- Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
- / ISBN・EAN: 9784492556917
感想・レビュー・書評
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波頭さん・冨山さんという日本を代表する戦略コンサルタントが
コンサルティング業界について語った対談本。
昔、コンサルティングに興味があったからというのもあり、
かなり面白かった。
けど、コンサルの世界は凄まじい、その一言に尽きる。。
3ヶ月でマスターを1つ取るくらいの気持ちで勉強!?
それを4・5年続けて、基礎的な知的体力がつく!?
この人たちの勉強量はどこまでやり込むのでしょうか。。
世の中にはここまで自分を高めようと努力する人たちがいるのかと
とっても大きな刺激を受けました。 -
この本を読むまでこの二人のことは知らなかったのだが、いかにもコンサルタント的な知的会話の応酬と行った対談形式が面白い。世の中一般に第一印象で語られがちな、"所詮コンサルは・・・"といわれるコンサルタントとは一線を画す、ビジネスで変化を起こして成果を生むタイプの本来的な意味でのコンサルタントであることを伺わせる。僕自身もそういった本物のコンサルタントと仕事をご一緒させて頂いたことがあるのでよく分かるが、彼らは本当に勉強して半端ない仕事量・・・この場合の仕事とはデスクワークではなく、とにかく「考えて考えて考え続ける」という意味での仕事・・・をこなしている。
ここまで自分を追い込めるかどうかは、若いときにその基礎動作が癖として出来ているかどうか、というようなことを本の中でも語られている。
厳しいが、おっしゃる通り。 -
3ヶ月でマスター1本取得するつもりで勉強する。情理の前に論理を身に着ける。それが20代で器を広げることになる。一分一秒を惜しまず、睡眠時間を削り、インプットとアウトプットに時間を割く。
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コンサルタント向けに書かれているので、コンサルタントと縁が無いとイマイチしっくりこないところもある。
ただ、仕事に対する取り組み方には共通する部分もあり、参考にしたい点もある。
一番印象に残ったのは、以前のコンサルティングと言えば、「大きな戦略を提示しておしまい、実践はクライアントで考えてね」で十分に稼げていたのだが、今は戦略自体を思いつくだけではクライアントは納得せず、具体的に現場を動かす「執行力」というものまでコンサルには求められている、というところ。
プランを提示すること以上に、人を動かす、モチベートする、という活動の重要性が高まっているようだ。 -
数々の生々しい修羅場をくぐり抜けて来たコンサルタントの2人だけに読み応えのある内容。とても説得力がある。流石に論理的でわかりやすい。今後は執行力が重要との指摘も共感出来た。
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戦略系コンサルティング業界のトップオブトップおふたりによる対談本。
コンサルティングファームとは無縁の自分には難しい言葉も多く、なかなか学びを見つけるにもレベルの高い内容なので、オーディオブックでなければ読了できなかったかもしれない。対談はオーディオブックとの相性がとてもよい。
内容で印象に残った点としては、「国際化に成功しているところはかえって日本くさく、独自のwayがある」ということと、「答えはやはり現場にある。一気通貫で自分で何でもやったり、靴の底をすり減らす経験をしてないと、事業や経営のリアリティを理解できない」ということ -
・3ヶ月に1回、修士の学位を取るくらいに勉強せよ。
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現場に出るだとか、圧倒的にインプットするだとか、リアリティのあるコンサルティングが自分にできているのか、問い続けないといけないのだなと。あとは、仮設思考は重要だけど、勘所掴むまでは数を打つのも経験だと言う話は面白かった。
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ロジックのトレーニングを徹底的にやる
そこで間違ったら、あなた死にまっせ。と言えるか。これで勝負しないんだったら、すいませんけど、今回僕ら手伝いませんよって、言えるかどうか。
じぶんだったらどう考えるかというスタンスが、分析をしたり、リコメンデーションを作ったりする時の基本姿勢になっている人が伸びるんです
例えば、19世紀、20世紀であればどう行動したか、と考えると面白くなる。
靴をすり減らして、現場経験を積む!!
現場で起きていること自体を、本当に本気で面白いと思って取り組んでいるかどうか
小さくとも一気通貫のビジネスを経験してみる
仮説の設定、調査の設定、質問表のスクリプト、インタビューの実施、データの解析まで。
その結果に基いて戦略を立て、コンセプト、デザインまで自分でやって成果を出す。
一つの答えに向かって、必要なことを一つひとつ整合させながら一人で統括的にまとめあげる。実際にエグゼキューションまで行う。
3ヶ月に一つ、マスターを取るくらいの勉強が必要
論理的思考=ディメンション、独立・相関、因果の強さ
日本の商習慣は継続を前提に考える
ファクト、論理、情理が全て
論理的になぜ、なぜを繰り返していくと、動機付け体系とか価値観とかが見えてくる
リアリティをちゃんと調べることは、本当のファクトを追いかけることである
とにかくファクト、1次情報を取りに行く。
本質的レベルでの、プロとしてのプライド
コンサルタントはリアリティをもっている、分かっている。
→もっと面白いことがある、このままだとヤバいですよ
しかし、心に留めておくべきは、過去ほど情報格差が無くなっていること
年功序列を崩せば、終身雇用は守れるかもしれない
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