価値、社員の価値、パートナーの価値、ナレッジや知的資本の価値)を反映していない


    国際マーケティング
    「顧客が目にするものは、全てローカルに。顧客が目にしないものは、すべてグローバルに。」(ロイヤル・アホールド)


    ロイヤリティ
    「ハインツのトマトケチャップを買いに来た主婦が、品切れだとわかった場合に、わざわざよその店まで買いに行ってくれるかどうか……私はこの厳しい基準によってブランド・ロイヤリティを測っている」(ハインツ トニー・オライリー)


    マーケティング・リサーチ
    「マーケット・リサーチは、企業のマーケティング・プロセスにおいて決定的な意味を持つ。だれであれ、何らかのリサーチを実施しないまま、マーケティング上の意思決定をするべきではない。そんなことをすれば、金と時間を大幅に浪費することになりかねないからだ。」


    媒体
    媒体の将来を担うのは、テレビ、ラジオといったブロードキャスティングではなく、対象者を絞ったナローキャスティングなのである


    ポジショニング
    「ポジショニングとは、製品のどこに置くかという話ではない。見込み客のマインドのなかに、どう位置づけるかという話である」


    パブリック・リレーションズ
    企業は広告に支出しすぎる一方で、PRには十分な資金を投じていない


    リレーションシップ・マーケティング
    リレーションシップ資本(顧客、社員、供給業者、流通業者、ディーラー、小売業者)を活用して、マーケティング戦略を考え、実行していく


    市場細分化
    市場細分化が不足している
    セグメントを特定する方法は3つ
    ・デモグラフィック・グループ(例:35歳から50歳の女性)
    ・ニーズ・グループ(例:食料品の購入に費やす時間を減らしたい女性)
    ・行動グループ(例:ピーポットその他の宅配業者から食料品を購入している女性)


    マーケティングの考え方と実践のトレンド
    生産販売型マーケティングから感知反応型マーケティングへ
    顧客獲得志向から顧客維持志向へ
    市場シェアの追求から顧客シェアの追求へ(同じ顧客に購入してもらえる別の製品を発見すること)
    マーケターの独白から顧客との対話へ
    マス・マーケティングから個別マーケティングへ
    資産の所有からブランドの所有へ
    現実の市場におけるオペレーションから、サイバー空間におけるオペレーションへ
    単一チャネル・マーケティングからマルチチャネル・マーケティングへ
    製品中心マーケティングから顧客中心マーケティングへ


    熱意
    マーケターとして採用するべきは、人生に熱中できる人間に限るべきだ(サウスウエスト航空 ハーブ・ケレハー)

    • ともひでさん
      この本は一回読んだ後は、辞書的な使い方がいいよね。

      俺がやりたいことはマーケティングと会計の統合なんだよね。そこにマネジメントやらデザイン...
      この本は一回読んだ後は、辞書的な使い方がいいよね。

      俺がやりたいことはマーケティングと会計の統合なんだよね。そこにマネジメントやらデザインも加えて、最終的には最強の経営者になりてえ。

      受験のときみたいに、バランスの取れた正五角形の成績表を、人生レベルで体現したいのよ。
      2023/02/16
  • 80からなるコンセプト(考える側面)について、解説及びまとめたもの。一通り読めば仕事中必要な時に辞書のように使える一冊。

  • 実に教科書的。
    『マーケティングとは、充足されていないニーズや欲求を突きとめ、その重要性と潜在的な収益性を明確化・評価し、組織が最も貢献できる標的市場を選択したうえで、当該市場に最適な製品、サービス、プログラムを決定し、組織の全成員に顧客志向、顧客奉仕の姿勢を求めるビジネス上の機能である』 長いけど、この一節にまとまっていると思う。

  • 一度はコトラー大先生の著書に触れておかねば、という義務感もあり1冊目として本書を選択。(マーケティング・マネジメントはさすがに手が出なかった)
    ABC順に並んだショートトピックが集まった本なので、入門者でもとっつきやすい印象だった。体系的に、とか、学術的にがっつり学びたいという場合は物足りなく感じるかもしれない。
    側に置いておいて必要なときに該当のトピックをパラパラと見るタイプの本だと思う。

  • マーケティングの戦略・戦術が詰まっている本

  • 定年後のリスキリングとしてマーケティングの学び直し。コトラー先生の入門書としては入りやすい分量だが、マーケティング用語ごとの解説のため体系立っておらず、別の本で体系を学ぼう!

  • コトラーとかアドラーとかカーネギーとか、とにかくビジネス本や自己啓発本に登場する方の一人、アメリカの経済学者コトラーの本です。
    コトラーの本も死ぬほど出ていますが、この本はタイトル通りそのコンセプトを抽出してまとめてあるので、マーケティング入門の辞書みたいな使い方が便利です。コトラーとマーケティングの基本を時短で知ることができる便利な本。

  • 今までブツ切れに学んできたことが書かれていた。
    新しい発見はないけど、基本的なマーケティングの内容としてとても重要なことが詰まっていると思う。

  • 今年はマーケティングを勉強する
    コトラーの思想をキーワードベースで整理できる入門しやすい本。
    市場をどこと捉えるか
    顧客史上主義(とはいえ、大切にすべき顧客とそうでない顧客がいる)が学び

  • マーケティングの入門書として読了。
    堅めの見た目をしているけれど、読み物としてはとっつきやすく、マーケティングの基本的な用語を網羅している。
    ここから更に今の時代や地域に即した理論書を読んだりすると理解が少し深まるのではないかな、と思われる。

  • 企業が市場とどのように向き合い、進んでいくべきかを、分かりやすく平易な言葉で説明されている。

  • 様々なマーケティング・コンセプトに対して、皮肉なアティテュードでのコメントがつくので、読み物としては面白いが、身につくようなものではない。

  • 新里 和昭

  • マーケティングの基礎を学ぶことが出来る。
    振り返りとしても最適。

  • 企業のあるべき論が体系的に書かれている。
    マーケティングとな何かを知りたい人には良いが、具体的な方法は書かれていない

  • マーケティングを考える上で必要な概念が網羅的にまとめられている。入門書としては最適。
    末尾が「Zest:熱意」で締められていることからも、この本が手法論ではないことが分かるし、だからこそ風化することがなく、時の流れを超越して後世に残り続ける、古典的名著であると思う。

  • コトラー教授のマーケティングAtoZ。15年も前の著書だが全く古さを感じなく、ネットとGAFAの台頭で方法論は変わったけど、今でも最後はZest(熱意)で締めるのでしょうね。
    ウェルチやベゾスの語録に混じって、ちょいちょい出てくるウディアレンが笑いを誘います。

  • 最も確実に将来を予測する方法は、将来をつくり出すことだ。

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著者プロフィール

大川 修二(おおかわ・しゅうじ)
早稲田大学第一文学部(哲学専修)卒業。外資系企業勤務を経て1996年より翻訳活動。主な訳書に『スターバックス成功物語』(共訳、日経BP社、1998年)、『完全なる経営』(日本経済新聞出版社、2001年)、『コトラーのマーケティング・コンセプト』(東洋経済新報社、2003年)、『最底辺のポートフォリオ』(みすず書房、2011年)、『ヒトデ型組織はなぜ強いのか』(ディスカヴァー・トゥエンティワン、2021年)など。著書に『人材価値による経営の時代』(幻冬舎ルネッサンス、2007年)。

「2022年 『人はなぜ握手をするのか』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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