「1秒!」で財務諸表を読む方法―仕事に使える会計知識が身につく本
- 東洋経済新報社 (2008年1月25日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (215ページ)
- / ISBN・EAN: 9784492601716
作品紹介・あらすじ
「会社の数字」の基本がわかれば、経済現象や経営のカラクリが見えてくる。これだけは知っておきたい最低限のポイントをズバリ解説。
感想・レビュー・書評
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会計の入門者向けの解説書。
ポイントを絞り、わかりやすく書かれている。
この手の入門書を、最近、沢山読んでいる。少しずつ、理解が深まりつつある気がする。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
「経営者は財務諸表のどの指標が気になるのか?」という問いへのアンサー本。
■内容を鑑みたタイトルの咀嚼
財務諸表を読む
→具体的に指標を見て、示唆出しをする
仕事に使える
→会社の経営に関する知識を身につける -
全くの会計初心者なSEなので、入門書としてはわかりやすくて良かった。
特に、一貫して経営の視点から書かれている点が良い。
一番のポイントは、流動資産と流動負債の比率を見ること。会社は借金を返せなくなって潰れる。
とはいえ、腹落ちまでにはあと2-3回読み返さないとやっぱり難しい。 -
実際の企業を題材にして説明が書かれているので、スッと理解しやすい。
特にコスト削減の際は非付加価値活動の経費を切り詰めるべきで、付加価値活動の経費は削減すべきではない、というのはその通り。コスト削減をしてサービスレベルまで下がってしまっては全く意味がないので。
ただ、財務諸表は経営的に理解すれば十分で、会計的に理解しなくても大丈夫と書かれている箇所があったが、その点は個人的には疑問。
敷居を低くするためにこのような表現をしているとは思うが、やはり会計の知識がないとこの手の本は読めないと思う。 -
財務諸表の簡単な見方を理解するのに適した本で、3章まで普通に読めば、後半は流し読み程度で十分だと思います。株の取引きをする際、有価証券報告書など、財務諸表を見る必要があるので、1秒で読めるようになりたいです。
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まずタイトルが中身と合ってない。財務諸表の基礎を掴むには良いが、国家財政の話は別でまとめた方が良かった。内容が散漫になっている。
あと内容はかなり薄いというか飛ばし気味という印象。これでわかったつもりになるのがいちばん怖い。 -
実践編と企業分析編を読むために再度購入。名著です。今読み返しても第一章からWACCを取り出したりと想定読者レベルをけっこう高い所に置いているな、と思いました。
7章、8章は会計学的な思考というより経営学的なアプローチだなと思いました(内容は充実しています)。 -
1秒で読む方法は残念ながら書かれていないし、1秒に対する筆者の意識もほぼないものの、わかりやすい良本。一秒では言い過ぎだが、まとめ方がうまいので、財務諸表に立ち向かうにあたり、確実に時間短縮につながる。