クラウド時代のタスク管理の技術―驚くほど仕事が片付いてしまう!

著者 :
  • 東洋経済新報社
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  • Amazon.co.jp ・本 (248ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784492580943

作品紹介・あらすじ

「次に何をやるか」はスマホとPCがすべて教えてくれる。1日10分でできる夢のTODO管理術のすべて。

感想・レビュー・書評

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  • 概要
    この本は「やることが多すぎて,時間が足りない!」と心の中で叫んでいるすべての人に向けて書いた本です。

    ・会社での仕事に追われて,自分自身の夢を追ったり,目標を達成するための時間がまったく取られない!
    ・とにかく課さられた仕事だけでも終わらせて,もっとたくさんプライベートな時間を持ちたい!
    ・夢や目標にそれほど興味はないけど,毎日穏やかに暮らしながら,タスクを楽にこなしたい!」
    本書はこのいずれの欲求も満たせます。本書で解説するメソッドを間違いなく実践すれば,やりたことをやる時間を確保することも,穏やかに暮らせるようになることも,思いのままになります(カバーそでから引用)。

    感想
    私は,本書で紹介されているToodledoを使って,GTD(Getting Things Done)に基いたタスク管理をすでにしています。弁護士の仕事は複数の案件(プロジェクト。ただし,弁護士の仕事は最初から締切日が決められないものが多いので,本書のプロジェクトの定義とは異なります)を,様々タイミングで処理していかなければならないので,Toodledoによるタスク管理は私にとって必須のものになっています。とは言っても,管理方法はまだまだ改良の余地はあるだろうと思い,そのヒントを得ることができればと思い,本書を読むことにしました。

    本書を読んで実践してみたいと思っているのが,それぞれのタスクに「見積り時間を設定すること」です。プロジェクトの種類ごとに必要な総時間がある程度見積もることができれば,時間あたりの利益率も算出でき,経営判断にとって重要なデータになります。

    ただ,ある程度正確な見積りが出せるか否かは,タスクの種類やプロジェクトの内容によって大きく影響を受けそうです。たとえば,裁判所や警察署への移動時間,被疑者等との接見時間,公判・口頭弁論・弁論準備手続期日などの所要時間は,ある程度正確な見積りは出せます。しかし,弁護士のメインの仕事である訴状などの起案にかかる時間は,事件の複雑さや経験の有無,調査の要否などさまざまな要因によって変動するので,事前に見積もることができるようになるには,より多くの起案をして,かつ,所要時間をしっかり計測しないと困難だと思いました。

    筆者はプロジェクト管理ツールがしなければならないこととして,次の4つを挙げています。

    1. プロジェクトごとにたくさんのタスクを束ねられること
    2. プロジェクトを階層形式に分解できること
    3. タスクごとに日付情報を付けられること
    4. タスクを条件に従って検索できること

    その条件を満たすものとして,本書ではOmniFocusを取り上げています。しかし,Toodledo Pro版でもこの4つの条件を満たすことができるにもかかわらず,そのことを本書では一切触れられていません。私はPro版を使用しているので,なぜ一切触れられていないのか少し気になりました。

  • 今から読みます

  • 著者の徹底ぶりは、なかなか真似出来ないが、タスク管理のやり方や、ライフログを始めたい人は参考になるかも

  • 実例が具体的すぎてわかりやすかった。
    最近,週末のたびに今日も「やりたいこと」が全部できなかった…とストレスになっているのだけど,そりゃ「やらなきゃいけない用事」で残された時間がそもそも少ないって自覚してなければこなしきれないわ,と納得。
    Androidユーザーとしては,このテの本は完全にiPhone向けに書かれたものが多く「Android無視かよ!」と思うことがしばしばなので,まず買わずに借りて読むのだけど,コレなら時間を増やすために買ってもいいかも,と思った。

  • Macでしか使えないソフトを紹介されても困る。Macを買えと言ってるに等しい。

  • このタスクの作り方がかえってわかりづらい

  • 読んでいる間、ドキドキワクワクするタスク管理本ってあり得ないでしょ?w
    読みながら、自分が使っているツールなどに落とし込んで運用するイメージを描きながら読み進めた。
    元々、佐々木さんのファン(?)なので、すでに影響を受けているところも多いが、ここまで体系的に具体的に知れたのはよかった。
    今後の自らのタスク管理に活かしていきたい。

