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Amazon.co.jp ・本 (320ページ) / ISBN・EAN: 9784492554838
感想・レビュー・書評
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交渉ハンドブック
理論・実践・教養
監:藤田 忠
編:日本交渉学会
紙版
交渉辞書、あらため、交渉ハンドブックとあり、広く浅くの本である
理論的に順番にならんでいないので、論理の飛躍があることを前提として読んでいくのが良いと思います
ところどころに引用の書が紹介されていて、くわしくはその本を読めということです
1 理論編がキモだとおもいます。ここをしっかり読めばよいと思いました
■理論編
交渉の経過
序盤 協議事項に確定
中盤 互いに譲歩しあいながら、妥結に向かう
終盤 妥協⇒契約・約束 もしくは、 決裂
交渉の7つの要因
関心事項
選択案
代替案
正当性
コミュニケーション
関係
遂行義務
交渉の種類
分配型交渉 いわゆるゼロサム、きめられたパイをどうわけるか、Win/Lose
統合型交渉 協働しあって、パイを大きくする Win/Winが成り立つ
〇〇人の交渉スタイルというのがありました、大丈夫かな?
対立の段階
①不快感
②誤解
③出来事
④緊張
⑤危機
■実践編
自分が交渉を実践するというのではなく、過去の実際の交渉の解説
日米交渉
日露交渉
危機管理と交渉
環境問題
行政交渉
法的交渉(=民事訴訟のことをいっている)
経営と交渉 など
事例としてみたほうがいい
■教養篇
歴史上の交渉を紹介している、読み物かも
幕末
孫子
ポーツマス条約
アブラハム
マキャベリ
キッシンジャー
中国
アラブ
ユダヤ
情報の非対称性、サイバースペース
巻末にあるゲーム理論は、分かりにくい、集合論、行列の世界
用語集は分かりやすい
目次
序文
1 理論編
2 実践編
3 教養編
ゲーム理論
「交渉」をめぐる用語
ISBN:9784492554838
出版社:東洋経済新報社
判型:A5
ページ数:320ページ
定価:2800円(本体)
2003年09月04日発行詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
日本交渉学会が編集した本。理論・実践・教養と3つのパートに分かれている。理論・実践は他著でも触れられている内容ではあるが、教養編は歴史的事象における交渉場面を題材としており、読んでいて楽しく興味深い内容になっている。
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