生成AI活用の最前線 世界の企業はどのようにしてビジネスで成果を出しているのか

  • 東洋経済新報社 (2025年3月5日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (502ページ) / ISBN・EAN: 9784492558454

作品紹介・あらすじ

世界の企業はどのようにビジネスにAIを活用し、成果を出しているのか
AI活用の世界的権威バーナード・マー氏による、100以上の事例に基づくインサイト


本書は、さまざまな分野における生成AIの実践的なアプリケーション、応用に焦点を当てている。つまり、企業や組織がどのようにこのテクノロジーを活用しているかを探りつつ、読者が自らの組織に適した潜在的な活用事例を見つけ出す手助けをするためだ。
第1部では、その導入として、この強力で革新的なテクノロジーの概要、その動作原理、世界やビジネスのあり方をどう変えるか、そして個々人の仕事に与える影響についてみていく。また、生成AIに関連するリスクや課題についても正直に向き合い、解説する。
第2部では、企業や組織の生成AIの導入事例と、そこから得られる教訓を紹介する。続く第3部では、生成AIを企業や組織に導入する際に重要となる成功要因について解説し、さらに生成AIの将来予測についても紹介していく。(「序章」より)

AIがまとめたこの本の要点

プレミアム

みんなの感想まとめ

生成AIの実践的な活用法を探る本書は、企業や組織がこの革新的なテクノロジーをどのように取り入れ、業務の効率化やパーソナライズされた提案を実現しているかを具体的に示しています。多様な業界からの事例を通じ...

感想・レビュー・書評

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  • 生成AIは、様々な業務を効率的に行うことができる。

    問題の対処にパーソナライズされた管理を行い、個人それぞれの情報について最適化された提案を提供することもできる。

    またAIは長期的なコスト効率にも優れており、24時間365日稼働させることができる。

    人間に比べれば、はるかに低コストで運用することができる。

    とても有能なエージェントと言える。

    AIを使用する際には、機密性の高い情報を扱う医療や、継続的な配慮を必要とする教育の場面にどのように活かすことができるのかをしっかり考えて導入することが求められる。

    生成AIの活用例としては、データ分析、画像生成、インターネット検索などが挙げられる。

    日常生活においては、夕食を何にするかを提案してもらい、それぞれパーソナライズさせることもできる。

    生成AIの危険性としては、誤情報の拡散や偽情報の生成、ディープフェイク、またAI使用による環境破壊も懸念される。

    膨大な電力消費が懸念されるので、その電力を賄うための持続可能なエネルギー的なシステムの構築や、早急な課題解決がなされなければならない。

    そしてAIを使うときには戦略的思考を持つことも大事である。

    成果物の質の判定は人間が行うしかない。

    また予測可能な時代だからこそ、人間の深い直感も必要となってくる。

    教育における革命として、生成AIを使うならば、次の2つのことを意識して使うとよい。

    1つ目はパーソナライズできるということである。

    リアルタイムで評価やフィードバックを行うことができる。

    そしてもう1つはコンテンツの作成である。

    一人ひとりに合ったコンテンツを作成することができる。

    そして教育現場で使うことで留意すべきこととして、個人データを慎重に扱うことがある。

    また生成AIのより創造的な使い方として、様々なシミュレーションを行うこともあり得る。

    AIに立場を与えてロールプレイをさせること、コンサルティングの価値というものも根本的に変わってくる。

    コンサルティングで最も大切なのは、クライアントの本質的な課題は何なのか、またその課題解決のために何ができるのかを考えることである。

    これをAIとともに人間が一生懸命に考え、解決していくことが大切である。​​​​​​​​​​​​​​​​

  • 実際に生成AIで何ができるのか?
    本書はこの疑問に答えてくれる本となっています。

    各業界からの様々な取り組みや実例が紹介されていますが、おおよそのこの3つに集約されるようです。

    ・顧客ごとにパーソナライズ化した提案の提供。
    ・シンプルかつ反復性のある作業の実行。
    ・大量のデータを収集した上での分析。

    そして、これら生成AIを利用した枠組みを各々の組織で実現させるためには何が必要なのか、と言った点についても一般論ながら触れられています。

    ----
    いわゆる生成AIの仕組みや技術的解説は最低限に抑えられています。

    ビジネス向けの活用方法が中心となっており、そういう意味ではなかなか稀有な本でもあります。

    特に、第3章の生成AIの利用において「企業の内部向け活用か外部向け活用か」「効率化のための活用か価値向上のための活用か」の4象限による分け方は気持ちよくまとまっており、これからの自分の考えの中でも取り込めると感じました。加えて、生成AIの具体的な活用例紹介も多く、様々なインスピレーションを与えてくれる内容となっています。

    今まで数冊読んできた生成AI関連の書籍の中では一番有用で、これから生成AIをビジネスに生かそうという方、また、その課題を与えられている方は一読をお勧めします。

    また、この分野のスピードは相当速いので、5年後にも続編が出ることを期待します。

  • 運用業界でも会社全体の取り組みと、個人の取り組みで、生成AIで効率化を模索中ですが、プレゼン資料やディスクロ資料を丸ごと生成させるところまで行けると、一気に仕事が減りそうで、期待と不安が混じり合ってます。若い人の方が不安が大きいみたい。
    30年前にこの業界で働き出したころは、ハサミとノリで資料作成して、コピーして、郵便かバイク便で届けてた頃とは様変わりです。
    道具のおかげで、あの頃の数倍は働いているから、次の波くらいにしか思わないけど、初めての技術革新の波を受ける若い人には、恐怖心を覚える人もいるのでしょうが、むしろこの波に乗って活躍していただきたいです。

