- Amazon.co.jp ・本 (171ページ)
- / ISBN・EAN: 9784492556566
作品紹介・あらすじ
仕事、書物、ファッション、京都の街…「良きもの」「美しいもの」のおかげで、人生は大きく開いた。京都大学でイチバン人気の教授が贈る、自分自身を高めるとっておきの方法。
感想・レビュー・書評
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"京都大学の鎌田教授流の知的生産的な生き方紹介した本。
私が、この本で一番印象に残ったのが、「理系の棚上げ方」とう下り。解決に至らない事柄を捉えず棚上げしておく。いずれそれが解決する手がかりが後で見つかるかもしれないので、そのときは棚上げしておくという考え方。アインシュタイン博士の事例を挙げて説明をしている。
私の場合、棚上げしておく事柄だらけになりそうな気もするが、前に進むためには、このような考え方を知っているのと知らないのとでは、スピードが変わってしまう。仕事の現場で役に立つ考え方だ。"詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
タイトルもあんまり気にせず借りた本。
まぁ、なんのことはないエッセイ集なのだが、ちょけとるおっちゃんくらいの認識しかなかったので、期待値は低かった。
写真と気取り屋感はいやでも目に付くが、基本的には誠実な人で、誠実な文章だった。
エッセイとして面白くないわけではないのだけど、これといって面白いわけでもない。ファンエッセイだ。
まぁ、それ以上の感想を言うのも難しいけども。 -
意外なほど高評価(個人的に)
文庫本で読みたい気分 -
いろんな話題が出てきていいのだけれど、もう一歩、それぞれのテーマに深く踏み込んでほしい気がした。それにしても粋だと思う。真似したい。
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著者がふだんどのように過ごしているのかがエッセイ風に書かれている。
でも知的生産な生き方って、こういうことなの?と言う観点で読むとそうでない話が結構多い(もちろん、参考になる部分もある)。
読了後、『京都っていいよねぇ~』って言う気分にはなるところもあるが、だからって知的生産とは違うでしょ、とそこに行き着く。
著者の他の本を読んでみて、人となりを知りたい人は読むのも良いかも。タイトルに興味を持って読むと肩すかし。 -
「知的生産な生き方」
自分の行動の規範の手本となるものを見つけ、それらの良いものを吸収して、自分の生活に活かすことを実現する為にはどうすればいいのか?
知的生産な生き方をする為にはどうすればいいのか?とふと考えてみました。するとすっと答えは出てきません。だからこの本を手にとって見ました。そして分かったことは「知的生産のヒントは至る所に潜んでいる」ということです。
知的生産を行う為には、自分にとって良い影響を与える手本となるものを見つけることが必要となるわけですが、それらは実際特別なものではありません。例えば、著者鎌田氏が挙げているものは音楽や旅行や本です。そう、私達に非常に馴染みのあるものばかり。私の場合は読書が一番自分に合っていると思います。
そんな知的生産ですけど、この本では知的生産な生き方を重く深い形で切り込んでいないように感じました。例えば、「知的生産とは私達に良い効果を与えるもので、以下のプロセスでこそ最大限に知的生産を可能に出来る」といった感じは受けませんでした。
言葉で表せば知的生産となりますけど、あくまで私達の生活をより快適にするにはどうするべきかという視点が強いと思います。なのであまり重々しく読む必要はありませんし、自己啓発の部分もありますが、私の中ではエッセイに近い印象を受けました。
ちなみに写真も多いので読みやすいです。また、自己啓発に関する意見はとても新鮮でした。 -
火山の研究者で京大の教授、鎌田先生の生き方をまとめたエッセイに近いものでした。明確な意思と行動に基づき著者の知的生産な生き方を垣間見れます。
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古典の話とお茶の話が良かった。
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京大で火山の研究されている教授・鎌田先生の著書。
芸術鑑賞や読書から食生活に至るまで、
日常生活の知的生産性を高めるヒントが提示されています。
知的な趣味として挙げられているジャズや骨董品収集など、
鎌田先生の趣味も色濃く反映されているものも多いですが、
日常生活レベルで真似できそうな部分が多くみられます。
・良書は手元においていつでも読み返せるように
・食事は常に控えめに
・午前中に集中するために、朝食で糖分をたくさん摂取する
・古典には常に触れておく
・芸術に触れる機会をつくる
・仕事や人間関係と距離を置く機会も持つ
これらは僕も、真似させてもらっているというか、
前々から意識的に取り組んでいて、「京大の先生もやってるし、有用性があるのか」
と後押しをもらった感じでした。
また「東京は京都の端っこにある繁華街」という批判的な表現をされていますが、
膨大な情報・仕事量と人間関係にまみれがちな東京から地理的に離れている京都では、自分なりに考える時間を確保することができ、創造性を養う、
という点には非常に共感しました。
早く関西に戻りたい・・。
著者プロフィール
鎌田浩毅の作品