  • 隕√?Toodledo縺ィOmnifocus縺ョ菴ソ縺?婿蜈・髢?譖ク縲ゅ〒繧ゅ?√?繝ュ繧ク繧ァ繧ッ繝育ョ。逅?b繧ソ繧ケ繧ッ邂。逅?b縲√メ繝」繝ウ繝斐が繝ウ邏壹?閹ィ螟ァ縺ェ莉穂コ九〒縺ェ縺代l縺ー縲∵焔蟶ウ縺ィ繧ィ繧ッ繧サ繝ォ遞句コヲ縺ァ蜊∝?縺ァ縲∬?蟾ア貅?雜ウ縺ョ繧ャ繧ク繧ァ繝?ヨ菴ソ縺?↓縺ェ縺」縺溘j縺吶k縲ゅ←繧薙↑螻、縺ォ蜷代¢縺滓悽縺ェ縺ョ縺九@繧会シ

  • やることが多すぎて時間が足りない人を対象とした、仕事(やること)をコントロールするための方法に関する本です。

    個人的に参考になりそうな点としては、
    ・頭でタスクを管理しない(すること、手順、資料、必要時間、ゴール)
    ・かかる時間をざっくり見積もる、実際計測して現実を知る
    ・タスク管理ステムの目的(やるべきことを確実にやる、やらざるを得ないことをタイミングよくやる、より大き目標を達成する)
    ・タスク管理システム=プロジェクト管理ツール+カレンダー+緊急タスク+タスク管理ツール+共同作業ツール+行動記録
    ・日次レビューと週次レビューをする
    あたりでしょうか。

    ちなみに、この本のとおりにやろうとすると自分の生活を一気にシステマチックにする必要がある(部分変化では効果がない)のですが、その点がとにかくネックになります。
    また、仕事に関する裁量権がある人(著者)とない人(自分)では、忙しさの理由が違うという点は注意しないとだめでしたね(実際やってみてまったくうまくいかなかった)。
    そういう点で、サラリーマンに応用するにはもうひと工夫が必要なのかとは思う。

    2011-12-09 読了

  • 自分のやりたかったタスク管理の理想のイメージの一つとなりそう。Toledoとendtime2の組み合わせなど、エクセルで何度も試みて挫折してきた試みそのものだ。人がやっているのを見るとやりすぎ感はあるが、ある意味ここまで徹底しないと、望みはかなわないのかも知れない。taskchuteともども今一度、取り組んでみたい。セクションを2時間毎に分けること、見積もり時間を入れるが、その見積もり精度に拘らないこと、1日に
    一時間のバッファを持つこと、プロジェクト管理とタスク管理は別ツールにする事などが、今のところの留意点か。

  • 著者のタスク管理に対する思想がたっぷり詰まった一冊。人によっては取っ付きにくいとは思うけど、タスク管理に行き詰まっているなら試してみるべき。

  • 【由来】


    【期待したもの】

    ※「それは何か」を意識する、つまり、とりあえずの速読用か、テーマに関連していて、何を掴みたいのか、などを明確にする習慣を身につける訓練。

    【要約】


    【ノート】


    【目次】

  • 本書内でルーチンのメリットについて

    ?行動手順を思い出す記憶力が節約できる
    ?どのように行動すれば結果につながるかの想像力が節約できる
    ?行動を切り替えるための注意力が節約できる

    本書を読みながらRTMからToodledoに乗り換えた。
    詳細説明もあり、HPも拝見しながら、少しづつ使いこなせるようになってきた。

    もう一度読み直したい。
    自分の生活を変えたい

  • 図書館

  • 小6から25年間パソコンでタスク管理をしてきた著者がタスク管理ツールの使い方を指南してくれる。
    タスクを洗い出すだけでなく、時間の見積もりを厳密に行うのが特徴。

    ポイントは1つ:「すべてのタスクの時間を見積もる」

    [more]