  • 人間の意思決定のaiの代用はまだ難しい。
    生成ai活用により、簡単作業を人間が行わななくなり、基礎力を磨きにくくなる?
    ハードスキルはaiが、ソフトスキルは人間が磨くという役割分担の将来が待っている。

    ハードスキルを定着させることでソフトスキルの定着に繋がると個人的に考えているので、日本企業ではaiの導入は一部分的になるだろう。
    新人タスクとして、aiのメンテを進める中でハードスキルを定着させるのはどうだろう。

  • 生成AIをどの様にして活用しているのか?企業の実例を元にザックリ説明した本。
    AIとはどの様なものか?仕組みもよく分からず使っていた自分にとっては、世の中のAIの現状が理解できてとても良かった。ただ著者も述べているようにAIの進化は極めて早いので、本の内容から進化した部分はしっかりとキャッチアップしていきたい。

    あと個人的な内容で恐縮だが、仕事で関わりのあった方が本の製作に関わられており、うれしかった。

  • 企業での生成AIの活用について各分野ごとに概観できるのがよい。関心のある分野から読むのがよさそう。
    第18章で語られる導入への鍵となるマインドセット醸成や組織マネジメントなども興味深かった。

  • 生成AIが、従来の識別型AI(人間の認知的作業を補完)からさらにコンテンツ生成(人間の創造的作業を補完)まで進化したものである点が画期的であることと、その現状と今後の展望として、
    ●あらゆるサービスのパーソナライズ化
    ●人間のクリエイティブを、アイデア出しや雑務処理により支援する
    を軸に社会に変革をもたらすであろうことを力説してくれる書籍。
    平易な文書でわかりやすく、しかし深い納得感と洞察が得られた。

    医療業務の画像診断やパーソナライズされた病状診断などが高度に行えるほか、ファッションもグルメも資産運用も娯楽も、個人の好みを深く理解した上で創造的な提案が受けられる社会になるということだ。
    著者は生成AIによる課題(偽情報、人間の認知的能力の後退、犯罪的悪用、電力問題、自律型殺人兵器)にも目を向けるが、それでもなお利点の方が大きく、特にサステナビリティの実現に大きく貢献させられるはずだと楽観的に語る。このあたり、同感である。
    あらゆる職業が影響を受けるが、巷で言われるように完全にとって代わられるのではなく、雑務から解放され、創造的な業務においても多くの示唆や支援が得られるパートナーであると捉えるべきだ(それをせずに仕事がなくなると騒ぐのは、自分は代替可能な範囲の価値しか生まないしそれ以上頑張りたくない、という非生産的で横柄な態度の表れであろう)。

    近い未来社会、生成AIがあらゆるデバイスに搭載され、身体性を手に入れたAIが日常生活のエージェントとなって、ついには、現在の「注意を惹く」対象から「親密さを感じる」対象へと昇華して、人々は孤独からも不便からも解放されて、うまくすれば古代ローマの貴族のように、誰もが自己実現と創造性に人生リソースを費やせる(当時は奴隷階級が生活に必要な作業を担うという人間の犠牲の上に成立した社会が、AIの支援の上に成立するものとして再現される)ようになるかも知れない、と夢想できる良書であった。

  • 生成AIの活用事例について、幅広い分野で取り上げてくれている。
    自身の専門分野の章を見ると、あまり驚きがないので、幅広く理解する向きと感じた。

  • ふむ

  • これを読んでる最中にChatGPTに障害が発生してSNSが阿鼻叫喚になってた。日記の蓄積や思索のフィードバックに使ってるけど、抽象的な思考については強く、事実を間違ってる事がしばしば多いように感じるがこれも過渡期。小説とかそっちが生成AIに忖度して妙な方向に行ってしまうんだろうなと感じる。

  • 事例が多数書いてあるのは良かったが、頭にスッと入ってくる文章ではなくやや難解だった。
    3章は読みやすく良くまとまっていた。

  • 理系の文章

  • 東2法経図・6F開架:007.1A/Ma52s//K

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著者プロフィール

ドイツのハンブルクの近くで生まれ、そこで育つ。
その後、イギリスのケンブリッジに移り、ビジネス、エンジニアリング、および情報技術の学位を取得し、研究員として入社したケンブリッジ・ビジネススクール、クランフィールド・スクール・オブ・マネジメントを経て、2006年に自身の会社Bernard Marr&Coを立ち上げて現在に至る。
世界中で人気のビジネス作家であり、カンファレンス等における基調講演者、さらには数多くの企業や政府に対する戦略アドバイザーやアイルランドマネジメント研究所、オックスフォード大学における教鞭、企業理事会の非常勤取締役など多方面で活躍している。ビジネス・パフォーマンス、デジタル・トランスフォーメーション、およびビジネスにおけるデータのインテリジェントな活用に関する提言活動では、世界で最も尊敬されている専門家の1人であり、LinkedInは世界のトップ5のビジネスインフルエンサーとしてランク付けしている。

「2019年 『データ・ドリブン人事戦略』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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