外資系コンサルのスライド作成術―図解表現23のテクニック

著者 :
  • 東洋経済新報社
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レビュー : 145
  • Amazon.co.jp ・本 (159ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784492557204

作品紹介・あらすじ

グラフの作り方、チャートの描き方、スライドをよりシンプルにするためのヒント-エスタブリッシュメントの世界で確立された、グローバルで通用するテクニックの数々を公開。

感想・レビュー・書評

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  • わかりやすいスライドとは「より早く、より正確に、より少ない労力で」ビジネスを進めるためのもの。

    コンサルティングファームでわかりやすいスライドを作成する技術を解説していた著者がそのノウハウを体系だてて記述。
    この類の本は一時期沢山読んだので、大発見!となるものはなかったです。
    比較的「技術」としてまとめやすい分野なんですかね。
    著者も練習すること、いいチャートや資料を沢山見ることで習得できるもの、としていました。確かに!

    同じ系統の本で「マッキンゼー図解」の本がありますが、こちらの本のほうが日本のビジネスシーンで受け入れられやすい気がします。
    仕事柄何枚もこのような資料作ってますが、ほぼ同じような体裁なのですんなり受け入れられる気がする。
    雛形にして仕事にいかせる本だと思いました。

    印象に残った点としてはSN比という話。この言葉ははじめてききましたが「必要な情報と余計な情報を峻別すること」です。
    スライド作成のポイントとしてLess is moreがあげられるけれど、かといって必要な情報までおとしてしまうと成り立たなくなってしまう。
    そこを峻別することが必要という話です。

    あともう一つ、Suprising yet rightという話。
    情報はNon-suprisingとSuprising、RightとWrongの4象限にわけられ、どの象限かによって必要な情報量は異なるという話です。
    (相手にとって)Non-suprising×Wrongは陳腐なくせに違和感がある情報。という事は必要な情報量が多くなる。
    注意を要するのははNon-suprising×rightの象限で、これってそもそもメッセージとして成立してんの?付加価値あるの?という話。

    全般的に日本のビジネスパーソンは先方が既に知っていることをスライドに盛り込みすぎる傾向があるという指摘にいたたたた。。です。

    メッセージが全て。
    11スライド1メッセージ
    2明確な主張がある(ポジションを取っている)
    3短い(ポイントが明確)
    ちゃんとそうなってるかチェックしながら仕事しようと思います。

    具体的な練習問題などもあり、わかりやすく読んでソンはない本

  • この分野の古典的作品としては、Before Afterの練習問題がたくさんある『Say It With Charts: The Executive’s Guide to Visual Communication』があると思いますが、その骨子を現代的な事例をベースにかつ極めてシンプルに提示した良作です。また、中途半端な話は避けてひたすらテクニックに終始していることも、実用面では極めてGoodです。あとは、本当にテクニックを身に着けたい人たちのためには、著者にスライド10枚を添削してもらえる権利を1万円くらいでつければいいのに、と思いました。

    ただ業界の末端にいるものとして、この本だけではなく、例えば『新人コンサルタントが最初に学ぶ 厳選フレームワーク20』など、内部研修資料的なものがどんどん流出しているのをみると、なんとなく寂しい気持ちになるのは私だけではないと思いますので、星をひとつ減らさせて頂きます。

    ちなみに、P25の図5の右側の矢羽は誤植かと思います。正しくは、ストーリー化→メッセージの作成→スライド作成、という順番でしょう。

  • 参考になったところもあるけど当たり前のところもあるかな
    でもこれらをちゃんとできている人本当に少ないからな
    これらをきちんと守れれば上位1%になれる気はする
    きちんとマスターしておこう

  • 論理的思考に基づいたスライド作成の教科書です。

    私の所感では、この本は半分かそれ以上は論理的思考の説明です。その論理的思考に基づいて、スライドを構築していく手順が書かれています。
    なので半分くらいはそもそもの論理的な考え方が身に付きます。

    即効性のあるスライドテクニックは殆ど載っていません。しかし複雑な内容をスライドにしなければならない時、この本に書いてある考え方は大いに威力を発揮します。

    複雑で難しい内容のスライドを作成する事がある人にはおすすめです。

  • 参考になるテクニックが多かったので、実際にスライドを作る段になったらまた見返したい。

  • 見やすいし、論理的
    ・分析だけでなくポジションを取る(意見を明らかにする)
    ・うまい図表をスクラップ
    ・やじるしは起点と着点を明確にする

  • パワポ資料作成する際の具体的なレイアウト、グラフ・チャートを効果的に使うコツなどが具体的に記載されていて非常に参考になる。
    今のところ、資料作成系の書籍だと一位。

    筆者が(資料作成のための)引き出しを増やすために『Nature』や『Nature』を読んでいるのは、「そういう読み方もあるのか!」、と興味深く思った。

    コンサルの資料作成はある種、作品作りっぽいところもあるのかなと思った(筆者が先輩の資料を手書きで写すことでセンスを磨いたというところから)。

    円グラフは人間の感覚と相性が悪いので、できるだけ使わないほうがいいというのは初めて聞いたので気をつけていきたい。

  • スライド作成の技術を紹介した本ではない。
    アタマの整理が下手な私が学びとなったのは、グラフの作り方。なるほど、効果的なグラフを作れるということは、注目してほしい数値とそれを取り巻く状況を明確に把握していなければできない。練習問題が充実していて、よく考えて、わかりやすいスライドを作りたい。
    何よりも大事なのは、1枚に1メッセージ。聞き手に新しい情報を与えること。そして「ポジションを取る」ことの重要性。言い切るのは勇気がいる。でもそれをしないと「何が言いたいの?」というスライドになってしまう。

    スライドの質が悪い、とことごとく怒られるので悔しくて読んだ。あいにく、私の上司は字を詰め込むスライドが好きなので、このスライド通りに作って喜ばれることはないだろう。結局は好みの問題、と言ってしまうと身もふたもないが、より多くの人に自分のメッセージを理解し、動いてもらう、という目的のためには、読んでいて損はない。

  • とことんスライドを洗練させる方法について語られています。そこまでやるのか、と目からウロコの箇所多数。
    PPTの操作方法には言及されていないので、そういった本は別途用意する必要があります。

  • スライド作成の原則について書かれている。
    内容も整理されていてすぐに読める。
    言われてみれば当たり前のことだが、いざ実践には落とし込めていないことが多い。
    「縦横の軸を決める」「非冗長性のルール」を特に頭に入れて、日々の業務にあたりたい。

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著者プロフィール

山口周(やまぐち・しゅう)
1970年東京都生まれ。独立研究者、著作家、パブリックスピーカー。ライプニッツ代表。
慶應義塾大学文学部哲学科、同大学院文学研究科修了。電通、ボストン コンサルティング グループ等で戦略策定、文化政策、組織開発などに従事。
『世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか?』(光文社新書)でビジネス書大賞2018準大賞、HRアワード2018最優秀賞(書籍部門)を受賞。その他の著書に、『劣化するオッサン社会の処方箋』『世界で最もイノベーティブな組織の作り方』『外資系コンサルの知的生産術』『グーグルに勝つ広告モデル』(岡本一郎名義)(以上、光文社新書)、『外資系コンサルのスライド作成術』(東洋経済新報社)、『知的戦闘力を高める 独学の技法』(ダイヤモンド社)、『武器になる哲学』(KADOKAWA)など。2019年7月4日、『ニュータイプの時代』(ダイヤモンド社)刊行。

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