脱・店舗化するリテール金融戦略: バンクからバンキングの時代へ
- 東洋経済新報社 (2014年12月19日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
- / ISBN・EAN: 9784492654675
作品紹介・あらすじ
リテール金融企業が取り組むべき
リエンジニアリングのガイドブック
スマートフォン、タブレットなどのモバイルの進化で「どこでも」「いつでも」銀行機能が利用できる!
顧客が来店しなくなる時代が到来「支店は存続できるのか?」
世界初のモバイル銀行の創業者が明かす
新しいリテール金融の姿と金融機関の生き残り戦略
リテール金融サービスの脱・店舗化という新しい現実が目前に迫っている。消費者行動のモバイル化・ソーシャル化によって、銀行取引とはもはや「どこかに行く」ものではなく、単に「する」ものになった。顧客が評価するのは、支店網や金利・手数料だけではなく、必要なときにいかに簡単かつ容易に銀行取引にアクセスできるか、その実行者・提供者を信頼できるかという側面が強まりつつある。
では、銀行はどうすればよいだろうか?
どのように転換するか?
支店網の縮小を始めるのはいつか?
変革は現実になるのか?
その変革はいつぐらいに起きるのか?
本書は豊富な事例とともに、リテール金融企業が進むべき道を示す。
感想・レビュー・書評
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2015年9月30日読了。職場で借りた本を読了。邦題は説明調だが現代は「Bank3.0」、前作Bank2.0発表以降の金融の変化があまりにも激しいので間隔をおかず出版したのだとか。モバイル・ソーシャルを通して顧客が使いたいときにいつでも決済手段にアクセスできる「未来の金融」はすでに始まって・すでに世の中を書き換え始めているということが再認識できた。その中で、銀行は規制でがんじがらめというよりも、従来の商習慣の惰性から逃れられないことで顧客に選ばれない存在となっている、というのは特に日本にいると強く実感できる。ATMの将来のくだりは特に関心を持って読んだが、現金の重要性が相対的に下がる未来では「決済後にその人の履歴・現在地から分析して最適なクーポンを発行する」くらいしかATMで有効なソリューションは存在しないのだろうか?グーグル銀行・アップル銀行というより、そもそも「○○銀行」という名称自体が存在しなくなる世界。銀行(と、それをお客様とする企業)にそれを想像することができるのだろうか・・・?
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Bank3.0読み終わった。
もはやバンクはいらなくて、必要なのはバンキングであり、機能があればいいと思う。