    ・活動に掛かる時間を計測する目的は、見積もりでは無く現実を知るため。

    ・タスク管理とプロジェクト管理ツールは分けて方がよい。

    ・中央のタスク管理ツールToodledoを見れば全て大丈夫、という状態にする。
     −他のツールも巡回する、というタスクを入れる。

    ・コンテクストとして「時間帯」を指す。理由はモチベーションの波とタスクの分散化。

    ・まず最初に「プロジェクト名の統一」をすべき。
     −締め切り日+名前 とか。
     ーテンポラリイベントは 月日だけ。年を頭につけるとリストの後ろに回る。
     ーツール間で名前は統一:Toodledo OmniFocus Evernote Toggl フォルダ

    ・タスクの分解は、タスクを見て即座に実行できるくらいまで分解する。

    ・タスクには日付属性を絶対に与えるべき。
     いつかやる=当分やらない
     人に頼んだ=やってくれたらありがたい=締め切り間際に結局自分でやる

    ・タグは概念で束ねておく。そのタグを参照するというタグを定期的に入れておくと埋もれない。

    ・プロジェクト管理ツール OmniFocus
     今日が期限というタスクを優先的に表示できる。しかも階層別。これが出来るツールは少ない。

    ・思い出のための記録と実用のための記録は分けるべき。目に入ると脱線しがち。

  • 佐々木さん渾身の一撃。
    よくぞこの本を世に出してくれたと出版社様にはお礼を言いたい。
    マニアック&大きく偏ってる内容にきっとクラクラくること間違いなし。
    恐らく読んだ人はタスク管理に関するパラダイムシフトが起こるんじゃないかな。

  • クラウドを利用してどのように日々のタスク管理を
    実践しているかということを紹介した一冊。

    様々なツールが紹介されていますが、最終的には
     「仕組み化」
     「情報の一元化」
    ができているところがとても有益。

    デバイスが違えど「情報の一元化」が可能のところはクラウドの利点。

    本書を読んで、toodletoを使い始めました。

  • とても真似できそうにない

  • 著者さまより献本いただく。

    タスク管理についての本。ツールに目が行きがちだが、それよりも「何を」「どのように」「どんな目的で」管理しているのか、をじっくりと理解するのが良い。その上で、自分なりの環境を構築していく、という手順を踏む必要がある。

    書評エントリー:
    <a href=\"http://rashita.net/blog/?p=6960\">【書評】『クラウド時代のタスク管理の技術』(佐々木正悟)</a>(R-style)

  • 最近サボっていたタスク管理。なんでいつも仕事に追われて余裕がないかわかりました。やり過ぎという書評もありますが、これくらいなら普通に実行できそう。
    イレギュラーの多い病棟とルーチンで回せることの多い外来や管理業務、精密なスケジュール管理が必要な学会の仕事と執筆活動をうまくコントロールできる形にアレンジしたらうまく行きそうです。今年の目標立てたこのタイミングに読めてよかった♪

  • システマチックにタスク管理を行うとこの間で出来るといいのがよく分かる。好きな人にとってはタスク管理すること自体が目的化しそうで怖いが、上手く自分なりに使いこなせば効率化の大きな武器になる。

  • 参考にしたい

  • 会社の上司からオススメされた本。

    実践しながら継続的に読む込んで行く必要あり。

  • システマチックに生きたいと言う人ならワクワクするのかも知れませんが、ちょっと……。基本的には作者のこだわりが書かれた本です。
    タスクには時間を設定しないと意味がない、というのも、先送りする時間など存在しないというのも大いに同意なのですが、この本に載っている通り実行したいかと言われると否でした。タスク管理の方法が文字ばかりだったからかも知れませんが。

  • 複数のクラウドツールを利用してタスクを管理するやり方を
    教えてくれている。著者の実例がふんだんに盛り込まれてて
    その通り真似するだけで始められると思う。
    やるべきことと締め切りを一元管理すれば、あとは導かれるままに
    行動するだけ。本書を手本にすることで、これまでの「漠然と忙しい」という
    不安心理からは解放されたかな。本書ではomnifocusを使っているが、
    私はTodoistを使ってみた。すごく使いやすくて助かっている。

    しかし著者のタスク管理に対する情熱は人並みならないと感じざるを得ない。
    ドン引きされる可能性もあるが個人的にはこういう職人は好きだ。

  • 著者のタスク管理方法が紹介されている。複数のツールを用いてきっちりと管理されているため、理想的ではあるがほとんどの人にはシステム構築のハードルが高いと思う。

    性格的にある程度ラフに管理がしたいため本書を参考にアレンジし、Todoistでタスク管理(Todoリスト)、終了タスクをevernoteで管理(Doneリスト)する簡単なシステムを選定することにした。

  • 仕事は嫌いではないけど,早く終わらせて早く家に帰りたいので,実践してみようかなーと思いました。分単位の管理は最初驚いたけれど,結構できるかもしれないと思った。

  • ①150718

  • 毎日の仕事の中で、
    やらなければならない作業を
    ToDoリストに書き出し、
    管理している方は多いと思います。

    しかし、今日やろうとした仕事が終わらずに、
    明日に先送りばかりなっている
    人も多いのではないでしょうか?


