ITロードマップ 2018年版 情報通信技術は5年後こう変わる!
- 東洋経済新報社 (2018年3月9日発売)
本棚登録 : 72人
感想 : 5件
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
Amazon.co.jp ・本 (336ページ) / ISBN・EAN: 9784492581131
作品紹介・あらすじ
人工知能(AI)、量子コンピュータ、ブロックチェーンのセキュリティ・・・・・・
「ユビキタスAI」の時代にビジネス、働き方はどう変わるのか?
ITの近未来がこれ1冊でわかる!
「ITロードマップ」とは、特定のIT領域について、現在から5年程度先までの技術の進化を予想した年表形式の「マップ」である。各技術のロードマップには、予想の根拠となる研究開発、製品開発の動向、さらにはアーリーアダプターによる活用の状況、今後の課題などについての解説を加えている。
本書は、ITをビジネスに活用する企業の経営者やCIO、企画部門の方、実際にITの開発や運用に携わる方々に対して、今後のIT利活用のナビゲーションとなるべく、以下のような構成としている。
■第1章 「ITロードマップとは」
ITロードマップの概要を紹介するとともに前年版の簡単なサマリーを記している。
また、「今後5年の重要技術トレンド」として、「ユビキタスAI時代の到来」「音声インターフェースの普及」「ホワイトカラー業務の自動化の進展」「エッジコンピューティングの台頭」「データサイエンスの民主化」の5つを挙げている。
■第2章 「5年後の重要技術」
5年先までの間に、ビジネスや社会に広く普及し、さまざまな影響を及ぼすと考えられるITとして「人工知能(AI)」「AIアシスタントデバイス」「エンタープライズ・チャットプラットフォーム」「VR(仮想現実)・AR(拡張現実)」「量子コンピュータ」等の技術トレンドについて紹介している。また技術トピックスとして、「データサイエンス・プラットフォーム」「チャットボット」「人間拡張(Augmented Human)」をコラムで取り上げている。
■第3章 「複合的なITの活用による新サービスの可能性」
技術の観点からの切り口ではなく、特定業界と関係が深いテーマを扱っている。金融業界と関係の深い「金融×AI(人工知能)」「ロボアドバイザー2.0」、広告・マーケティング業界と関係の深い「マーケティング×AI」の各動向について解説している。また「働き方改革とテクノロジー」について、コラムで詳述している。
■第4章 「ビジネスを加速させるセキュリティ技術」
年々、重要性が高まっているセキュリティ技術の中から、「IDと認証セキュリティ」「APIセキュリティ」「ブロックチェーンにおけるセキュリティ」を取り上げている。また「サイバーセキュリティ×AI」と「インターネットアクセスにおけるセキュリティの新技術」について、コラムで解説している。
感想・レビュー・書評
-
5年後にこう変わると銘打ち、各章にロードマップを付記した、参考書的な内容。纏まっている点に利便性はあるが、最新情報のキャッチアップは、雑誌や新書の方が早いかもしれない。
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
5年後を見据えたIT技術のロードマップ.技術扱ってるけど平易な文章で読み易く,よくまとまってる.エグゼクティブサマリついてるのも良い.わかっておるな!感.
5年後の重要技術として挙げられていたのは,
・人工知能(AI)
・AIアシスタントデバイス
・エンタープライズ・チャットプラットフォーム
・VR,AR
・量子コンピュータ
現実的な展望で,こんな未来が待っているのかとワクワクする.
