京大・鎌田流 知的生産な生き方―ロールモデルを求めて

著者 :
  • 東洋経済新報社
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  • Amazon.co.jp ・本 (171ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784492556566

作品紹介・あらすじ

仕事、書物、ファッション、京都の街…「良きもの」「美しいもの」のおかげで、人生は大きく開いた。京都大学でイチバン人気の教授が贈る、自分自身を高めるとっておきの方法。

感想・レビュー・書評

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  • 日常生活をこんなにも素敵なものにできるのだなぁとなるほどの一冊。本の名の通り、知的で質が高い時間の過ごし方が述べられている。教養とはこういうことを言うんだろうな。

    それ以上に大学にはこういう教授もいるのだなと感心。とてもためになりました。

  • おしゃれな学者おじさんの生き方エッセイ本

  • 理系的な考え方=棚上げ法。よくわからない問題は後で考えてわかるところから始める。アインシュタインの宇宙項も最初はそういう意味だった。

    ニード(必要)には応えるが、ウォント(欲しい)には応じない=福祉関係の言葉

    授業は15分単位で話題を変える。新しいテーマを出す。
    古典は就寝前に10分だけゆっくり読むに相応しい。

    『マーフィー100の成功法則』は渡部昇一教授がペンネームで書いたもの

    朝一番に緑茶を飲む
    満腹の苦しみ、空腹の幸せ。満腹は苦しく、空腹は美味しく食べる秘訣。

    京都では飲食店は予約をして行く。
    日本酒はチェイサーがあったほうがおいしい。和らぎ水。

    『人生の短さについて』セネカ
    夏休みを先に決める=早い者勝ち法。休暇の開始までに仕事を割り振る=割り算法。スケジュールは一望できる日程表で全スケジュールを把握する。=一望法。

    人間関係の要諦は、変えられるものは自分だけ

  • "京都大学の鎌田教授流の知的生産的な生き方紹介した本。
    私が、この本で一番印象に残ったのが、「理系の棚上げ方」とう下り。解決に至らない事柄を捉えず棚上げしておく。いずれそれが解決する手がかりが後で見つかるかもしれないので、そのときは棚上げしておくという考え方。アインシュタイン博士の事例を挙げて説明をしている。
    私の場合、棚上げしておく事柄だらけになりそうな気もするが、前に進むためには、このような考え方を知っているのと知らないのとでは、スピードが変わってしまう。仕事の現場で役に立つ考え方だ。"

  • 理系の棚上げ法や名著、古典との関わりについて新たに知った。他の部分は、まだ参考にできないように感じた。

  • タイトルもあんまり気にせず借りた本。
    まぁ、なんのことはないエッセイ集なのだが、ちょけとるおっちゃんくらいの認識しかなかったので、期待値は低かった。
    写真と気取り屋感はいやでも目に付くが、基本的には誠実な人で、誠実な文章だった。
    エッセイとして面白くないわけではないのだけど、これといって面白いわけでもない。ファンエッセイだ。

    まぁ、それ以上の感想を言うのも難しいけども。

  • 意外なほど高評価(個人的に)
    文庫本で読みたい気分

  • いろんな話題が出てきていいのだけれど、もう一歩、それぞれのテーマに深く踏み込んでほしい気がした。それにしても粋だと思う。真似したい。

  • 著者がふだんどのように過ごしているのかがエッセイ風に書かれている。
    でも知的生産な生き方って、こういうことなの?と言う観点で読むとそうでない話が結構多い(もちろん、参考になる部分もある)。
    読了後、『京都っていいよねぇ~』って言う気分にはなるところもあるが、だからって知的生産とは違うでしょ、とそこに行き着く。
    著者の他の本を読んでみて、人となりを知りたい人は読むのも良いかも。タイトルに興味を持って読むと肩すかし。

  • 「知的生産な生き方」
    自分の行動の規範の手本となるものを見つけ、それらの良いものを吸収して、自分の生活に活かすことを実現する為にはどうすればいいのか?


    知的生産な生き方をする為にはどうすればいいのか?とふと考えてみました。するとすっと答えは出てきません。だからこの本を手にとって見ました。そして分かったことは「知的生産のヒントは至る所に潜んでいる」ということです。


    知的生産を行う為には、自分にとって良い影響を与える手本となるものを見つけることが必要となるわけですが、それらは実際特別なものではありません。例えば、著者鎌田氏が挙げているものは音楽や旅行や本です。そう、私達に非常に馴染みのあるものばかり。私の場合は読書が一番自分に合っていると思います。


    そんな知的生産ですけど、この本では知的生産な生き方を重く深い形で切り込んでいないように感じました。例えば、「知的生産とは私達に良い効果を与えるもので、以下のプロセスでこそ最大限に知的生産を可能に出来る」といった感じは受けませんでした。


    言葉で表せば知的生産となりますけど、あくまで私達の生活をより快適にするにはどうするべきかという視点が強いと思います。なのであまり重々しく読む必要はありませんし、自己啓発の部分もありますが、私の中ではエッセイに近い印象を受けました。


    ちなみに写真も多いので読みやすいです。また、自己啓発に関する意見はとても新鮮でした。

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著者プロフィール

鎌田 浩毅(かまた・ひろき)
1955年東京生まれ。筑波大学附属駒場中・高等学校卒業。東京大学理学部地学科卒業。通産省、京都大学大学院人間・環境学研究科教授を経て、現在京都大学レジリエンス実践ユニット特任教授・同名誉教授。専門は火山学、地球科学、科学教育。「京大人気No.1教授」の「科学の伝道師」。著書は『新版 一生モノの勉強法』『座右の古典』(ちくま文庫)、『やりなおし高校地学』(ちくま新書)、『地学のツボ』(ちくまプリマー新書)など。

「2021年 『100年無敵の勉強法』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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