    本日ご紹介する本は、

    最新の技術を使い、
    効率のよいToDo管理のやり方を示した1冊。


    ポイントは
    「頭で管理しない」

    今日しなければならないことをリストだけしても、
    それを、どのくらいの時間をかけて、いつやるのかは、
    そのときの状況で、都度考えている人が
    ほとんどではないでしょうか。
    (私もそうです)

    他にもいろいろ考えなければならないのに
    作業の途中でタスクに関して悩むのは
    頭にストレスをかけることになります。

    本書では、作業に入ったら、
    何をするかは頭で考えず、ToDoリストの通り進めていけば
    仕事は終わるという状態を理想としています。



    「時間帯」

    1日のすべてのタスクに「やる時間帯」を決めて、
    かかる時間を見積もっておきます。

    見積がそれなりに正確で、割り込みが入らない限り
    タスクは予定通りに終わるはずです。

    後は、見積精度を上げていくことと、
    割り込みをできるだけ減らすことです。



    「大きな仕事」

    大きな仕事は、やることも大変で
    すぐに結果を求められることが少ないので
    なかなか手がつかないものです。

    でも、そんな仕事が実は大事だったりします。

    少しづつタスクを分けて日付を振っていけば、
    毎日やることは少しのことです。

    なにも考えず、それをやる時間になったらやることで
    大きな仕事も進めることが可能です。



    「把握」

    「今やっていること」、「次にやること」、「将来の見通し」
    はいつでもクラウド上のツールで確認できるようにする。

    常に、ミクロの視点とマクロの視点のバランスが重要です。

    本書では、その具体的なやり方が書かれています。


    ぜひ、読んでみてください。



    ◆本から得た気づき◆
    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
    自分のやるべきことは絶対に頭で思い出す必要がない状態を達成してください
    本書でいいたいこと=頭でタスクを管理しない
    時間を見積もるために必要なことは、タスクにかかった時間を計測すること
    仕事をどのように進めれば最もうまくいくか、シミュレーションしてから実行する
    タスクが小さくわけられているからこそ、大きなプロジェクトもなんなくできる
    少しづつタスクを分けて日付を振っていけば、毎日やることは申し訳程度のこと
    どんなに小さな仕事でも担当と期限を明確にしておく
    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

    ◆目次◆
    Chapter1 タスクに関することは頭の中で何もやらない
    Chapter2 タスク管理システムの作り方
    Chapter3 プロジェクトを管理する
    Chapter4 タスクのルーチン管理
    Chapter5 共同作業をどう管理するか
    Chapter6 タスク管理システム運用の実例
    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

    ◆マインドマップ◆
    http://image02w.seesaawiki.jp/f/2/fujiit0202/95c739f9fd018e31.png
     

  • タスク管理の本としては参考になるものもあるが、Todoggleでなく本家のタスクシュートの方がいいと感じた。

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著者プロフィール

●佐々木正悟(ささき しょうご)
心理学ジャーナリスト。専門は認知心理学。1973年北海道旭川市生まれ。1997年獨協大学卒業後、ドコモサービスで派遣社員として働く。2001年アヴィラ大学心理学科に留学。2005年に帰国。
幼稚園のころから大人の叱責に神経質すぎるところがあり、かくべつ厳しい家庭で育ったわけでもないのに母親の顔色をよくうかがっていた。
成人後も上司や先輩社員などの些細な指摘に耐えられず、組織で働くことを拒否して、心理学を勉強するために渡米する。
帰国後も対人関係への苦手意識から在宅での仕事に中心とし、人前で失敗しないための「ライフハック」を追求し、それを題材とした文章発信で生計を立てる。

「2021年 『つい顔色をうかがってしまう私を手放す方法』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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