個人的には最近google home mini買ったので,AIアシスタントデバイスに期待してる. -
毎年刊行される『ITロードマップ』。昔の版では、「情報技術マップ」と呼ぶ線表をこの本でリリースしていたが、2017年度版よりなくなっている。いつの頃からか、企業IT系に強かったものが、より社会一般に影響を与えるIT技術を中心にするようにシフトしていっている。
少し前では『クラウドの衝撃』『ビッグデータの衝撃』や最近では『FinTechの衝撃』でも名前を知られている城田真琴さんが2016年度版より執筆者代表になっている。すっかりNRIの顔の一人だ。
『ITロードマップ』はその2016年度版より、同じNRIから出版されている『ITナビゲータ』より遅れて毎年年度末に近い3月に出版されるようになったようである。昔は同時期に出版されていたが、社内リソースの関係もあるのだろうか。『ITナビゲータ』よりも技術的な動向を追いかけるということになっているが、現状はそこまで明確に技術と実用ということで現実がわかれているものではない。ただ『ITロードマップ』の方が編集者の好みによる差が大きいような気がする。昔はもう少し企業ITの分野の記載が多かったが、今回の2018年度版ではより一般的な社会のIT技術の進展に重きが置かれている。
『ITロードマップ』では毎年5年後の重要技術を5つ取り上げている。昨年の2017年度版では、「人工知能(AI)」「チャットボット」「VR(仮想現実)・AR(拡張現実)」「ペイメント2.0」「APIエコノミー2.0」となっている。さらに一年さかのぼって2016年度版では、「人工知能」「IoT(Internet of Things)」「ウェアラブルコンピューティング」「カスタマー・エクスペリエンス」「APIエコノミー」である
2018年度版で取り上げられた5年後の重要技術は、「人口知能(AI)」「AIアシスタントデバイス」「エンタープライズ・チャットプラットフォーム」「VR(仮想現実)・AR(拡張現実)」「量子コンピュータ」となっている。AIが直近3年続けて重要技術の中に入っているとともに、「AIアシスタントデバイス」「エンタープライズ・チャットプラットフォーム」も言ってみれば、AIの適用領域と言うことができる。さらに、「複合的なITの活用による新サービスの可能性」というのを毎年一章を割いて提案をしているのだが、「金融xAI(人口知能)」「ロボ・アドバイザー2.0」「マーケティングxAI(人工知能)」となっていてすべてAIが絡んでいると言える。技術ロードマップとして「AI」が占めるポジションは、その他の技術とは一線を画して重要であるというのが、そこに込められたメッセージであるように思える。「量子コンピュータ」が5年後の重要技術なのかというとブロックチェーンや5Gなど他の技術を挙げることもできそうだが、それは5年後を待つことにしよう。ブロックチェーンやそもそものブロックチェーンとの関係においてコンピューティングパワーの問題は非常に重要になる可能性があることは確かである。いずれにせよセキュリティはひとくちにセキュリティといってはカバーできない様々な課題があり、デジタル社会における大きな課題である。
本書では今後5年間の重要技術トレンドとして、次の5つを挙げる。いずれも重要な流れである。こうやってトレンドを見える形でまとめてくれるのが、こういったトレンドフォロー型のアニュアルの書籍の持つ価値だ。
①ユビキタスAIの到来
②音声インタフェースの普及
③ホワイトカラー業務の自動化の進展
④エッジコンピューティングの台頭
⑤データサイエンスの民主化
この後の社会変化への影響を考えると①を無視することは当然ながらできない。②の音声インタフェースがGoogle HOMEやAmazon EchoなどのAIスピーカーだけに留まらないというのも重要なポイントである。そのために企業はVUI (Voice User Interface)を習得するべきであるという指摘も重要だ。特に様々なコンテキストを理解した上で応答することがVUIの肝になるかもしれない。④はリソース最適化の問題だ。①や②の流れとも関係をしてくる。技術的には追いかけるべき課題でもある。⑤は個人情報の利用と権利の問題というより大きなコンセプトによって語られるべき課題でもある。データ解析により何を得ることができるのかをこの先何年かの間に知ることになるのだろう。 -
調査資料と思えば2600円は激安。調査資料買ったら単価100倍ですよ。
今年はAI、量子コンピューター、拡張現実、ブロックチェーンあたりがメイントピック。
個人的にはAPI セキュリティが面白かった。
NRIセキュアテクノロジーズの作品
