戦略「脳」を鍛える

著者 :
  • 東洋経済新報社
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レビュー : 151
  • Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784492554951

作品紹介・あらすじ

"ポーター"を読んだだけでは勝てる戦略はつくれない!ボストン・コンサルティング・グループがもつノウハウの中核部分を初公開。定石を超えた「イノベーション」を生み出すための発想法を解説。

感想・レビュー・書評

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  • ■学んだこと
    第一章「インサイトが戦略に命を吹き込む
    ▼勝てる戦略=新しいユニークな戦い方
    ・戦略とは「ありたい姿=マイナス現状」である。
    ・戦略の定石は必勝の法則ではない。⇒過去の経験から学んだ事。
    ▼戦略論プラスアルファを生み出す技=インサイト
    ・戦略論の知識がある事と、勝てる戦略を構築できる事との間には大きな隔たりがある。
    ・公式「ユニークな戦略=定石+インサイト」
    ・公式「インサイト=スピード+レンズ」
    スピード⇒進化をどんどん加速させ、差別化を図る。
    レンズ⇒ユニークな仮説を作り出すための「モノの見方」。思考のツール。
    ・戦略脳を鍛えるためには実践あるのみ。
    第二章「思考のスピードを上げる」
    ▼インサイトは左右の脳のコラボレーション
    左右の脳を並列的に動かす技であり、一つ一つを吟味するのではなく、多くの情報を一度に並行して処理していく。そのために、ビジュアル的に全体像を捉えて瞬時に処理する。
    ▼スピード=パターン認識+グラフ発想×シャドウボクシング
    ・パターン認識
    ① 戦略論のエッセンス論理を積み上げることなしに、定石の組み合わせを行う事が可能となる。思考の前提条件。
    ② 物事の局面ごとに、「これはこういうことだ。」とパターン化する事。そして、それを記憶する事が有利になる。
    ※コンセプトワードを利用する。人間の頭は全ての事象を詳しく記憶できない。
    ・グラフ発想
    ① 複雑な事象を単純に把握できるうえ、グラフを操作してシュミレーションをする事が可能となる。
    ② 戦略仮説を言葉と論理ではなく、グラフに置き換える事。平均情報をバラバラにして、個々のデータを全て俯瞰する。
    ・シャドウボクシング
    ① 立てた仮説を筋の良いものだけに絞っていく。また、複数の視点でチェックする。それによって、質の高いモノに進化させていく。
    ② 立てた戦略を他人に理解されやすいモノにし、説明する事にも役立つ。
    第三章「三種類のレンズで発想力を身に着ける」
    ▼レンズ=拡散レンズ+フォーカスレンズ+ひねりレンズ
    ・拡散レンズ
    ① ホワイトスペースを活用⇒市場だと思っていない所を見る。
    ② バリューチェーンを広げる⇒企業活動の川上から川下まで見る。それによって、拡大したり、特化したりする事ができる。
    ③ 進化論で考える⇒長い時間軸でマーケットを見る。その中で、新しい戦略の余地がないかをじっくりと考える。
    ※このレンズを身に着ける最適な訓練は優れた歴史観に裏打ちされた書物を読む事。
    ・フォーカスレンズ
    ① ユーザーになりきる⇒購買行動の全体像とディテールを把握するのに役立つ。
    ② テコを効かせる⇒どこを動かせば一番波及効果があるかを考える。Ex.ナイキの中田英を起用したプロモーション。達成したい目標に応じて、広い範囲の可能性について、ゼロベースで考えていく癖をつける。
    ③ ツボを押さえる⇒競争戦略の要諦である「最小限の資源の投入で最大の効果を得る。」
    ・ひねりレンズ
    ① 逆バリする⇒大部分の人と逆のことをする。
    ② 特異点を探す⇒全体の傾向から外れた特異なグループの存在を発見し、それらの行動パターンを詳細に観察することで、懸案の解決策を発見する。
    ③ アナロジーで考える⇒Aで成り立ったものが、Bでも成り立たないかと考える事。
    ※モノの見方をずらして考えてみる。(誰が?どこで?なぜ?の3つの軸を使う。)
    【実践できる事】
    ①ニュースや、事例をチェックする時は、自分で考えたコンセプトワードで記憶する。普段から使用しているパターン(フレームワーク)であっても、本当にそれ以外の分類はできないか考えてみる。
    ②左右の脳の入れ替えをイメージする。自分の心の中で「今から左脳を使う。」というように、切り替えを認識する。
    ③普段のアイデアを考える時や、事例をチェックする時でも、学んだレンズを通して、他にも可能性はないか考えてみる。

  • 各戦いにおいても戦略が必要であったように、ビジネスでも戦略が必要である。 戦略とは、インサイト(戦略においての優位性を保つ概念)=スピード+レンズ(物事の側面的な見方)である。

  • 項目を貼っておき、見返しながら仕事をしたい本。進化論、ツボ、逆張りは苦手です。

  • インサイトとは勝てる戦略の構築に必要な頭の使い方ならびにその結果として得られるユニークな視座

  • BCG中興の祖である御立さんの戦略開発発想法についての本(2003年)
    BCGの当時の戦略の概説。わかりやすくて良書

    コスト系のコンセプトワード:スケールカーブ、経験曲線、コストビヘイビア
    顧客系のコンセプトワード:スイッチングコスト、ロイヤリティ、ブランド
    構造系のコンセプトワード:V字カーブ、アドバンテージマトリクス、デコンストラクション
    競争系のコンセプトワード:First Mover Advantage、Preemptive Attack
    組織能力系のコンセプトワード:タイムベース競争、組織学習、ナレッジマネジメント

    グラフ発想、

    視野を広げる:ホワイトスペースを見つける、バリューチェーンを広げる、進化論で考える
    狭く深く見る:ユーザーになりきる、てこ(組織リーダー)に働きかける、ツボを見つける
    ひねり視点:逆張り、特異点、アナロジー

  • 購入:2004年4月4日 廃棄:2019年5月18日

  • インサイト
    戦略論を知ったうえで必要となる
    プラスアルファの能力

    経営学などの基礎を知ったあとに
    実務で勝つための考え方、手法。

  • 1

  • スピードを獲得せよ
    【(パターン認識+グラフ発想)×Shadow Boxing】

    パターン認識とはフレームワークのこと
    コスト系:スケールカーブ、経験曲線、コストビヘイビア
    顧客系:セグメンテーション、スイッチングコスト、ロイヤリティ、ブランド
    構造系:V字カーブ、アドバンテージマトリクス、デコンストラクション
    競争パターン系:ファースト・ムーバー・アドバンテージ、プリエンプティブ・アタック
    組織能力系:タイムベース競争、組織学習、ナレッジマネジメント

  • 拾い読み
    参考文献

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著者プロフィール

ボストンコンサルティンググループ日本代表

「2014年 『ビジネスゲームセオリー』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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